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2008.05.26

小さい本

 ハワイの妹が来月実家に帰省するので、その時までに小さい本でいいのがあれば送ってというリクエストをもらう。今年のお正月にうちに来た時にも数十冊もっていってもらったのだけど、持ち帰りには小さい本=文庫本が便利らしい。ハワイでも文庫本の方が喜ばれるんだよと妹が言っていた。
 みつくろうために、読みたかった『ちなつのハワイ』を読み始める。ジャイブ文庫はYA好きにはうれしいラインナップがずらり。10年くらいまえに、別の版元から出ていたものが、またきれいにお化粧しなおして登場している。『ちなつのハワイ』も前は教育画劇からでていて、オンライン書店を検索すると、いまも入手できそう。最初に書いた時はボツになり、しばらく手元に置いていたら、出る「時」がきて、刊行されたというエピソードがあとがきにあった。
 ちなつの両親はケンカばかりして仲が悪い。なりゆきで家族旅行でハワイに行くことになったが、やっぱりケンカがついてくる。そんな時、ちなつには日本にいるはずのおばあちゃんに会って……。
 大島さんの文章は肌触りのいい感じ。さらりと読みやすいのだけれど、ちゃんと胸につんと届く言葉をもっている。ちなつの兄ちゃんもいい感じだった。

 続けて、こちらは少し前に出た『ぼくらのバス』を読む。今度は兄弟の話。図書館バスの管理をしていた方が亡くなり、荒れ放題になっていたところを、兄弟があれこれ手をいれて……。
 こんなバスがあったらいいだろうな。突然の侵入者も物語のアクセント。私も本を置く場所と読むだけのバスが欲しい。

 『やがて目覚めない朝が来る』は文庫本じゃなくて単行本。やっぱり心地よい文章で紡がれているのだけれど、迫力があります。ざらりとした気持ちになりながらも、吸い付くように読んでしまった本。これは昨年出た11月に読んでいて、ほかの本を読みながらこの本のことも思い出した。

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コメント

妹は年に数回実家には帰っているのです。でも、私の住んでいる所にまではなかなか足をのばせず(北海道と東北、あまり近くはないんですよね)、今回も会うことはないと思います。

でもって、彼女は子どもの頃はちっとも本を読む人じゃなく、いや大人になっても(笑)。実際、私の読む本を読むと知ったのは、今年の1月です。ハワイに住んでかなりになるので、日本語が恋しくなって本も読むようになったのかと、正直びっくりしました。(読んでいたらごめんね>妹)

私も家の本が少しでも読む人の所に移動するのでうれしいです。

『やがて目覚めない朝が来る』、読まれましたら感想聞かせてくださいね~。baku さんのオススメ本もぜひぜひ教えてくださいね!!

わあ、また妹さん帰って来はるんですね〜(と、わたしがコーフンしても・・なんですけどね)
ウチは姉妹で「本」の共通項がないので(じゃあ何か他にあるか、と今考えたけど、特に見当たらなかった・・苦笑)妹さんのために本をみつくろい用意してあげるおねえさん、っていいなあと思いました。

『やがて目覚めない朝が来る』しりませんでしたが、さかなさんの記事読んで、読みたくなりました。いつもここではいっぱい読みたい本に会わせてもらってます。おおきにです。

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