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2007.09.09

写真と文

 『いのしし』 前川貴行[HP Link」 写真・文 アリス館[紹介ページ Link]

 見返しも写真で、ウリ坊の体の毛が見開きいっぱいに写っていて圧巻。思わず、ごわごわしたその毛を直接さわれるかの錯覚に陥り、さわってしまう。
 どのページも写真構成がすばらしく、ウリ坊のかわいさに始まり、老いのししのさびしい姿まで、ぐんと惹きつけられる。子どもも、一枚、一枚丹念にながめ、いのししをさわっていた。
 少し残念に思えたのは、文章が自分にひきつけすぎていて、「ぼくは、(こういういのししを)はじめて見た」というくだりが二度もでてくるのだが、いずれも他の動物との比較もない。なので、はじめて見たもののひとつである、いのししの母親の厳しさが野生動物の中でも特筆すべきことなのか、わからなかった。
 とはいえ、この写真絵本はとっても素敵。子どもも、「かわいいね、ウリ坊」と気に入っていた。

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コメント

dumptyさん

小さい子ども向けの本だからこそ、細かな配慮がほしかったという欲が出ますね。

ウリ坊もイノシシも美しく撮影されていますが、野生動物との共生はきれいごとだけではなく、ちょっと美化されて生命賛歌になっている感じが残りました。

私も少し複雑な思いでこの本を読みました。
確か「この写真は全て六甲山で撮影しました」と最後に小さく書かれていたと思います。

六甲山がある神戸市には「イノシシ条例」というのがあって、野生のイノシシと市民生活の共生を図ることの難しさを私たち市民は肌で感じています。
ゴミ出しのルールという小さなことから、宅地開発という大きな問題まで。

少しでいいのでそんなことにも触れて欲しかったと思うのです。

私も何度も目撃したことがあるし、夜道を帰るときは痴漢よりもイノシシの方が怖いと、友人は言いますよ。

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