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2004.11.03

読むのは早いほうなのだけど、いま読んでいる本はそれほど早く読めない。それもまた楽し。あちこち、並読しているうちに、ふと、手にとったのが『風たんてい日記』。杉田さんの線画と、手書き文字、印刷文字のバランスがとてもよく、それこそ気持ちのよい風にあたっている感じだ。ミナミカゼワタルさんという風に関する探偵(?)さんが主人公。さまざまな風のご注文に日々こたえていくのだ。「せかいじゅうの風フェア」の一番人気はきき風コンテスト。風のソムリエまで登場し、「これはバラ園の風を3年ねかせたものです」とか「コーヒー豆、ガソリンかすかに こむぎとほこりのにおい 毛糸のにおいも」なんて。さて、これはどこの風でしょう? その様子が描かれた次ページには、淡い色づけされた風の瓶がずらーり。ふたが開いて空っぽの瓶をみて、子どもが「これにはなんの風が入るかなぁ」なんて言っていた。絵でだいたいどんな風かわかるので、文字がまだ読めない子どもは「あ、これ、雨の風じゃない」「アタリ!」「へへへ」と喜んでいた。楽しかったなあ。

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