« 梨木香歩 | トップページ | 邂逅の森 »

2004.06.10

ルピナスさん

子どもたちの通う園には小さい人たちが世話をするには、大きすぎるほどの畑がある。その脇に細長い紫や赤っぽいピンクの花が咲いていた。その隣の家からこぼれた種だろうか。そこの庭は細長い花がいちめんに咲いていた。毒がある花かな? なんで? いや毒じゃない、たけのこみたいだから、たけのこの花だよ――という会話を交わしているうちに、私もその花の名を知りたくなった。ピンぼけになってしまった小さい写真を、BlueBoxさんにみてもらうと、すぐさま教えてくださった。「ルピナスだと思いますよ」 きゃあ、これがそうなんだ! とあらためて「ルピナス」で検索していくつかのサムネイルをみてみると、そうです、これです。ありがとうございます、BlueBoxさん。この方のサイトにはいつも美しい花が飾られていて、きっと教えてくださるに違いないと思っていたのだ。うれしい! さて次は子どもたちと、「これはたけのこの花ではありません、ルピナスです!」とおもむろに絵本『ルピナスさん』を読む。子どもたちはお話はもとより、花の絵に夢中。あぁ、これだぁと何度も見入っていた。話の筋そのものは、大人の方がすっと入ってくるのかもしれない。ミス・ランフィアスの背筋がぴんとのびたような人生が描かれ、世の中を美しくするために何かすることという、自分もおじいさんとした約束を、今度は姪っ子という次の時代に伝えていく。子どもたちは美しく描かれた花をみながら、ミス・ランスフィアスの話を聞いていた。この絵本の原題は"Miss Rumphins"ペーパーバックスの方はまた違う表紙)日本でルピナスはノボリフジ(昇り藤)ともよばれているそうで、私も実際に畑のそばに咲いている花をみると、こちらの呼び名の方がしっくりする。

« 梨木香歩 | トップページ | 邂逅の森 »

子どもと読む」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9198/744975

この記事へのトラックバック一覧です: ルピナスさん:

« 梨木香歩 | トップページ | 邂逅の森 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Google



  • ウェブ全体から検索
    ココログ全体から検索
    1day1book内検索