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2007.01.18

ハメルンの笛ふき

 夜の絵本は『ハメルンの笛ふき』(ロバート・ブラウニング詩 ケート・グリーナウェイ絵 矢川澄子訳 文化出版局)。

 ネズミの被害に困り果てた市長たちが笛ふき男に退治を依頼した。笛ふき男は、見事に解決したのだが、約束のお金を市長らが払わないことがわかると、すぐさま笛をふきはじめる。今度の笛が呼んだものは、ネズミではなく子どもたち……。

 ケート・グリーナウェイの優雅な絵とブラウニングの詩、矢川澄子さんの翻訳は声に出して読むと朗々と響きます。ちびちゃんまでも引き込まれて聞いていました。上の子が読み終わったら「この話、こわい話の本でも読んだことあるけど、こっちの方がだんぜんいいよ」と満足そうでした。

 こちらで原書の中味が見られます。 → The Pied Piper of Hamelin


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コメント

矢川さんの訳は、独特な空気をもってますね。福音館書店から出ていたグリム童話の訳も好きです。センダックが絵をつけているもので、いつか復刊してほしいです。『わたしのメルヘン散歩』も手に入る時にぜひぜひ。

『ハメルンの笛ふき』、絵もためいきがでる美しさです。ぜひ。

矢川澄子さんの訳は、ほんとうにそういうところがありますね。
先日、書いていらした『わたしのメルヘン散歩』も、さっそく買うことにしました。
私がすごいなあと思ったのは、この本にも載っているオルコットの作品、『若草物語』の訳です。オルコットには時代性もあるのでしょうが、勧善懲悪を語りすぎることとか、お説教臭とかがあって、大人になって読み返してみると、そういうところがけっこう鼻につきました。でも、矢川さんの訳では、そいういう箇所をみごとにテンポアップして、つぎへつなげているのです。アーティストだなあと思ったのをおぼえています。
『ハメルンの笛ふき』のお話には、別のからみで興味があるのですが、この絵本も読んでみなくては。いい本をご紹介いただき、ありがとうございます。

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