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2011.01.24

ちくま

 今日届いたのはPR誌「ちくま」2月号。
 先月号から表紙が小沢昭一さんが撮った写真にかわっています。
 このPR誌の楽しみは最初の「巻頭随筆」。なので、いつも最初から読んでいきます。とにかく、なだいなださんと佐野眞一さんの軽い毒の入った文章がおもしろい。次に読むのはたいてい斎藤美奈子さんの「世の中ラボ」。今回とりあげているのは“これははたして小説か”と話題にのぼった受賞作がまな板にのっています。「お話/小話」と「小説」のちがいな何なのかを簡単には論じられないけれど、“「小話」の集積で、小説未満といわざるをえない”と評される小説について考えてしまう。

 今回、次に読んだのは荻原魚雷さんの「魚雷の眼」、お題は〈青野季吉のヒダとみぞ〉。荻原さんが読んだ範囲で「中堅作家論」という評論に頷くところが多かったという下記の引用が、今日読んだ「ちくま」の一連の流れをまとめてくれたような気がしたのでした。

 作家は書きながら成長すると云はれる。しかし皮肉にも、書きながら却って駄目になつて行く作家の方が多い位である。書きながら成長するには、書くといふことが、やはり何かを解決しつつすすむこと、何かから脱皮することでなければなるまい

0124                    今朝8時頃の外。とにかくまっしろな朝だった。

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コメント

この短い引用だけ紹介されていたのですが、私も深いなと思いました。
ただ書くだけでは駄目なんだという厳しさが伝わってきます。

うむむ。深い。
デビューするのは大変だけど、デビュー後に完成度を維持し、作品を生み出すのがいかに大変か。そのカケラに少しだけ触れられた気がします。仕事をするのは、文字を紡ぐのは、作品を作るのは、なんにせよ、しんどい、険しい道のり。

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