白い一輪
白い一輪
ばらかをる
白い一輪
ひと待つと
わが摘みて
ひと待つと
わが活けて
ひとを待つ
白い時間に
ばらかをる
白い一輪
――堀口大學 冬心抄より――(白鳳社/堀口大学詩集)
白い一輪
ばらかをる
白い一輪
ひと待つと
わが摘みて
ひと待つと
わが活けて
ひとを待つ
白い時間に
ばらかをる
白い一輪
――堀口大學 冬心抄より――(白鳳社/堀口大学詩集)
石田衣良の『LAST』読了。
読まなければいけない本、読みたい本をすっとばして読んだ本。
人にはすすめない本。
タイトルは、最期の意味でしょうか。途中から設定はどうしても同じものにならざるを得なくなり、借金漬けの生活というのは、子どもの頃に実際に味わってもいるのでとても客観的に読めず、思い出がよみがえりそうで、そし読んだのが夜だったので、ねむれなくなりそうだった。『4TEEN』を書いた人だからという、理由にもならない理由で自分をなだめて眠った。結局途中でやめようかと思いつつ、読んでしまった。びんぼうもいやだし、借金もいやだわ。
『マライアおばさん』も読了。
『LAST』で気が重くなったので、ファンタジーでと思ったら、こちらも出だしはひどく感じの悪いマライアおばさんに読み進めるのを若干躊躇。しかし、ダイアナ・ウィン・ジョーンズだ、きっとこのままではないはずと最後まで読む。出版社紹介では隠れた悪意と戦うとあるけれど、これって全然隠れてないのでは。。。しかし、こういう悪意はあちこちにある。訳者あとがきで、まるで教訓のようにこんな人になりたくないですねと書かれているのに苦笑。自分もこういうひとりになってしまう時はあるのだろう。Mariaと書かれているけれど、作者の希望で読み方はマライアになったそう。人の名前にさまざまな意味もこめられ、凝った一作。
昨晩ねむれなくて、夜中起きて読みかけていた本を読了。
『博士の愛した数式』(小川洋子著)
わかりやすい文体で読みやすくてよかった。
bk1でも、書評が8本掲載されていた。amazonの方にも複数あがっている。
読んだら感想を書きたくなる本なのだろう。
交通事故で脳の損傷をうけた、数学博士。彼の記憶は事故にあったところで止まっている。
それ以降、つまり博士の47歳以降の記憶保持時間は80分になった。
しかし、それ以前の記憶はあるのだ。
それ以前の記憶は永遠。
永遠の中で愛されているのは幸福、 。
子どもにはたっぷりの愛情をそそいでもそそぎすぎることはない、と接する博士。
そうですね、そそいでもそそいでも、まだそそげますね。
昨晩はサンタさんを待ちながら(?)、夜中に目覚ましをかけ、ひとりせっせと準備。そのあと、茶碗洗いなぞしていたら、すっかり目がさめてしまい、本を読んでいたら、ケースケがうんこしに起きてきた。胃腸風邪っぽく、ずっとゆるかったが、立派なうんこを夜中にわざわざ起きてするのに、すごい!とほめた。 つれあいにも何かと思ったけれど、特に思いつかなかった。私も特になく、家族元気がなにより、と思うクリスマス。
水曜日はつれあいが定時退社日なので、今日をごちそう日(クリスマス・イヴなので)にした。
とはいえ、いろいろ押し迫るものがあり、ごちそうメニューは、近所のスーパーのお刺身。
ここのスーパーのお刺身は、大手スーパーより俄然うまい。
まぐろも、ぶりもえびもいかも、ひと味違う。
ということで、もりあわせをお願い。その間に子どもたちは、ローストチキンをみつけ、お店の人のすすめもあり、購入。
おいしいすし飯を炊いて、(昆布と酢と砂糖と塩ですし酢をつくる)、刺身と食べる至福。
子どもたちは、ローストチキンに目と口をうばわれ、大人はゆっくり刺身をつまむことができた。
るるん♪
惜しむらくは、つれあいが風邪で晩酌ができなかったこと。今日は刺身にあわせうまい日本酒の地酒を準備していたのだ。
我が家はそれほどクリスマスらしいクリスマスはしていないけれど、ごちそう日の理由になるのは、まぁいいか、と思う。
『魔女の血をひく娘2』はよかった。前作の続編ということで、どんな流れでつくるのだろうと思っていたのだが、構成はとてもよくできていた。なるほど、こうして、メアリーに語らせるのかと。原題と、魔女を忌み嫌った時代のつながりが納得させられるつながり。上橋さんの世界に少し通じるものがあった。
今年は晩秋に畑を借りて大根をつくった。(つれあいが)
収穫された大根は、それはそれはみずみずしく美味。
休日の昼食には、大根そばをよくつくるようになった。
大根をなますを食べる時のように、細長く切り、そばと同じ分量を同時にゆでる。
だしに醤油と味醂をいれて、薬味に欠かせないのは生姜。今日はせりも。
美味、美味。口福。
"What Pete ate fromA-Z (Really!)"
カルマンだいすき。ふざけ心いっぱい。るるん。
『ディナの秘密の首かざり』
高野文子さんの装幀本と聞くだけで、うれしくなる。
原書を読んだレビューがサイトにいくつかあがっているが、どれもおもしろいと書かれていて期待大。
『秘密が見える目の少女』の続編。横田さんの表紙絵もすてき。早く読みたい。
最近のコメント