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2005.09.17

昼ご飯

からくりからくさ
梨木 香歩著



▼数年来、しそを見ると読み返していた梨木さんの『からくりからくさ』にでていた、おむすびを作って食べた。しそのつかい納めとして、やわらかい葉をとって、酢醤油と、にんにく、しょうが、葱をみじんぎりにしたものをいれた漬け汁に漬ける。葱をきらしていたので、にんにくとしょうがだけでつくったが、すべて無農薬のものなので、ささっと洗ってささっと漬けられる。小さく、本に書かれている「ティーサンドウィッチのようだわ」、のように小さく、塩をつけずにむすぶ。漬けたしそをはりつけて食べると、口の中に、ぱっとしそと酢があいまって絶妙の味。おいしーいと、ひとりごちた昼ご飯。

▼簡単に育てられるしそだが、やはり作る場所があってのこと。庭のある家で生活できるようになった時、山椒やらいろいろ植えたが、忙しさでていねいにかまえないうちに枯れてしまった。今年、ようやくざくろができそう。ブルーベリーもぼちぼちと。

▼無農薬といえば、最近読んだ『百姓になりたい!』今関 知良 著/飛鳥新社)は、なるほどなるほどと思った。著者48歳の時に、思うところあり会社員から農の世界へ。閉鎖的といわれる農業への扉は開けてもバタンと閉められることもあるのだが、へこたれずに、このドアが駄目なら次だ、次!とできることを実行し、現在は徳島で有機農業をされている。文章が読みやすく引きつける。どれだけ大変だったろうと思うが、キモチを切り替えてやっぱり農業にもどるところ、おいしい野菜や米をつくろうとするところ、そして、私にとっては都会から田舎に移ったときの率直なとまどいも共感がもてた。農薬=悪と簡単にはいえないけれど、では、なぜ有機農業をめざすのか、それはやっぱりおいしいから、身体がそれを求めているからなんだと思う。

▼さてこの本には続編もあり、他にもおもしろそうな本をいっぱい書いている著者が10月に新刊がでる。リトル・ドッグ・プレスより『ボクはイジメられっ子? ともちゃんちの太平洋戦争』(装幀:平野甲賀/装画・挿画:山本久美子)。きっとおもしろいに違いない。楽しみ、楽しみ。

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