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2009.08.11

チキン南蛮

 今日の夕ご飯はチキン南蛮(Cpicon 一番人気!チキン南蛮! by ダナエ姫)に、こんにゃくのお刺身、五分づきごはん、おみそ汁(庭でとれたインゲン)、昨日の残り、きゅうりとわかめの酢のもの。

 出てすぐ読んでいた『風待ちのひと』(伊吹有喜/ポプラ社)。ここには、おいしそうなチキン南蛮がでてきて、そういえば、これってつくったことないからいつかと思っていた一品です。実行にうつせず夏休みに入り、ポプラ社のPR誌「asta*」9月号が到着し、ここに著者伊吹さんのインタビューが掲載されており、それを読んだら、やっぱりつくらなくちゃと。

 伊吹さんはポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、今回のデビュー作が刊行されました。インタビューは、作品の雰囲気に通じる気持ちのよい言葉がぽんぽんと出てきていて、作品を再読したくなりました。

 本作は、ちょっとした心の不調で休職している39歳のサラリーマンが、亡くなった母の住んでいた町を訪れるところからはじまる。そこでおもしろい伝説をもった理容師の女性と出会う。彼女も同じ年齢で、いろんなタイミングが重なって、母の家にしばらく滞在することになったため、遺品を整理すべく家の掃除や時に料理を手伝ってもらうことになる。さてふたりの夏はどんな風が吹くのだろう……。

 この伝説をもった女性が、おいしいチキン南蛮(本文ではチキチキナンバン)をつくるわけです。マヨネーズからてづくりされたそれは、実にうまそうなんです。物語は、そんなおいしいものをあちこちにおいて、2人が少しずつ変化していくさまを、丁寧に描いて、読後感がとってもいい気持ちになるものでした。たまたま、私がこの本を読んだ時は、ちょっと疲れていた時だったのですが、ああいい本だったとページを閉じられる本は自分でも思った以上に一息つけさせてもらいました。

 インタビューでも「女性にも男性にも、ちょっと一息つきたいときに、手にとってもらえたら嬉しいです。読んでほっとしていただけたら作者としては冥利につきます」といわれていて、たしかにその気持ちになったなあと、あらためて読後感を思い出しました。次の作品も楽しみな作家です。

風待ちのひと
Amazy

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コメント

saku さん

かがくのとも「なにかがいる」、すっごくいいですよね。つれあいも、これセンスあるつくりだねえと感心して見入っていました。写真と共にシルエットも載せているところが、なかなかかっこいいです。一番のインパクトはやはり表紙のヤモリでしょうか。ぜったい気づかないと思います。

『風待ちのひと』ぜひぜひ~。

私も最近お疲れ気味なので、この本、読ませていただいて一息つきたいです。
さかなさん、守備範囲が広いですね~(^^)

↓のかがくのともの「なにかがいる」、我が家の子どもたちもお気に入りで~す。


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