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2006.07.08

ファンタジー

想像力。独創的な想像力をもって、抽象の世界から、いのちを創りだす力。
見えざるもののおくそこまではいりこみ、凡人にはのぞき得ない、神秘な場所にかくされているものを、光のさすところにとりだし、凡人たちにもはっきり――ある程度――理解できるようにみせてくれるものである。

『児童文学論』(リリアン・H・スミス 石井桃子訳 岩波書店)

架空の世界の奥には、壮大な文化的な流れがあって、その奥行きが楽しいんですよね。それが大人のファンタジーの楽しみ方であり、奥行きがあってこそ強度あるファンタジーなのだと思います。

文蔵」7月号 大人のためのファンタジー小説インタビュー 荻原規子より

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コメント

ゆうぴょんママさん

 お久しぶりです。ときどき、HPに遊びに行っています。いつ言っても居心地よい場所なので安心して(^^)

 ファンタジー、お役にたってうれしいです。
 定義づけするには、あまりにも壮大ですものね。詩とは何?と聞かれた時には、絵本『エミリー』をさしだせますが、ファンタジーとはと言われるとやはり難しい。それぞれの思いが入ってしまい、なかなかまとめられません。

 ところで、どんな本を持っていかれたのかしらん(^^)
 

くるりさん

 すばらしいレビューになったと思います(^^)
 いのちを創りだす力という言葉に、背筋がピッとする思いがしました。確かに、ファンタジーは生きる源泉になる物語でもあるのだと、再確認をした気持ちです。

 荻原さんの言葉は「奥行き」に反応したんです。確かに楽しい、ドキドキしただけで終わってしまう物語は物足りなく思ってしまう。人の複雑さや、生きることの深さがどこかに書かれていることで、大人はその物語の背景や奥深さを堪能できますね。

さかなさん、こんにちは。
大変、ご無沙汰しております。

先日、娘が学校にファンタジーの本を持って行くことになり、
娘から「お母さん、ファンタジーの本って、いったいどんな本なの?」と聞かれ、
なかなか上手く言葉が見つからず、
ううむ、と答えるのに窮していました。

さかなさんの今日のお話、私のために書いてくださったのでは…と、思ったくらいです。
なるほどなぁと感じ入りました。

心にしみる言葉ですね。

「独創的な想像力をもって、抽象の世界から、いのちを創りだす力。」

今苦しんでいる、あるレビューを書く心の支えになりそうです。

荻原さんの、「大人のファンタジーの楽しみ方」にも、ふむふむなるほど、です。

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