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2006.02.08

考える女性

サレンダー服従の恍惚




 表紙を見ると、説明のできるようなできないようなためらいを覚えてしまう。刺激的なタイトルのもとで何が書かれているのかの興味もつのる。

 著者は、ニューヨーク・シティ・バレエで踊っていた。満ち足りない生活を送っていた時に、「ある男(ア・マン)」と出会い、深い衝撃的な歓びを知る。彼女はそれにおぼれるだけではなく、記録をつけはじめた。300回には満たなかったそれらの記憶をほどいていくことは、自分の人生をふりかえり、信仰、いまそしてこれからの生き方、そして自身の精神を掘り下げること。とにかく、考える。この歓びがどこからきているのか、と。

 思索する彼女の記録からは、歓びの源を知ろうとする真摯な探求心がみえる。なるほどとうなずきながら興味をそらされることなく読み終えた。人はさまざまなものから歓びを得る。そのひとつの切り口として彼女が選んだものは、なるほどショッキングにも見える。しかし、濃厚に思索し、記録し続けたからこその最後の一文は、自分をよく理解できているという著者の自負が見えた。

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