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2007年11月

あたふたと

 個人面談週間だったので、子どもたちは短縮授業の一週間。来週からふつうかと思いきや、今度は学期末短縮というものらしく、来週も週初めは短縮だと今日わかる。ふむ。

 車検を済ませ、仕事に区切りをつけ、部屋の掃除をする。いつのまにか、「yomyom」も新しい号が出ていて、火曜日に子どもの病院通いの折にぱらぱらと読む。同じ作家の作品でもあたりまえだが、作品によって、惹きつけられ度が変わる。一緒に求めた「ミステリが読みたい!2008」で、1位作品が『ロング・グッドバイ』と知り、少しびっくり。でも、この作品は確かに今年の注目作品であることはまちがいなく、書評を書かれた池上さんの文章にほれぼれ。なんてバランスのとれた文章でしょう。

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ごはん

 昨日の夕ごはんは栗コロッケ(生活クラブ)、レタスとツナのポン酢サラダ、五分づきごはん、卵スープ。子どもたちは柔道。

 今日は、五分づきごはん、あさりのおみそ汁、水餃子、麻婆豆腐、きゅうりとわかめの酢の物。

 『あなたの呼吸が止まるまで』を読む。その他、短い読み仕事も区切りをつける。夜は、新刊絵本を少しまとめて子どもたちに読む。今日の好評本は『いるいるだあれ』(岩合日出子ぶん/岩合光昭しゃしん/福音館書店)。写真絵本で、動物の影と文章でだあれ?ときき、次のページで影の元がわかるという単純な構成。子どもたちは、影をみたらすぐわかるので、わざわざ、影の写真を一度隠して、文章だけ私に読ませ、きょうだいで当てっこしていた。「たてがみ」って言ってるから「きりん」っぽいけど、きりんじゃないだろうなとか、相談しながら、答えを言うのを楽しんでいた。

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気になる新刊

                                                                                          

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続報:『新編 燈火節』

 月曜社[ウラゲツ☆ブログ]で、『新編 燈火節』の詳細がでました。書影入りです。いい雰囲気です。あー、こちらも欲しくなってきました(笑)。

■ 2007年12月10日取次搬入予定
* エッセイ/日本文学
新編 燈火節 (しんぺん・とうかせつ)
片山廣子:著
梨木香歩(作家、児童文学):解説
四六判並製カバー装304頁 税込定価1,680円(本体価格1,600円) ISBN:978-4-901477-38-3

初版は昭和28年(1953年)に著者が75歳の折、暮しの手帖社より刊行されたもので、生涯唯一の随筆集。独居の晩年に新しい生活を模索し、生きながらえる者の境地、日々のあれこれをいつくしむ心情を描いた随筆集として名高い古典です。弊社では2004年、初版本の全48編を中核に、随筆と小説を網羅した大部の同名集成本を出版し(6,090円)、完売しました。今回発売するのは、初版本のハンディさに立ち返り、全48編に随筆8編を新規に加えた新編です。芥川龍之介や堀辰雄が敬慕した作家・片山廣子の真髄ともいうべき名作を、廉価版で、かつオリジナルの雰囲気を伝えるべく旧字旧かなで、改めて刊行いたします。

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11月最終月曜日

 今週がすぎれば、もう12月。

 子どもたちの個人面談に学校に行き、へこむ。どうしたらよかんべ。先生方は、のびのびしていると、とらえてくださいとのこと。努力してみます。が、なんらかの訓練も必要かと。

 夕ごはんは、ひじきすしご飯、レタスともずくのおみそ汁、ピーマンとこんにゃくの煮物、トマトサラダ。トマトにシーザードレッシングをかけたら、まんなかの子が「このドレッシングにはチーズが入ってるね、うまいうまい」と、トマトから出た汁とドレッシングをまぜて最後はごくんと飲んでいた。

