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2009.10.02

みみかきめいじん

みみかきめいじん (講談社の創作絵本)

 9月に刊行された『みみかきめいじん』(かがくいひろし 作/講談社)。
 みみかきめいじんである、ひょ・うーたん先生のもとには、お客さんが次々やってきます。弟子のひょうすけは、先生の指示でいそがしく働いています。名人はどんなふうに、みみかきをするのかな、どんなお客さんがきているのかな。

 実は私自身が子どもたちのみみかきをするのが大好きで、子どもたちはそれほど好んでいないのですが、どちらかというと私のために耳をかしてくれています。ですから、この絵本をみて「あ、これおかあさん好きそう!」と口をそろえていました。はい、そのとおり。
 次々にくるお客さんたちが、きもちよくてぐにゃぐにゃしている姿に笑いながら、最後のお客さまはナント! そして最後の最後はお師匠様と弟子のあったかさがでていて、うれしい気持ちになるのです。

 かがくいひろしさんの描かれる絵本はいずれもユーモアの質が保たれていて、すごいなあと思っていました。この新刊絵本も献本いただき家族で楽しみ、感想を書こうとした矢先の訃報に家族でびっくりしました。入院されてわずか5日後の急逝。まだまだ描こうとされていた時だったのではないでしょうか。不調につらい思いをされていたのでしょうか。来年もスケジュールがつまっていたとお聞きしています。ご家族の方の悲しみもいかばかりでしょう。

 心からご冥福を祈ります。そしてこれからも大事に描かれた絵本を読んでいこうと思います。

  ※現在、講談社サイトの絵本通信ページに『みみかきめいじん』の作者メッセージ、担当者からのうちあけ話などが掲載されています。

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コメント

空さん

かがくいさんはとにかくユーモアあふれる絵本を描かれた方で、これからどんな物語を絵とともに見せてくれるのだろうと期待していた絵本作家のおひとりでした。ほんとうにほんとうに残念です。

かがくいさんの絵本、知りませんでした。さかなさんの「つぶやき」がきっかけで出会い、出会ったときにはすでに彼岸の方であるということが残念です。

jeppe さん

おっしゃるように、絵本のあの楽しい世界と、いらっしゃらないかがくいさんの事が、本当に本当にかけ離れていますね。私も絵本をみるたびに、信じられない思いがわきあがります。

これからも大事に楽しく読んでいきたいですね。

「みみかきめいじん」が入りましたよー!と、図書館で予約していたこの絵本を受け取りながら、訃報を知りました。
絵本の中の楽しいとぼけた世界と、かがくいさんがもういらっしゃらないこととは、あまりにもかけ離れた出来事でした。
ほんの数ヶ月前に参加した講演会で、絵本のまんまの楽しいお人柄だと、ますますファンになったところだったので、本当に残念です。
大好きなかがくいさんの絵本を読みながら、心からご冥福をお祈りします。

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