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2014.04.20

さきにあるもの

2008年にマガジンハウスで刊行されたものが震災のあった年の半年後に新潮文庫ででました。

梨木香歩さんが解説を書かれており、震災から4か月が経過している頃に書いていること、状況を憂い「先が見えない」と。

震災後は書店に新刊や雑誌は入らず、しばらくして流通がもどったあとは、配送されなかった雑誌はそのまま来ないまま、空白のような時間がありました。

この文庫が出た時は、梨木さんの解説を読んで「買わなくちゃ」と思ったものの、結局赤毛のアンの世界にひたる気持ちにはなれず、読んだのは朝ドラの影響で今回でした。

片山廣子さんをはじめ、きら星のような人たちの交流、生涯ずっといい関係を保った夫婦関係など、希有な才能をもった方がアンの翻訳をされたんだとあらためて感じます。

ミッションスクールでどんどん英語の本を読んでいく花子の姿はまぶしい。
花子のその才能をいち早く見抜いた父親もすごい。
いまの時代だからこそ、すごいと一言でいえてしまうが、当時の風当たりの強さはいかばかりかと想像してしまいます。

勉強すること、知らないことを知ることがどれほど楽しいことか、花子が花開いていく姿を読んでいくのはとても楽しい読書時間でした。

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