 ごはんを食べてもまだへこんでいたら、原因の元である子どもが「久しぶりに絵本読んでもらいたいなー」と気持ちをほぐしてくれることを言う。サンキュ。久しぶりにひっぱりだしてドーレアの『ひよこのかずはかぞえるな』とツェマックの『漁師とおかみさん』を読む。やっと落ち着きました。子どもらは『漁師とおかみさん』の欲が小さい家で止まればよかったのに、この小さい家がいちばんいいなと3人意見を一致させてましたとさ。

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おぼえはじめ

ちびちゃんが文字を読めるようになり、文字を読むと声に出さずにはいられないよう。しかし、まだ文字をかたまりとして認識できず、一文字一文字読むので、ときどき周りがうーっとなる。たとえば『ことばあそびうた』。これはリズムよく読んでこその楽しみに満ち満ちているにもかかわらず、、、

か、つ、ぱ、か、つ、ぱ、ら、つ、た、か、つ、ぱ、ら、つ、た

と読んでいるので、ついに、お兄ちゃんたちが「やめてくれー。それははやく読まないとおもしろくない!」とさけんでいた。でも、まぁ、しかたない。いまは文字を読みたくてしかたない時期なのだから。とはいえ、

かっぱ

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった

と、いつか読めるようになるよと思いつつ、耳なおし(?)に私も声に出して読む。

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おもてなし

 出かけた先で、心づくしのおもてなしをいただきました。見習います。

 あったかいおしぼり、年代物の手作り梅酒、その梅を小豆をほどよく煮てくるんだお菓子、しいたけの煮物(3日かけて!)、野菜の煮物(なす、たけのこ、いんげん、にんじん)、ぎょうざと蒸しキャベツ、こまつなとじゃこのおひたし、きゅうりに雲丹を添えて、かぼちゃの煮物、冷えたビール、日本酒も。朝は、炊きたてごはん、具だくさんおみおつけ、からし明太子、卵黄入り納豆、80年以上のぬか床でつけた漬け物を海苔で巻いて。お昼はラフティーも。

 食べておしゃべりして、おしゃべりして食べて、縁側で本を読み、絵本を読み。至福の休日でした。

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雪にふりまわされる

 今日でひとだんらくさせるはずの仕事。でも、雪のために、アレコレ用事が増えてしまい、なかなか前に進まずだったが、えいやっとなんとか終わらす。
 明日の準備をする気力がないので、早起きの目覚ましをかける。

 雪の降る一日前は、気持ちよい秋晴れで紅葉狩りができるほどだったのに、雪が空からおちてくるなんて。今年の天気はびっくり続きです。

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ぼちぼち

 すっきりさっぱり終わった!というところまではいかず、明日に持ち越しになった読み仕事だけれど、ゴールが見えてきたので良い気分です。

 わが家は何度も書いていますが、山の加減でテレビがほとんど映らないため、子どもたちはビデオ=テレビの生活。いまはつれあい好みの「未来少年コナン」をよく見ています。が、なかなかハードな内容だと夜の寝付きが悪いので、今晩は絵本に。子どもたちは、眠る前に何かでくつろぎたいみたいなのです。仕事が少しひとだんらくしたので、2日ぶりに絵本タイム。ちびちゃんが、スキャリーがいいというので、それを。もう上のお兄ちゃんは一度読んだ絵本にはなかなかくいつかなくなってきました。最初に読むと、お目々キラキラで聞いているのですけれど。まんなかの子とちびちゃんで楽しくスキャリーを読んだあと、『ザ・ボーン』をまんなかの子のリクエストで。小学生の子どもたちは、学校の宿題にある音読で、家にある本を読んだり教科書を読んだりしているのですが、まんなかの子は私が図書館から借りた絵本を今日は選んだようです。自分で読んでもおもしろかったので、今度は人に読んでもらいたいと、最後の1冊にこの絵本を持ってきました。南部和也文、田島征三絵のこの絵本は、ボーン、つまりホネについての絵本。タコにホネがないことがおもしろいようです。

 2冊読んでおやすみなさい、でした。

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 寒くなってきました。昨日から読み仕事がすこしつまってきて、部屋の中でマフラーしながら読んで読んでの一日を過ごしています。

