ブナ林
10年ぶりに磐梯山に登った。
仕事で部分的に関わることになり、その場に行ってみたかったことや、磐梯山の写真をよくあげているブログを読んでいることや、知人の8年前ほどの写真を久しぶりにみて、青空の頂上をみてみたくなったことが理由。
結論からいうと、頂上だけガスがかかっていて、青空の映える写真は撮れなかった。
けれど、10年前には登る行為だけで精一杯だったのが、今回はブナ林の美しさや、山の花の可憐さ、弘法の清水のおいしさを堪能できたのがうれしかった。
磐梯山とて、片道3時間近く私はかかってしまうので、体力もなく筋力もないとかなりきついはきついのです。
今回の筋肉痛は一週間。あまりの痛みと疲れからなのか、10年ぶりにヘルペスも発症。まだ膝の違和感が残っている。
帰りの降り道で、ご一緒した74歳と64歳のご夫婦。男性は女性を待つことなく、スタスタと歩き、私の後ろについていた。後ろに人がいるとあせるので、お先にどうぞと言ったのだが、その人はこのペースがちょうどいいといいながらずっと後ろを歩いていた。思うに、私のへっペリ腰の歩き方を心配してついてくれていたのではないだろうか。前はつれあいが歩いていたが、私は自分の足元をみるのに精一杯で、頭に血がさがってきて、顔が真っ赤になっていた。
お夫婦のおくさまの方は足がつっていたそうで、後ろを歩いていたが、結局私を追い抜いて少し先を歩いてくれた。
分岐点では待っていてくれ、さよならと挨拶をした。彼らはこれから4キロ以上歩いて戻るのだ。
我らは1キロちょっと。それでも1時間はかかるだろうとのことだった。
その年齢でスタスタ歩けるのをうらやましがると、慣れですよといわれた。
本当だろうか。
それを確かめたくて、もう二度と登らないといっていた山にまた登りたくなっている。
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