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2010年10月

2010.10.28

あれこれそれこれ

 さぶいです。あの長くてひたすら暑かった夏が遠い遠い昔のよう。
 今日、仕事帰り運転しながらの風景――山は真っ白でした。
 宅急便のお兄さんがカマキリの卵がすっごくたかい所についていたので、今年の冬は雪が多くなりそうですよーと。
 秋をもう少し味わいたいですよねぇと集金に行った先でおしゃべりをしつつ、
 半年ぶりくらいに、友人達とランチをして、
 私はひたすら伸びた髪を早く切りたいという願望をもってして、このさぶさにふぃーとため息。

 お鍋がおいしい季節になったことでもあり、昨夜は白菜とカリフラワーと鶏のもも肉で鍋。オルチョと塩と水をすこし。ポン酢でいただく野菜のんまいこと! カリフラワー、ほろほろやわらかく、白菜はたまたまスーパーに立ち寄った生産者の人からすすめられ買ったものですが、おすすめどおり、おいしかった。

 ゲゲゲが終わったらもう連ドラはいいよーと言っていたのに、「てっぱん」もなかなかよくて、録画して家族でみては、「明日が待ち遠しい!」と。ちぃちゃんなんか「気になる、気になる」と気にしてます。

 先週末は楽しいお泊まり会。人生の大先輩とひたすら食べておしゃべり、語る、語る。ちょっこし飲む。こういうのを至福というのですね。105歳でとうとう一人暮らしができなくなりホームに入りますという葉書をその方の俳句と共に読ませていただく。いまもお元気で107歳。お泊まり先の80歳の方が「勇気づけられるのよ、この葉書」と仰る。私はまだまだヒヨッコです。朝に迎え酒飲んでとすすめられてビールをいただき、お昼にバスでどうぞとうなぎ弁当までこしらえてもらいました。かくありたいです。

 さて、今週末は中学校の行事。明日の夕方から中学校で準備、土曜日が本番。いつもは日曜日なのですが、選挙があるので土曜日に開催です。あれもこれもそれもこれも、目の前にあることを片づけながら、ちぃっとも勉強しない受験生を気にしないよう自分に言い聞かせながらの毎日。本の仕事をいただきながら、オルチョの仕事も励んでます。

 

2010.10.18

書評のメルマガに書いてます

今年に入ってから10か月。毎月10日号の「書評のメルマガ」に子どもの本について書いています。今月号はこんな感じです。

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■「いろんなひとに届けたい こどもの本」
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ガラガラヘビの味――アメリカ子ども詩集 (岩波少年文庫) □のどの乾きをいやす一杯の詩  詩の食べ方  イヴ・メリアム   お行儀なんか気にしなくていい。   そのまま指でつまんで、   がぶっとかぶりついて大丈夫。   (中略)   皮とか茎とか芯とか、ペッと   はきだす種とか、、   捨てるところは   なんにもないはず。  『ガラガラヘビの味 アメリカ子ども詩集』           アーサー・ビナード/木坂 涼編訳 (岩波少年文庫)  詩人のご夫婦が選んで共訳した子ども向け詩集が岩波少年文庫から刊行され ています。「詩」って少し敷居が高いなあと感じる方には、手頃な価格と親し みやすいやすい表紙のこのアンソロジーをぜひお勧めしたいです。  物語のもつ力とはまた違う、凝縮された言葉の文芸である詩は頼りがいのあ る友だちです。大好きな詩をひとつもてることは、親友をもつようなものです。  冒頭に「詩の食べ方」を持ってきてタイトルを『ガラガラヘビの味』にして いる。味、食べ方とつながってくるニクイ題名。挿絵は岩波少年文庫っぽくな い(?)しりあがり寿氏。ひょうひょうとした自由な挿絵が詩にとても合って ます。  ひとつの物語のような詩もあれば、人生の深淵を感じる詩、くすりと思わず 笑ってしまうユーモアたっぷりの詩。  表題の「ガラガラヘビの味」はユーモア詩。我が子も読んで「これっておも しろいね」とくすくす笑っていましたっけ。  心がしんとくるようなのはこんな詩。  冬の日曜日  ロバート・ヘイデン   父は休みの日曜日も、夜明け前にひとり起きて   凍てつく紺色の闇の中、服を着こんだ。   容赦ない日々の労働で関節が痛み、あかぎれに   なった手を動かし、薪を集め、ストーブの   火を燃え立たせた。だれにも礼をいわれずに。   (中略)   そして思いやりのない、そっけない言葉を   父にいう。寒さを追い出して、ついでにぼくの   よそゆきの革靴もみがいてくれた父であるのに。   ぼくはわかっていなかった。愛の孤独な、   厳粛な仕事のことを、何もわかっていなかった。        詩は「読んでみて」という短い言葉を添えて本を差し出すだけでいいのかも しれません。  このごろ  チャールズ・オルソン   なにかを話すとき、   根っこをつけたままいうといい   根っこをぶらさげたままで   土もつけたままで      それがいちばんよくわかる      どこから出てきた話か

2010.10.09

まるきのヤンコ

まるきのヤンコ

 昨夜、久しぶりに子どもたちに絵本を読みました。
 「まるきのヤンコ」、こどものとも年中向き11月号、いま発売されている号です。

 スロバキアの昔話で、絵はドゥシャン・カーライの元で絵を学んでいる洞野志保さん。

 「まるき」はひらがなで書くとちょっとピンときませんが、丸木のこと。子どもが欲しい夫婦が菩提樹の丸木から子どもをつくる。できた子どもをたいそうかわいがり歌を歌ってやります。3度歌ったとき、子どもに命が宿りました。名前はヤンコ。
 ドキドキする場面を読んでいると、いつのまにかつれあいも聞き入ってました。
 最後を読んで、みんなでよかったと安心します。
 昔話ってほんとうにおもしろい。

 ちぃちゃんは大きくなって、もうひざの上に座っても長い(?)足がじゃまになるくらい。「足、ちょっとじゃまだね」と言ってます。
 読んでいると、上の子も寄ってきて見入っている。本を読むってやっぱりいいです。
 そしてこんな風に楽しめる絵本を410円で買えるなんて、すばらしい。福音館さんに感謝。

 理論社のニュースが飛び交ってから、「飛ぶ教室」の昔の号を引っ張り出して熟読してます。いまの「飛ぶ教室」の前の時代のもの。36号くらいから子どもの本の出版を特集して、福音館、理論社、岩波書店のことが掲載されています。福音館書店も理論社も、どれだけお金で苦労して出版を続けてきたかが、リアルタイムで読んでいた当時よりいまの方がより切実に読めます。
 ニュースを聞いてびっくりした時、ツイッターで友人から理論社創業の雑誌「理論」の冒頭に掲げられた詩を教えてもらいました。ちょうど「飛ぶ教室」の理論社特集号でも、小宮山量平さんがその言葉を発しています。
 「友よ地は貧しい。我らは豊かな種を蒔かなければならない」

 今江祥智氏がこの特集の前説に二代目社長がしりぞく時に書いた一文を紹介しています。『ハイジ』のアルム爺さんの言葉です。
 「夕やけってのはね。それはおてんとうさまのすることだ。山におやすみをいいながら、じぶんのいちばんきれいなひかりを投げてやるんだよ。あしたくるまでおぼえてくれよってな」

 理論社の明日を――きっと私以外の多くの人も待っているはず。

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