2013.05.12

ミニビブリオバトル

昨日、翻訳百景ミニビブリオバトル+懇親会に出席してきました。

本家ビブリオバトル では持ち時間5分で行うのですが、
懇親会出席者で5グループに分かれ、1人持ち時間1分(!)で。
初めてなので1分という時間間隔もつかめていなかったのですが、
実際におこなってみると1分は短い。
ミニビブリオで3分もあるようですが、確かにと思いました。

わたしのグループは「1」グループ。5人。

最初の方の本。(ゲスト)

5番目がわたし。(ゲスト)

初版2003年。訳者は河野万里子さん。白水社からの刊行。
時は1970年代、主人公の親友のお兄さんはベトナム戦争に行っています。
そこから弟のキャルに書いている手紙を、主人公は読ませてもらい、こんなすてきな兄がいることをうらやましく思う。
このお兄さんからの手紙は主題ではありません。
けれど、この本を読んでから10年。読み返すたびに戦のおろかさをもっとも伝わる言葉で書かれた作品だと思っているのです。
兄が弟にあてた戦争の愚かさについて語る手紙はシンプルなものです。
その言葉を読むたびに、二度と戦に若者を送り出してはいけないと強く思う、
そういう物語です。
話の中で重要なモチーフとなるバプテスト派のことについては、八木谷涼子さんのお力をかりたとあとがきにあります。その八木谷さんも出席していたパーティでした。

2番目。



3番目。


4番目。


6番目。


7番目。


今回は各グループで発表したあとグループ代表を選び(その際ゲストは除く)、この度は5Gで再度発表。そして優勝作品を選びます。

本好きな人が本について語るのですが、おもしろいのです。

わたしたちのグループからは『歳月のはしご』をエントリー。
あらすじをいってもおもしろくない。ディテールを楽しんで欲しいという言葉が印象的な紹介でした。

優勝作品は別でしたけれど、さっそく私も中古本をポチリ。現在流通していないのかしら。

ビブリオバトルの後の懇親会も本の話題が先にあるので、初対面の方とも会話がはずみました。

懇親会中は、それぞれミニビブリオバトルで紹介した本を並べたのですが、その時に主宰の越前さんの了解を得て、もう1冊本を置かせてもらいました。

震災のことを子供がデジカメで撮った写真を中心にまとめられた本。
この本の続編として新聞形式で今年は刊行されています。
興味をもたれた方はFacebookページも開設されております。

ぜひ。

それにしても楽しい一夜でした。
本について語ることの楽しさを再確認しました。
機会をつくってくださった越前敏弥さんに深謝!

2012.01.30

カルマン


カルマンの本が届く。
思ったよりこじんまりとして、
思ったとおり美しい本。

2011.02.07

昨日届いた本

  

 購入して昨日届いた本3冊。まだどれも読めていないのですが、『センセイの書斎』は見たいページがあったので、そこをまっさきに。とにかく『センセイの書斎』は文庫になってうれしい一冊。

 お目当てのページは90ページの石井桃子さん。『今からでは遅すぎるミルン自伝』(岩波書店)を翻訳されている頃のもの。秘書の方が石井さんの手書き原稿を清書するためのワープロまで描かれています。ミルンの自伝もすばらしくおもしろい本でした。本当にたくさんの翻訳を残してくださったこと、もちろんそれのみならずですけれど、あらためて感謝してしばし眺め入りました。

2011.01.27

伊藤比呂美さんの本や育児本

なにたべた?―伊藤比呂美+枝元なほみ往復書簡 (中公文庫) 良いおっぱい悪いおっぱい 完全版 (中公文庫)

 昨年8月に『良いおっぱい 悪いおっぱい』が25年ぶりに完全版として中公文庫に入っていたことを少し前に知りました。なつかしい。
 そして『なにたべた?』も加筆して中公文庫に入っています。『なにたべた?』は単行本の時に購入し、友だちにも贈った本。また買い直そう。

