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2004年7月

2004.07.29

オシリカミカミをさがせ!

今日とどいた。ちょっと細長いつくりで、だいすきな『ペピーノ』の作者、リンデルト・クロムハウトさんの文によるもの。ねむるまえの子どもたちに読んだら、大笑い、大笑いで、最後まで読んでと懇願されたけれど、遅くなっていたので、明日ねときりあげ、続きはひとりで楽しむ、大人の特権。
トイレにはいると、おしりをかまれる人たちが続出するようになった。そんな様子をみていたユスという少年が、かむものの正体をつきとめようと下水道におりていく。そこでなにをみたかというと……。オシリカミカミというネーミングがぴったり。翻訳は野坂悦子さん。
朔北社さんの本は、『ペピーノ』の書評にもあるように、どの本もおもしろく楽しめて丁寧につくられている。イロイロおもしろい絵本が続々でるのを小耳にはさんでいるので、ひきつづき目が離せない。

トマトひき丼丼

夏は「ばっかり」食になるので、その練習で引き続きトマト。我が家のちびちゃんは生のトマトは大好きで、今日も日中に5,6個ぺろりと食べている。しかし熱を加えると「これは私の好きなトマトじゃない、別のもの」というような目でみる。トマトカレーも、このちびちゃんだけにはそれほど好評ではなかった。今日は、やっぱり「今日の料理」からトマトひき丼丼をば。ごはんの上にやわらかめの入り卵、その上にひき肉とトマト一口大に切ったものを炒めたものをかける。味付けはレシピではコチュジャンだったが、子どものためにケチャップ味に。大人はあとでコチュジャンを添えた。これはヒット。ちびちゃんも、ぱくりぱくり。上2人もぱくりぱくり。満足。

2004.07.28

月夜

梅雨明けしてからは、よい天気がつづいている。夜の天気もよく、家の中からも月がよくみえる。今晩も気持ちのよい風がふき、月がでていた。近くまで家族で外に出る用事があり、子どもたちは自転車、親は歩き。「おつきさんだねぇ」と、娘が、月のわらべうたや、たなばたのわらべうたを次々歌う。月夜と子どもの声がとてもよくなじんでいた。右耳がよく聞こえなく、体調はなかなか快復してくれないが、声が気持ちよく体に入ってきた。ライトのついていない補助輪つきの自転車に乗ってる子どもの背中をずっと懐中電灯で照らしながら、帰宅した。家に入ってからもずっと背中にくっついて、歌を歌ってる小さなお嬢さん。

2004.07.27

トマトカレー

ではカレーにしてはどうだろうと、「きょうの料理」8月号にのっていたレシピでつくってみる。にんにくをつぶして、玉ねぎをそれと炒める。豚肉をいれ、カレー粉と小麦粉。それから皮むきして一口大に切ったトマトをざざっと入れる。強火でジャっと煮込んでできあがり。30分少々でつくれて手軽。子どもたちも、カレー味には満足。お肉がちょっと大きく切りすぎたかな。

2004.07.25

10年くらい前から、体の免疫が落ちると指に症状がでる。指先だったり、指のつけ根だったり、とにかく指なのだ。これがではじめると、体調がぐんぐん悪くなる。ふぅ。週末出かける間際からひどくなってきたので、体を休めたりしていたのだが、あまり効果がなく、気休めにイブプロフェンを少しずつ飲んだりしているうちに、耳にもきた。右耳が聞こえにくくなり、不便になる。両方ということではなく、指も右、耳も右。じっと免疫が快復するのを待つばかり。吉行淳之介の小説に「指」というのがあり、タイトルがうろおぼえなのだが、結婚生活がうまくいかなくなってから左手の指輪をつけているところがどんどん腐ってくるという話で、免疫が低下して指がただれてくるたびに、この小説を思い出す。好きな作家とか、作品とかではなく、読んだのも1度きりなのだが、私の体調を友人に話した時に教えてもらった話。短編なのだが、どの本におさめられているのかも、もう忘れてしまった。
体調改善のために、野菜でもとろうと朝食にトマトとオクラのみそ汁をつくったのだが、はじめてつくった味で子どもたちには不評。つれあいも、オクラがちょっと固かったかな、と。私はトマトがおみそに結構あうなと気に入ったのだが。ちぇ。夕食には、ニラ入りかき玉汁をつくったら、「おかあちゃん、これはうまいよ」と子どもたち。ふむ。ピーマンのカルパッチョはまぁまぁ好評。某サイトでみたゴーヤを塩もみして、胡瓜、ツナ、それから1つだけあったゆで卵もいれて、マヨネーズとポン酢であえたサラダ。ゴーヤの苦さは大人だけに好評。庭の野菜を片っ端からつれあいが天ぷらに。こちらも好評。ふむふむ。
フレッド・マルチェリーノとマーシャ・ブラウンの絵本2冊をくらべ読みしてみた。アンデルセンの『すずの兵隊さん』『なまりの兵隊』、『ながくつをはいたねこ』『ブーツをはいたネコ』。同じ作品をくらべて読むのは視点の違いがよくわかる。『10万ドル大作戦~』もフレッド・マルチェリーノの挿絵が効果的だった。

