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2005.04.12

ありがたいこってす!

公民館で借りてきた絵本『かかしごん』(なりたさとこ BL出版)を読む。黒と灰色の風景や案山子(かかし)がクリーム色の紙の上で素朴に絵をなしていい空気。1冊だけじゃなさみしいというリクエストにより、『ありがたいこってす!』(マーゴット・ツェマックさく わたなべしげお やく 童話館出版)を読む。ユダヤの民話を題材にしたもので、子どもたちが狭い家にわさわさしてうるさくてたまらない。貧しい男はラビに助けを求め、その助言通りにするが、事態は悪くなっていくばかりとしか思えない、しかし……。ラビの助言にそって家の中がますますにぎやかになる様は、お気のどくさまと声をかけたくなる。最後に一心地ついて終わるのだが、子どもが「ぼくが考えるにはね、だんだんうるさくなるから、子どもたちはますます大きな声を出して、そして大きくなっていくんだね、だからいなくなると大きな声を出さなくなるからいいんじゃない」と発見したことをしゃべっていた。ツェマックの描く男やおかみさん、子どもたちは、本当に困り果てて、またうるさく、こっけいで、おもしろい。
同じ題材を元にしたもので、ダイヤル・カー・カルサの "Green Cat "もあり、こちらのラストも心に残るものがありおすすめです。

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子どもと読む」カテゴリの記事

コメント

いろいろ頭をかけめぐって言葉にしている子どもの姿がほほえましかったです。絵本は子どもと読むことで私が深く読ませてもらっています。
"Green Cat"はやっぱり好きだなーとしみじみしました。カルサ大好きです。

さかなさん、こんにちは。さりげなくうれしいです(笑)。このユダヤのお話はいろんなバリエーションがあって面白いですよね。お子さんのご指摘は、実はかなり鋭いかも。そうかー、そういえばそうかもしれないと考え込んでしまいました。『ありがたいこってす!』が品切れなのは残念ですねえ。

ぶなの木さん、ほしい本を見つけることができてよかったですね。念じていれば時々奇跡のように、古書店で見つけられる時があります。きっと、本も吸い寄せられるんですよ。デュボアザン、きれいであったかくていいですよね。ペチューニアも好きです。今日は『みんなのベロニカ』を読もうかな。『ありがたいこってす!』もいまは品切れなんですよね。こういう本はいついつまでも流通してほしいものです。あと、いつか『はんじさん』も復刊しないかなー。

こんばんは、「ありがたいこってす!」はうちの学校の読み聞かせの定番です。今日は小学校での読み聞かせの絵本選びの日でした。これどうかなという絵本をみんなに読んで聞かせて、いいとか、これはどうも、なんて言い合うのですが、デュボアサンの「みんなのベロニカ」を読んだんですけど、あのパンプキン農場の動物たちのほのぼのとしたおかしみがあふれてて、ほんとにしみじみ良かったです。全員一致で決まり!改めてデュボアサンの暖かさに触れた気がしました。
それから、今日、某大型古書店にて、「ねずみ女房」(ルーマー・ゴッテン)を見つけました。文庫にあったんだけど、借りた人に無くされてしまってがっかりしたんですけど、ほんとラッキーでした。

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