 子どもたちが成長して赤ちゃんの頃に読んでいた育児本も読まなくなったけれど、いま読むとまた違うものがみえてくるのだろうなあ。

 育児本といえば、福音館書店から『子どもへのまなざし』(佐々木正美)の3巻目が出ましたね。この1巻目はどうにも読むのがつらく、2巻目でそれが少し緩和されたのですが、3巻目はどうかな、読んでみたい。

完 子どもへのまなざし (福音館の単行本)

2011.01.18

ぽつぽつ読む

Dear Genius: The Letters of Ursula Nordstrom

 "Dear Genius"、センダックが描いた編集者ノードストロムが表紙を飾り、原書でずいぶん前からぽつぽつ読んでいました。昨年末に邦訳が出て、こちらも入手し、あわせて楽しんでいるところです。邦訳には、ノードストロムが編集に携わった日本語版の絵本や児童書の書影がカラーで載っているのがうれしい。ただ原書には、手紙の宛先である多数の作者の写真も載っていて、それは割愛されているようです。
 紙を無駄にすることなく、行間もつめてぎっちり手紙を書き続けたという編集者のそれは、作者への敬愛こもった文章ばかりで、作品ができあがるまでのやりとりをこうして楽しめるのはありがたい一冊です。

 原書も邦訳もどちらもぶあつく、他にも並行して読んでいる本を、こたつの上にででんとつみあげて読んでいると、子どもがどこからもってきたの、そんなにたくさんと言います。いや、ずっと前からこの家にあるものばかりなの。

 かさばる本のために、昨年は本棚を購入したのだけれどおいつかず、先週末に探したのだけどいいのがなく。近日見つけなくては。雪が降ると、とたんに外出がおっくうになってしまうのです。

 冬前のカマキリの卵予報は見事にあたり、今年は雪が多いです。お正月につくったかまくらも、まだまだ大丈夫で、雪がふるたびに大きくなっているほど。

 それでも昨日は子どもを迎えに行きがてら買い出しに。つくった夕食は、ひいかの唐揚げ、麻婆豆腐、里芋の煮っころがし、五分づきごはん、大根、玉葱、しめじのおみそ汁。今朝はたこ納豆。最近、納豆にいろいろ入れるのがプチブーム。オルチョをたらすと、朝から豪華な一品です。

2010.10.18

書評のメルマガに書いてます

今年に入ってから10か月。毎月10日号の「書評のメルマガ」に子どもの本について書いています。今月号はこんな感じです。

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■「いろんなひとに届けたい こどもの本」
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ガラガラヘビの味――アメリカ子ども詩集 (岩波少年文庫) □のどの乾きをいやす一杯の詩  詩の食べ方  イヴ・メリアム   お行儀なんか気にしなくていい。   そのまま指でつまんで、   がぶっとかぶりついて大丈夫。   (中略)   皮とか茎とか芯とか、ペッと   はきだす種とか、、   捨てるところは   なんにもないはず。  『ガラガラヘビの味 アメリカ子ども詩集』           アーサー・ビナード/木坂 涼編訳 (岩波少年文庫)  詩人のご夫婦が選んで共訳した子ども向け詩集が岩波少年文庫から刊行され ています。「詩」って少し敷居が高いなあと感じる方には、手頃な価格と親し みやすいやすい表紙のこのアンソロジーをぜひお勧めしたいです。  物語のもつ力とはまた違う、凝縮された言葉の文芸である詩は頼りがいのあ る友だちです。大好きな詩をひとつもてることは、親友をもつようなものです。  冒頭に「詩の食べ方」を持ってきてタイトルを『ガラガラヘビの味』にして いる。味、食べ方とつながってくるニクイ題名。挿絵は岩波少年文庫っぽくな い(?)しりあがり寿氏。ひょうひょうとした自由な挿絵が詩にとても合って ます。  ひとつの物語のような詩もあれば、人生の深淵を感じる詩、くすりと思わず 笑ってしまうユーモアたっぷりの詩。  表題の「ガラガラヘビの味」はユーモア詩。我が子も読んで「これっておも しろいね」とくすくす笑っていましたっけ。  心がしんとくるようなのはこんな詩。  冬の日曜日  ロバート・ヘイデン   父は休みの日曜日も、夜明け前にひとり起きて   凍てつく紺色の闇の中、服を着こんだ。   容赦ない日々の労働で関節が痛み、あかぎれに   なった手を動かし、薪を集め、ストーブの   火を燃え立たせた。だれにも礼をいわれずに。   (中略)   そして思いやりのない、そっけない言葉を   父にいう。寒さを追い出して、ついでにぼくの   よそゆきの革靴もみがいてくれた父であるのに。   ぼくはわかっていなかった。愛の孤独な、   厳粛な仕事のことを、何もわかっていなかった。        詩は「読んでみて」という短い言葉を添えて本を差し出すだけでいいのかも しれません。  このごろ  チャールズ・オルソン   なにかを話すとき、   根っこをつけたままいうといい   根っこをぶらさげたままで   土もつけたままで      それがいちばんよくわかる      どこから出てきた話か