2004.07.21

ボートの三人男

J・K・ジェロームの『ボートの三人男』はおもしろかった。あ、ここで笑うかもと心が準備する前に声をあげて笑ってしまう。久しぶりに体がほぐれるような楽しさだった。その作品にオマージュを捧げたという『犬は勘定に入れません』を次に読む予定。表紙をみただけで『ボートの三人男』を思い出してクスクスしてしまう。うーん、楽しみ。『月長石』も読みたくなってきた。堀江敏幸氏の『一階でも二階でもないない夜 回送電車2』も少しずつ読み始めている。芥川賞受賞の話題がでる時期だが、堀江氏が124回めで受賞した『熊の敷石』は何度か読み返しているほど好きな作品。

2004.07.20

ティッチ

ティッチ』を子どもたちと読む。いちばんのちびちゃんが今くりかえし読んでいるのがこの絵本。見開きに余分な背景を一切なくして、3人の子どもたちが登場する。言葉も必要なことだけ。お兄ちゃんが何をもって、お姉ちゃんは何をもって、そして末っ子ティッチの持っているものが簡潔に紹介されていく。自転車ではなく、三輪車。シャベルではなく釘。そんなこんなは今うちのちびちゃんにもそっくりあてはまる。「これ、ちぃちゃんだ、これもちぃちゃんだ」とうれしそうに聞いている。そして「まって!」といってそうっとページを戻したりする。自分があちこちにいるようで、それをもう一度確かめるように。

2004.07.19

石窯

雨、雨、雨がつづく中、ようやくましになった日に庭の石窯で料理をつくり、友人らと食べた。
メニュー
 前菜 ぬか漬けきゅうり
     きゅうりとささみ、白きくらげのサラダ
     蕗と鶏肉の煮物
     ポテトサラダ
     夏野菜のオリーブオイル炒めをいっぱい(ししとう、なす、ミニトマト、いんげん)
     松前枝豆
     玉ねぎのスライスをのせた冷や奴

 メイン ローストポーク
     いなだを一匹まるごとの焼き魚
     シーフードピザ

     あさりとおかひじきのみそ汁で最後をしめる。

 メインの料理を釜でつくった。
 ビールやワイン、日本酒を適度にのみながら、いっぱい食べた。
 最後のおみそ汁は、とってもおいしかった。目新しい料理はなにもなく、庭でとれた野菜や、蕗などを前菜に、あとは釜の力でおいしい味付けのもの。どれも我が家ならではのもの。
 いなだが出てきた時は、子どもたち(友人らの)が目の前に流れる川からとってきたの? どこからとってきたの?と興味しんしん。釜だからこそ、50センチ以上ある一匹の魚が焼けるのだ。4歳の男の子が、「ぼくは目玉食べるよ」と、父親に目玉をとってもらいパクリと食べていた。通ですなぁ。
 

傍観

ジーキル博士とハイド氏』を少し前に再読し、そのおもしろさを堪能した。ちょうどよく、「みすず」で傍観者からの手紙という連載でもこの作品がとりあげられていた。外岡氏がこの本を読んだきっかけはドキリとし、

「人格の二重性」の宿命と悲劇を描こうとした作品のように私は思えます
に同感した。同じ号の中では、サイードの少年時代のメモワール『遠い場所の記憶 自伝』を映画化している佐藤真監督の文章も、読みながら思考を促される刺激的なものだった。

最近、読了した本:『ルビーの谷』『お縫い子テルミー
読みかけ本:『ボートの三人男

2004.07.16

To Kaijyuu

  3歩の距離が遠いのは


背を向けて語れ
僕らは決して近づかない

耳だって前を向いているんだぜ


by R
90/01/05

2004.07.14

夜のパパ

復刊ドット・コムに登録されてから2年3カ月。8月に新装版での復刊が決まった。出版社は偕成社ではなく、ブッキング。『夜のパパ』はマリア・グリーペが、夜だけパパの存在になる大人と、少女の心が描いている。表紙はどんな感じなのだろう、などなどドキドキしながら来月が楽しみ。