 夕ごはんは鍋。お豆腐、しいたけ、白菜、鶏肉だんご、菜の花、春雨を、しいたけのもどし汁と、鶏ガラスープの素を加えてつくりました。ほかほか。

 明日にはひとだんらくするかなー。

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初雪

 布団も台所の水道もことのか冷たい朝でした。カーテンをあけると、雪がうっすらつもっているのにブルブルふるえ、冬の到来を感じました。

 数日前の夜、『秘密の花園』(土屋京子訳/古典新訳文庫)を一気読み。大人っぽくなっていて、子どもの時に読んだものと印象がだいぶ変わるのだろうかと色々思いつつ読みましたが、単純に楽しめました。確かに物語の構造としてゆるいところはありますが、カタルシスあるラストはやっぱりおもしろかったです。マーサのおっかさんが素敵でした。

 夜はクリームシチュー。ブロッコリーがとろとろにとけてしまいました。子どもたちが、このポツポツの緑色のは何?と言ってきたほど。とろとろゆえにおいしかったです。

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メモ 『新編 燈火節』

月曜社[ウラゲツ☆ブログ]より

◆12月10日発売予定:文芸・日本文学

『新編 燈火節』片山廣子:著  梨木香歩(作家、児童文学):解説
46判並製カバー装304頁 本体1,600円 ISBN:978-4-901477-38-3
※弊社2004年刊『燈火節――随筆・小説集成』(本体5,800円、品切)の、待望の縮約廉価版!

先日入手した本は、もう品切状態だったのですね。なるほどのタイミングで梨木さんが雑誌にエッセイを書かれていたのだと納得。オンライン書店「本やタウン」で注文したのですが、いまみたら出版社取り寄せ表示になっていました。いま現在、紀伊国屋書店Webでは在庫小ながらあるようです。縮約廉価版はどんな感じのたたずまいになるのでしょうね。

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気になる新刊

                                                                                          

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静と動

わが生よ おまえに 明らかな輪郭など
求めはしまい とり澄ましたところで ものに憑かれたとて
わたしにとっては同じこと 不安におののくおまえの道程では
蜜も苦艾も おなじ味わいを 持つ

動きを すべて蔑む この心臓は
不意の驚愕に 砕け散ることも まず ない
田園の静寂には 時として
鳴りわたる 銃声が 一発

『イタリアの詩人たち』須賀敦子 エウジェニオ・モンターレの詩を引用

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とろとろと

 ふしみみさをさんの新刊訳書『スキャリーおじさんのせかいいちおかしいはなし』(BL出版)は、めちゃくちゃ楽しい絵本。これだけ子どもたちが笑い転げて聞いたのは、みさを本では、ナジャの『モモ、いったいどうしたの』(文化出版局・絶版)、ステファニー・ブレイクの『うんちっち』(PHP出版、最近続編 『もらったものはもらったもの』が刊行)に続くかも。おおらかでのびやかな笑いを誘います。今回の絵本は長いので1冊を2冊に分けて出すらしい。次も楽しみ。

 本日、『燈火節』と『佐藤泰志作品集』が届く。2日前に書店に入荷していたらしいのだが、端末処理ができていず今日まで連絡がこなかったのだ。メールで問い合わせたらすぐ返信があり、いそいそと取りに行く。ひゃー、どちらもすごいボリューム。これはじっくりゆっくり読まねば。『燈火節』は在庫が少ないらしいので、検討中の方はえいやっと思いきる時かもしれません。

 「GRAFICATION」[website URL]の最新号では、近しい土地について書かれている記事があり、熟読。地域の力というのは魅力的に響くけれど、働き、家事をし、子育てをし、学校や園の保護者会活動をし、地域の子供会や村の雑事をこなすというのは、とても大変だ。プライオリティはどこにあるかというのを自分でしっかり持っていないと疲弊してしまう。いや、もっているからこそ、なのかも。と、つらつら考えてしまう。

 夕飯は、ごぼうと豚肉の炊き込みごはんに、豆腐とわかめと三つ葉のおみそ汁。鱈の野菜あんかけ。子どもたちの学校で風邪が流行りだしたという。食べて休んで体力温存しなくちゃ。

