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2004.12.17

給食

今日は子どもの小学校で、給食試食会があった。メニューは、白いご飯(ひとめぼれ)、ふりかけ、白玉汁(豚肉、小松菜、ネギ、大根、白玉などが入っている)、三色浸し(コーン、ほうれんそう、もやし)、冬至かぼちゃ、ちくわの磯辺揚げ、牛乳。給食の前の時間が習字だったので、片づけに時間がかかり、当初、終わる時間にようやく「いただきます!」。子どもたちは、給食係以外、マスクをしてはじまるまで待っている(それをしていない子どももいるけれど)。いただきますをする前には、当番2人が前にたって、「よい姿勢」と言葉かけをし、その「よい姿勢」になっていない子どもを名指しで注意し、皆の姿勢をただす。それから「手をあわせてください」「あわせました」「いただきます」とようやく箸をとれる。ランチョンマットをしき、その上にアルマイトのお盆にアルマイトのお皿にもったおかず、お汁。昨年3月から、6年生のみ漆椀が使えるようになったそうだ。市からきた漆椀は1つ2500円也。高価なので1学年分しか支給されなかったので。みてみたかった。今回は、磯部揚げは市内の業者に納入してもらったが、ほかは手作り。地産地消の動きから、白玉汁に入っている小松菜、大根、ネギは、地元、しかも同じ地区の有志でつくられている農家から仕入れたもの。ご飯も新米。どれもおいしかった。子どもは、私がいてもいなくても変わらぬ様子で、もくもくともぐもぐと食べていた。子どもたちは「いただきます」をしてから、半分くらい立ち上がったので、びっくりしていると、もってもらった量をそれぞれ食べられるよう調整(箸をつけるまえに鍋にもどす)するとのこと。ほとんどが減らしていた。いまは全部食べなさいという厳しい指導はしていないのだが、もられたものが自分に多いと、残してはいけないんじゃないかと、結局なにも食べられなくなった子どもが出て、そのために今のやり方にしたと聞いた。なるほど。うちの子どもは、そのまま立たずに、自分のペースで食べていた。まるで彼のまわりだけ時間が流れているように見えたほど。この試食会は6学年いっせいに同じ日にあるのだが、毎年全体で20人弱。子どものクラスでの参加者は私だけ。他の子どもたちは「誰のお母さん? なんできてるの?」と不思議そうにしていた。いつも授業参観で一番おもしろい子どもが、私の顔をみるなり「誰のお母さん? ぼくのお母さんは26歳、お父さんは31歳。ぼくはお母さんが18歳でうんだんだよ」とニコニコして話しかけてきた。うちの子は私を見つけて「お、忘れずに来たな」という顔をした。帰る時に声をかけたら「うん、さいなら」とあっさり。
はじめて、給食試食会に出た時は、そのあまりの雑然さにびっくりしたが、ようやく慣れた。保育園は、食に力をいれていたので、茶碗もすべて磁器、数年前からは汁椀も漆器になっていた。セルフサービスでのごはんなので、おぼんも、子どもたちが少しぐらいフラフラしても大丈夫なよう、お茶碗をすべらないようにする特別なもの。調味料もお米も、卵も野菜もそのほとんどが、無農薬、減農薬のものだ。きれいにセッティングされた木の机には、ナプキンとお茶がセットされ、小さなお花もかざられていた。整った空間で食べる落ち着いた食事をずっと見てきたので、小学校はカルチャーショック。一番ショックだったのは、おぼんの横に歯磨きセットを置くこと。食べたら磨くので効率を重んじてなのだろうか、食欲がいっきになくなったのを覚えている。感想にも毎回書いて、それはやめてほしいと伝えているのだが、今年は出している子は少なかった。

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食べること」カテゴリの記事

コメント

ぶなの木さん
うー、ちょっと涙でそうな話ですね。安心して食事を楽しむという基本的なことがされずにして、食べることがすきになるのかしら。その時間は楽しい時間のなるのでしょうか。給食内容は確かにおいしいのに、何かいつもひっかかりを感じて帰ってきてしまいます。親御さんも、お子さんからそんな話を聞いて悲しく思われたでしょうね。あー、いつも学校に対して前向きになろうと思うのですが、その事自体がとても難しく感じる時があります。

お久しぶりです。
給食、といえば最近友人から、こんな話を聞きました。その人のお子さん(3年生、男子)はいつもものすごい食欲で急いで食べておかわりを何度もする子だそうです。ある日人気のあるおかずの時もそうやって、残ってるおかずを全部食べちゃったら、他の子が文句を言い始めて収拾がつかない状態に、そうしたら、なんと先生が、みんなに謝りなさい、といわれたそうです。私はその話を聞いてため息がでました。私が以前教員をやっているとき、子ども達に人気のおかずの時はわたしが、同じようにひと通り配ってから「減らしたいひと」といって、ひとりひとりとやり取りしながら、自分が食べられる量を決めて減らしてやり、その次に「増やしたい人」と言って、増やしたい子の人数と食缶の中身とを見比べて均等に盛りつけてあげました。そうすると、みんな安心して、食事を楽しむことが出来、残飯もゼロ、こういう工夫をせずに、子どもにあやまれなんて、プロ意識、無さ過ぎですよね。とそんなことを思い出しました。

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