ベーメルマンスの絵本
ベーメルマンスの絵本、新刊です。復刊ではなく、発掘(?)された絵本です。クレヨンハウスから6月25日に刊行されました。絵本、マドレーヌで有名なベーメルマンスの作品は、ここ数年いろいろ出ていますが、これがトリになるかも!? 原書でも入手困難な絵本が日本語で読めるよろこび。翻訳は、ふしみみさをさん。
マリーナはアシカのお嬢さん。とうさんとかあさんと海辺へバカンスに出かけます。そこで、海で遊んでいると、サメに食べられてしまいます。とうさんとかあさんは、マリーナを助けようといろいろな海の生き物たちに声をかけます。さて、だれがマリーナを救うのでしょう。
言葉遊びたっぷりの文章はとても楽しく、マリーナのピンチもなんとなくおおらかな気持ちで受け止められるのです。のびやかで色美しいベーメルマンスの筆にうっとりしながら、まんなかの子は、びっくりしたように「ねえ、ダジャレばっかりだね、おもしろい!」。ちびちゃんは、読み終わったあと、心配そうに「ねえ、サメはどうなっちゃったの?」
どんな絵本なのか、ぜひ直接ご覧になってみてください。
すっかりベーメルマンスの世界にひたったので、このあとは、続けてマドレーヌ絵本を2冊読むこと。ほんとうに美しい絵を描くベーメルマンス、おとなの私も眼福しみじみの夜絵本でした。
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