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100年(3)

 100年前の今日、アストリッドさんが生まれました。たくさん、たくさん物語を書き、2002年に空へと旅立たれたのです。
 『ペーテルとペトラ』のcopyrightをみると、テキストは1949年になっています。1944年から懸賞小説に応募し1945年に『長くつ下のピッピ』が懸賞小説一等賞で刊行されていますから、この作品も初期のものでしょうか。絵のcopyrightは2007年。2001年にエルサ・ベスコフ賞を受賞しているクリスティーナ・ディーグマンが描いています。

 物語はグスタフ・ヴァーサ小学校で起きた不思議な出来事について――。一年生のクラスに、小さな男の子と女の子が「名まえは、ペーテルとペトラです」と名のり、学校にいれてほしいと先生にお願いに来ました。先生は小学校の学区に住んでいるのだからと了解し、ペーテルとペトラは熱心に勉強します。最初にふたりがドアをコツコツした時に教室のドアを開けたグンナルが、ふたりの一番の友だちになります。グンナルはペーテルとペトラが大好きになり、冬のある日、ふたりの家を訪ねることにしました。グンナルは子どもですが、小さい人たちの小さい家にはさすがに入れません。外からふたりの家の様子を眺めたあと、3人で外遊びをします。こうして、いつまでも友情をあたためていけると思っていたとき……。

 リンドグレーンは、楽しい楽しい物語とともに、胸がきゅうっとなるような、優しくてせつない物語も多く書いていてます。この絵本も、読んでいてほかほかとうれしくなるのですが、センチメンタルではない、せつなさにも満ちています。私はペーテルとペトラが、グンナルに書いた手紙の文章――やあ、グナル、きみはすてきなおともだち。――という箇所が大好きで、読むとなんだか涙が出そうな、うれしいようなさみしいような気持ちになるのです。

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せんのたび

ローラ・ユンクヴィスト さく ふしみ みさを やく 講談社 978-4-06-283010-2 本体1500円

 楽しい絵本が出ました。ローラ・ユンクヴィストさんいうニューヨーク在住の作者が、ひとふでがきで、絵本をつくりました。ひとふでがきの線の上に、町があり、車が走り、人々が生活しています。線を指でたどっていくと、町を通り抜け、海を渡り、海の底まで沈んだあとは、高くのぼって、空へと。そして……。

 翻訳したふしみみさをさんは、新しい絵本を送ってくださる時に手紙をつけてくれるのですが、絵本にはあまりつかない訳者あとがきならぬ、そのつぶやきが、絵本の魅力をいっそう伝えてくれるのです。みさをさんの了解を経て、一部ご紹介します。

 まっ黒な絵本をお送りします。これは表紙から裏表紙まで、すべて1本の線で描かれています。タイトル文字は、作者のローラさんが日本語版のためにデザインしてくれたものですが、それは見事な出来映えです。潔く、しゃれたデザインを、ぐっと身近にしてくれました。まっ黒な絵本は稀ですから、これが児童書コーナーに並んだら、小気味よいなあと思っています。
 (中略)
 どうぞ、「せんのたび」をゆっくりとお楽しみください。

原書はこんな感じです。

Follow the Line Follow the Line Through the House

線の絵本のサイト[follow the line]もあります。このサイトでは、ダウンロードできる、塗り絵や線と線をつなげて絵をつくることができるもの、カード合わせゲームができるものもあり、私もちびちゃんと塗り絵と線の絵で楽しみました。

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気になる新刊

                                                                                          

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スロボドキンのあたたかさ

 この絵本は、1968年刊行の〈世界のカラーどうわ〉『ねぼすけ はとどけい』を、新たに刊行したものとあります。

 スイスの山奥にある小さな村にある小さな時計やさんのお話。
 たくさんの、鳩時計でいっぱいのお店は村の子どもたちも大好きな場所です。
 時間になると、鳩時計のハトたちがいっせいに「ポッポー」と鳴くのは壮観なのですが、たったひとつの時計だけ、いつも1分ほど遅れて「ポッポー」と鳴きます。村の人たちにとっては名物時計ですが、他の土地からきた人がみると、この時計やさんの時計は正確じゃないなと早合点してしまいます。いつか直そうと思いつつ、時計やのおじいさんに、なかなかその機会が訪れません。ところがある日、ガラビアの王様がこの村にやってきて……。