2010.04.01

四月馬鹿

四月馬鹿

そうか、こういう本もあるのだから、来年の今日はこれを読もう。

2010.01.16

冬がつづく

冬らしい天気が続いています。
ハイチの地震、冷泉さんのメルマガ記事で歴史背景を勉強しました。ハイチ出身のエドウィッジ ダンティカットの『息吹、まなざし、記憶』を読了。たまたま意識せずに、午前中にはマキューアンの『初夜』を読み、夜にこの本を読んだのでした。重なるものはないけれど、共通することがらについて頭の中でなんども考えました。

01161 01162

今日、買い物で市内をぐるっとひとまわりしたとき、車から見えた風景。

2010.01.12

カリッコリー/書評のメルマガ

01121 カリッコリーというおもしろい野菜が売っていたので購入。ロマネスコともいわれるものらしく、カリフラワーの一種で、味はブロッコリーのようです。
 おいしくゆでて、贅沢にもアサクラオイルをかけて食べました。おいしかったぁ! 子どもたちも気に入っていたようです。

 それにしてもおもしろい形、円錐形の規則正しい姿が美しい。

 今日はちょっとお知らせをば。
 1月10日号の「書評のメルマガ」(Link)より、拙文を連載していただくことになりました。リンク先のバックナンバーからすでに配信された号を全文読むことができます。
 「いろんな人に届けたい こどもの本」というタイトルで、今回はセンダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』の小説版(デイヴ・エガーズ著/小田島恒志・小田島則子訳/河出書房新社)をとりあげています。毎月10日号に書いていきます。読んでくださるとうれしいです。

かいじゅうたちのいるところ(小説版)

2010.01.10

歳の神/読初

01101

 今日は地区の歳の神。
 子どもたちは柔道の鏡開き、帰宅してから初市へ。夕方にこの歳の神を燃します。わらも田んぼから、地区の人たちでわらを持ち込み縄を編みます。竹も山からとってきて、建てています。歳の神用に、地区の役員が年前から茅を刈って田んぼにたてて保存してあるのです。

 読初は、小説では『通訳 ダニエル・シュタイン』、児童書では『ようこそキミワルーイ屋敷へ』でした。
 『通訳~』は、ポリフォニー、複数の声から浮かび上がる時代、そして主人公のダニエル・シュタイン。どの文章も力強く、血と肉になりそうです。再読しなくては。
 児童書『ようこそキミワルーイ屋敷へ』は、いたずらアラミンタシリーズ本の1冊目です。数年前から流行(?)している、150ページ弱のページ数という読みやすい分量、魅力的なイラスト、翻訳者も斎藤倫子さんですから、楽しい本に仕上がっています。次はどんな展開をみせてくれるのか楽しみ。


新潮クレスト・ブックス 通訳ダニエル・シュタイン(上)  新潮クレスト・ブックス 通訳ダニエル・シュタイン(下)  ようこそキミワルーイ屋敷へ (いたずらアラミンタ1) (創元ブックランド)

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