『ぼくうまれるよ』(たしろちさと)は、水辺で出産、授乳は水中で行うアフリカのサバンナに暮らすカバの絵本。『ぼくはカメレオン』でデビューした作者による新作で、カバの出産時の表情、生まれてくる赤ちゃんをやわらかく、あたたかく、大事に描いていてすてきだった。聞いていたちびちゃんも「あかちゃん、うまれたね」とじっと眺めていた。
『ぜったいぜいったいねるもんか!』(マラ・ガーブマン文 ニック・マランド絵 おおさわあきら訳)は、寝たくない子どものおやすみなさい絵本。人物はざっくりと、背景は緻密に描き、特に部屋の壁紙がすごくすてき。でもって遊び心もある。描く視点も遠目だったり、ぎゅっと近づいたりでメリハリがあり、読んでいてとても楽しい。寝たくないうちの子どもたちもうれしそうに聞いていた。
『ハンダのめんどりさがし』(アイリーン・ブラウン作 福本友美子訳)は、数絵本。いろんな生き物が1から10の数で登場する。もちろん聞いている子どもも一緒になって数えていた。
『ぼくのだいすきなケニアの村』(ケリー・クネイン文 アナ・ファン絵 小島希里訳)は、『エレーナのセレナーデ』を描いたアナ・ファンが絵をつけている。じいちゃんの牛を見張っていなくてはいけない「ぼく」なのに、ついついいろんな事に気がそれてしまい、ケニアの村めぐりをしているかのような……。配色が独特で、人物の目が印象的なアナ・ファンの絵がよく活かされ、村めぐりを堪能する。「ホジ?」「カリブ!」というスワヒリ語がよくでてきて、子どももすっかり覚えていた。
写真絵本2冊は『みんなおなじ でも みんなちがう』と『ぐるりんぱっ』。前者はソラマメや貝など、同じものでもそれぞれ違うということをよくわかるような構成。ちびちゃんのお気に入りはうずらの卵。恐竜の卵みたいだから、とのこと。後者は、シダの葉が閉じているところと開いたところ。シダにもいろいろあり、ふわふわしていたり、ちょっとグロテスクだったり。ちびちゃんは時々「これはなんかこわい」と言いながら興味津々だった。