 ひとつの鳩時計だけが、なぜ遅れるのか。意外な答えを教えてくれた人も含めて、小さなサプライズが何度か出てきます。原書は1962年の刊行です。いまから40年以上も前に出ている絵本ですが、古びた感じはありません。絵本の中の空気は、いつの時にも感じていたいと思えるあたたかみに満ちていました。

 少し長いお話ですが、ちびちゃんもぐぅっと入り込んで聞き入っていました。クライマックスは私の手をぎゅっとにぎって私の顔を心配そうに見ていたほど。「ポッポー」というハトの声をさっそく真似ていました。お兄ちゃんたち2人も「あぁ、おもしろかった」と満足そう。スロボドキンの、深い優しさを感じるオススメ絵本です。

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くたくた

 昨日つくろうと思っていたのに、病院で時間切れになったので、今日つくることになったのは、レタスときのこのマリネ。子どもたちにはちょびっと酢がききすぎたみたい。椎茸、えのきだけ、しめじをゆでて、レタスと共にドレッシングにつけたもの。つれあいのリクエストできゅうりとわかめの酢のもの。酢のものが重なるのだけど、味わいが違うので、まぁいいかと。白菜と鶏肉のくたくた炒め[レシピLink]。大人はこれに柚子胡椒たっぷりで。子どもたちはポン酢で。汁物はつれあいが根菜たっぷりの豚汁をつくってくれた。きのこも野菜もくたくた系の料理になってしまったけれど、根菜汁の歯ごたえがおいしかった。

 『緑の模様画』(高楼方子)を読了。『小公女』、私も子どもの頃好きだった。きっと今読みかえすと違う思いをもつのだろう。それを楽しみに読み返してみようかな。同じ作者の『秘密の花園』は、光文社の古典新訳文庫に入っていて、土屋京子さんの訳でぜひ読みたいと思っている一冊。

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待ち時間

 子どもの通院日。(蓄膿になってしまい、2週間に1度通院している)。待ち時間が思いのほか、かかってしまい持っていった文庫本も早々に読了してしまう。でも、病院には雑誌が豊富にあるもの。この時ばかりと手にとることのない「ミセス」11月号をとくと読む。

 梨木香歩さんが連載をもたれていて、『灯歌節』[版元Link]を引き合いに、スケール小ささについて書かれていた。翻訳家はその土地の空気を知っているスケールが必要だと思われがちだが、この当時、アイルランド文学に精通していた訳者が外国の土地をほとんど踏んでいないからこそ、このスケールの小ささが翻訳に活かされている――という、少々おおざっぱだけれど、こんな感じに書かれていて、何度も気になりながら手元に引き寄せることをためらっていたこの本を注文することにした。

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掃除

 11月8日木曜日、カレンダーをみると今日は立冬。
 今朝はいちだんと冷えこみ、朝、車を動かす時に窓ガラスが少し凍っていたのを、しゃくしゃくととりのぞきました。

 日中は天気もよくなり、えいやっと懸案の子どもの物片づけに着手。いつまにやら、たまってしまったプラスチックのおもちゃを、ゴミ袋にどんどん詰めます。あれもこれも、もういらなくなっているなぁと一抹の寂しさを感じつつ。いままで、小さい子の手の届かない所に置いていたおもちゃを、手の届く所に置き換えたり。ちびっこがいると、どうしたって、何もかもひっくり返してしまうので、ゴミ箱もずっと棚の上に置いていたのです。もうそういう時期は過ぎました。ハリガリも下におろし、将棋セットも定位置をつくりました。すっきりした机周りに、帰宅した子どもたちは大喜び。集中して勉強、遊びをしていて、私も満足。

