写真絵本
3冊つづけて子どもと読んだ。『アフガニスタン勇気と笑顔』、『ザビット一家、家を建てる』、『ツバル』。上の子が、おもしろいねぇと声にだして写真をくいいるように見ていた。私がおもしろかったのは『ツバル』。海抜1メートルの島国、その自然と暮らしというサブタイトルが内容をよく語っている。美しい海に囲まれた、それ故の苛酷さ。深刻な塩害を写真のもつ一番の力で訴えている。環境問題を訴えるという内容だけが声高になっていると引いてしまうが、この本はぎりぎり回避している。『アフガニスタン~』は、日本の子どもの感想と思われるものが写真についているのだが、どの言葉も少しずつ写真とかみあっていないように感じた。『ザビット一家、~』はコソボの家族写真。33人で暮らしていた生活から、ひとつの家族が独立して家を建てていく様子。ひとつの家族とはいえ、子どもは生まれたばかりの赤ちゃんをいれて8人! どの写真も子どもの笑顔がいい。「家族がいれば生きていける」という母親の言葉そのままの写真がたくさんだ。
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