2004.07.12

海のはてまで連れてって

シアラーの新作! 『海のはてまで連れてって』は夏の空気と海と冒険とユーモアがつまっている、そして幸福感も感動も。豪華客船のスチュワードをしている父親には双子、ぼくとクライヴがいて、5分早く生まれたぼくが、イロイロめんどうなところのある弟クライヴとのやりとりがテンポよく笑わせてくれ、密航した父親の船あkら沈む夕日を一緒にみてるがごとくジーンとしたり。すっかりひきこまれてページをとじる時に、本にはさまっていたものを見つけました。う、これは素敵。帯も波うっているし、お土産までいただいて、値段もお手頃。満足の1冊(^^)

2004.07.11

蕗やらししとうやら

昨日は我が家の庭でのビニールプール開き。カンカン照りで、子どもたちはみぃんな、きれいに日焼けしていた。その庭で数年前に植えた蕗がどんどん生長。夕食に、つれあいが蕗と鶏肉の旨煮をつくってくれた。とりたての蕗のおいしいこと。今日ははつか大根の葉っぱの天ぷら。すごく上手に揚げられて、あたたかいお蕎麦とおいしくいただく、昨日は真夏日だったが、一転して今日は秋のような涼しさ。子どもも長袖を着ていたほど。ししとうや茄子、ミニトマトが数個ずつ収穫できたので、スライスしてオリーブオイルをかけ塩少々でオーブンで数分するだけで、おいしい夏野菜の一品になった。こちらは、庭でつまむ。体の中に新鮮な野菜が入っていくと、しあわせだなぁと思う。

2004.07.08

木曜日はお刺身を

近所のスーパーのチラシがとってもそそられるので、毎週そのチラシが入る木曜日は新聞そのものよりも、チラシさがし。大きさもその時々なので、小さい時はつい見逃しそうで、丹念にさがすのです。今日そそられたのは、お刺身。ここのスーパーは本当に近所の八百屋+魚屋さんというつくりで、雑貨品やそのほかのものも扱ってはいますが、メインは野菜と魚。今日のチラシでのおすすめ刺身は「すずきの造り」さっぱりしているのに、味がぎゅっと凝縮されていますの言葉につられて、お昼にいそいそと買い物へ。今日は小学校の授業参観でそれにあわせてつれあいも休みをとっていたので2人だけの昼食。2人でスーパーで刺身買い、るるん♪。すずきと、カツオを買う。おいしそうだったお総菜の天ぷら3つも。野菜天やかきあげなど数種類あるなか、つれあいがちくわと、かきあげを選んだ。近くにいたおばちゃんは、かぼちゃの天ぷらを買いたそうだったが、「小さいなぁ」とやめていた。すし飯にするため、少しかために炊いたごはんに、昆布と酢と砂糖と塩でつくったすし酢をかけて、刺身をば。んんんんまーい。あぁ、しあわせ。つれあいが、「どうして、ここの刺身はうまいんだろう」としみじみながめながら食べていた。お吸い物をそえて、ぱくぱく食べてから小学校へ。サウナのような教室での参観はおいしい刺身の味をおもいだしながら耐えた。子どもたちも暑さでぼうっとしていた。

2004.07.07

ごんごん

怪物ガーゴンと、ぼく』、よかった。怪物ガーゴンはぼくの叔母、ほんとの名前はアニー。引きこもりがちのぼくの教育係になってくれた。両親がほとんど本をよまない家庭の中、アニーおばさんは、詩を読み、会話の中でシェイクスピアを引いた。作者自伝のこの作品の中では「ぼく」の創作話を織り交ぜながら、アニーおばさんが語られる。挿入された物語もシャーロック・ホームズがでてきたり、登場人物も親しみ深い(?)。ほんとうの意味での大人に愛情をそそがれ、成長していく「ぼく」。そして大人になった「ぼく」は作家になった。『マイがいた夏』はいまの季節に読むのにぴったりの青春小説。この青春時代という顔を赤らめたくなる言葉が似合う時には戻りたくない、とばかり思ってしまう。『アグリーガール』はごりごりした女の子と、雰囲気ある少年の物語。ごりごりした女の子の外側をアグリーガールと自分で自分をそう呼ぶことで鎧にしている。この言葉を発する時、わたしはアグリーガール、というように。この鎧の感じがよく伝わってきた。こうやって周りとやりすごす時、確かにある。『それゆけ、フェルディナント号』ヤーノッシュの初期の絵はバーニンガムの初期の絵のように色がきれいだ。『二羽のツグミ』ヴィルコン氏の最愛の妻マウゴジャータさんに捧げられた絵本。短い解説で、この献辞の説明がされている。これがないとどうだったろう。『ちいさな赤いとうだい』リンド・ウォードといえば、『おおきくなりすぎたくま』をすぐさま思い浮かべるが、さまざまな手法でさまざまな本を描いている。でも好みは『おおきくなりすぎたくま』。