 少し前に届いたメールマガジンを読んでいると、「考える人」の次号特集が河合隼雄さんだということを知りました。特集は他の雑誌とも重なりますね。「飛ぶ教室」の次号でも、河合隼雄さんの特集が組まれるようです。「考える人」は特集によって購入して読んでいますが、次号は、河合さんの庭を拝見するために求めようと思いました。

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シェイカー通りの人びと

シェイカー通りの人びと

 絵本の話を別の場所で書いていたら、無性に『シェイカー通りの人びと』を読み返したくなり、ちびちゃんに読む。

 この絵本はいまは品切れなのでしょうか。アマゾンでは高値がついていてびっくり。

 アリス&マーティン・プロベンセンの絵は、見開きにたっぷりに展開され、いずれもタブローとして堪能できるほど完成度は高く美しい。ストーリーは、年とって広い農地を管理できなくなったハーキマー姉妹が、生活のために少しずつ売り払い、シェイカー通りに人々が住み始めるというもの。正面を向いている人々の名前が連ねられ、みんなが仲良しというわけでもなく、住民は気ままな質で、がらくたがつみあがっている家も見受けらます。そんな通りに変化が起きるのは、ダムができることが決定した時。何もかもが水にのみこまれる前に、住民たちは去っていきます。あっさりと通りを後にしていくときの、軽いユーモアが余韻をもたらし、私はこの絵本をひとりでもよく読み返していました。

 この絵本の見返しに1999年11月9日子どもの本の店にて、とメモが書いてありました。その頃に一番読んだ上の子が、初めてダムを目にした時、「これが何か知っているよ。シェイカー通りの人びとの絵本でしょ」と言ったことを思い出します。こうして、絵本が子どもの心に住むのだなと深く感じ入ったのです。

 原書も持っているのですが、原書は表紙がクリーム色で、邦訳の表紙の上下につけられた、あずき色のバーがありません。クリーム色一色の方が、きれいに思えます。

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あれこれ

 昨夜読んだ、大庭みな子さんの『七里湖』は、たゆたうような不思議な雰囲気の中、確かに心をわしづかみにされた。すばらしい作品だった。『浦島草』を読まなくてもこの作品だけでも充分に堪能できるだろうけど、ぜひ『浦島草』も読んでみなくては。
 この小説は自筆で書いた最後の作品とあり、未完で刊行されているのだが、書き上がっているところまではしっかりと完成されているので未完すらも余韻を残すように思えた。結果的にはあとがきのようなエッセイの最後の一文は、その前日に読んだ、『真贋』(吉本隆明著)に書かれた、“毒”に通じるものがあるように感じた。

 『がらくた』(江國香織著)も読む。がらくたのような不幸をきれいに描くことに関しては本当にうまいと思う。

 『おんがくかいのよる』(たしろちさと作・絵)の絵本をゆっくり読んだ。たしろさんの絵は複雑な色合いが美しい。大きな版で小さな動物をいい感じに描いている。
 ちびちゃん大ファンのジーニーファンブックが刊行! カバーをはずした表紙が原書ともどもずらりと見られるのがことのほか気に入り、何度も「どの本が一番好き?」とアンケートを家族にとっている。この本は日本向けにイラストが描かれているが、それが本当にすてきにかわいい。

 「みすず」11月号が届く。服部文祥氏の「一頭目の鹿」が収録されている。レジャーハンターではない狩猟をしているという。登山家の服部氏が、登山について書いた文章を読んだのもこの「みすず」でだったが、今回は『サバイバル登山家』その後の狩猟について。サバイバル登山の文章があまりにも強い印象を残したので、狩猟に関するものも、もう少ししてからの文章が読みたい。ほか、「みすず」の連載で楽しみにしているのは、岡真理氏のアラブ、祈りとしての文学。今回の「アッラーとチョコレート」も読みごたえがあった。

 今日の夕ごはんは、鶏のおろし煮、れんこんとニンジンのきんぴら、五分付きごはん、チンゲンサイいといりこの卵スープ。

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気になる新刊

                                                                                          