オニオングラタン風スープ

暑い時にあつーいスープもいいかな、と。昨晩は新玉ねぎのオニオングラタン風スープをつくった。新しいので玉ねぎもすぐくたっとなる。オルチョでたっぷり炒める。美味、美味、美味!!子どもたちにも大好評。つれあいが帰宅してスープをだした時も、3人それぞれ「これ、おいしいよ!」と教えに行っていた。ほかのおかずは麩入り甘辛肉団子と、きゅうりのスティック。あと数週間もすれば、庭やら畑から野菜が収穫できるかな。今朝はなすとししとうと、つるむらさきを少し。

2004.07.06

ファージョン

エルシー・ピドック ゆめでなわとびをする』を読んでいただいた。エルシーの魂がずんとせまってきて、最後は言葉どおり胸がいっぱいになった。ファージョンのこの短編は『ヒナギク野のマーティン・ピピン』に入っていて、この本は、『リンゴ畑のマーティン・ピピン』の続編。続編だが両者のあいだは10年もの歳月があり、独立して読んでも充分楽しめる。翻訳者の石井桃子さんはファージョン全集に入っているこの作品に細かく手をいれられたという。訳文は極上だ。ファージョンがよく目にしていたというなわとびという遊びから、世の中のせちがらさも交えながら飛んでいるあいだずっと夢の中のエルシーが描かれている。いろんな飛び方がある。一本のなわを使ってどんどん飛んでいく気分を想像する。ケーバン山でのしきたりがとぎれないように、エルシーは飛ぶ。私はただ子どもたちの楽しみをうばいたくないから、と。ずっと目をつむってエルシーは子どもたちの幸せを望む。おすすめ絵本です。

2004.07.02

随筆随談

小沢昭一――百景が刊行中。ラジオを聞いている方なら、一度ならずとも「小沢昭一的こころ」を聞いたことがあるだろう。その軽妙な語りを文字にしたものがこの選集。日常的に使用している私の車にはカセットテープとラジオしか聞けず、フルタイムで働いていた時はもっぱらラジオを流していた。チャンチャチャン♪といつもの音楽がなり、小沢昭一の声が流れてくると、耳がぴくりとした。いつも同じ人を題材にしているので不思議に思ったところ、つれあいがあっさり「知らないの?あれは創作だよ」と教えてくれた。なんだ、前から知っていたのね。ラジオの時間帯が変更になってからご無沙汰していたが、この本を開いて久しぶりに声を聞いた気分。随筆という言葉は知っていたが随談というのもあるのだなぁ。ただしゃべるだけでは人は耳をそばだてない。そこに物語や人間がいるから楽しくなるのだろう。ごちゃごちゃもしゃもしゃ、そしてスケベだから人間はおもしろい。

2004.07.01

ミルン

今からでは遅すぎる』は、ミルンの自伝だ。ミルン自身の12歳までの思い出がメインで、子ども時代の楽しさが言葉どおり、キラキラ光っていた。石井桃子さんの訳も流ちょうで、最初から日本語で書かれたと思われるほど、日本語になじんだ文体になっている。私自身は子ども時代にプーさんには出会っていない。自分の子どもが生まれ、彼らと一緒にプーを楽しんでいるところだ。子どもたちは、楽しいもの、美しいものをみて心が動かされた時は、のどから鈴の音がなっているようにコロコロと笑う。プーさんの本もそう。時に、ころげまわるほど楽しんでいる彼らと一緒だから、私も存分にその世界を味わっているのだと思う。
クマのプーさんと魔法の森』は、クリストファー・ミルンの自伝だ。かくも有名になってしまった、クリストファー・ロビンの子ども時代。同じ石井桃子さんの訳のおかげで、父親の自伝と息子の自伝が糸でつながっているようにみえる。プーさんがどうやって生まれたか、そういう空気が書かれている。

私が父から受けついだものの一つは、たぶん、彼の「誇り」にたいする態度だろう。ひとは、自分が何かをよくやったと心から信ずることができれば、そのことを誇りに思っていい。そして、他人の賞賛のことばに、うれしく、しかし、謙虚に、ひたることも許される。だが、けっしていい気になったり、高慢になったり、公の場所で威張ってみせたりしてはならない。罪源といえるのは、むしろ誇りよりも慢心である。
これにつづくくだりが、クリストファー・ロビンが生まれた彼自身による所以でなるほどと思わせる。さて、次は『クリストファーロビンの本屋』を読む予定。ずいぶん本だなに眠っていた本を読む時になったようで楽しみ。

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