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ご飯

 いただいた菜の花とブロッコリーを使って夕ご飯。菜の花は焼きしいたけと一緒におひたしにして、ゆず酢もかける。ブロッコリーは固ゆでにしたあと、にんにくと一緒に炒める。ひじきとにんじんを煮て、すし飯にしたご飯にまぜて、ひじき寿司。おみそ汁はお豆腐に、大根葉、じゃがいも。つれあいが、出汁につかった昆布とかつお節でふりかけをつくってくれた。これを作るのにあこがれの三河みりんを初めて使ってもらう。白菜の浅漬け。
 どの野菜もそれぞれの野菜らしい味がして、ゆたかな食卓となりました。しあわせ。

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金子光晴

   子と父

寝台のカンボチャ織りに
子はよこたわり、
タヂマハルの銅盆のうへで
父は紅茶をつぐ。

夜は更けた。
均衡の破れた時代を
厚ぼったいカーテンで障り、
世に、このへやだけには戦争をいれない。
子がさらはれるその火まで
たのしさよ。つづけ。みだされるな。

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雑誌「群像」10月号に掲載された「子と父」より抜粋。戦中未発表詩。

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100年(2)

 石井桃子さんと同年代、でもちょっと前に空の住人になられたのが、リンドグレーンさん。石井桃子さんも100歳ならば、リンドグレーンさんも生誕100年が今年なのです。岩波書店からは、続々と100周年記念の本が出ています。

『長くつ下のピッピ』(ローレン・チャイルド絵 菱木晃子訳/岩波書店[Link])も新訳が出ました。(Linkをクリックすると、岩波書店の『長くつ下のピッピ』のページに飛びます。中のページも紹介されています。)徳間書店からも絵本の形で出ているので、てっきりこれも絵本なのかなと意味もなく思っていたのですが、いえいえ、こちらは全訳。2センチほどの厚みもある豪華なつくりです。久しぶりに読みました。ところどころ、大塚さんの訳と比べたりなんて、贅沢なことをしながら。やぁ、楽しめました! いまの空気で書かれた新訳だとあらためて思います。はじけていて楽しい。そして、あれほど楽しい!と思って読んでいたラストに、40歳になり、3人の子育てをしているいまの私が読んで、胸があつくなりました。自分でもこんな感情がでてくるなんてとびっくりしたほど。

 子どもだけで暮らす、それもサルや馬と、なんて。浮世離れした設定だとオトナになって読むと思うのですが、ピッピがリアルに目の前に立ち上がり、一気に読みました。なんて愛しい子どもたち(隣の家の子ども含む)なのでしょう。

 ふと思ったのは、現代の児童書であてはまるのは?なんて聞かれもしないことを考えてみたのです。スピネッリの『スターガール』を思いつきました。読み返したいなと思っているところです。

 リンドグレーンにもどると、新刊絵本の『ぺーテルとペトラ』も続けて読むと、こちらも胸をぐっとわしづかみにされました。この感想はまた後で。

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ご飯

 新米です! 五分付きなので真っ白でピカピカというものではありませんが、それでも五分付きならではのぴかぴか。おいしいです。アキタコマチの今年の出来は極上と聞いていたのですが、ほんとうにおいしい。ごはんだけでも、どんどん食べられます。

 おかずは、ほうれん草の海苔あえ、焼き紅鮭(大根おろしたっぷり+かぼす)、じゃがいものコンビーフサラダ、カリフラワーとベーコンのカレー味。おみそ汁は大根と油揚げ。この夕飯だけで大根をほぼ1本使いきりました。野菜たっぷりおかずでおいしかったです。

 昨夜はしじみのおみそ汁に、ごはん、豚肉とピーマンの味噌辛炒め。ちびちゃんも、少しなら豆板醤が入っていてもオーケーになり、辛いと感じたら、おみそ汁をこくこくとのんでいました。しじみはいつもの倍量を入れたので、みな大満足。出汁もよくでて滋味でした。ほかはレタスサラダ。

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