ノーマ・フィールド
定期購読している小冊子は以前はもっとあったのだが、結局読まないので、だんだん減り、それでも届くのがなにより楽しみなのは「月刊みすず」。
12月号はばたばたしていてずっと読めていなかった。
つれあいが、また暮れに一列の本だなを1メートル40cmつくってくれ、その棚にならべて、未読だったことに気づく。
だいすきなノーマ・フィールドの文章が掲載されていた。小林多喜二について書かれたもの。プロレタリア文学は日本の近代文学で初めて国際的に知られた文学――。ちょっと難解なので、また読み返さなくちゃ。
『いまからでは遅すぎる』を読んでいるのだが、ユリイカの特集でプーさんだということを知り注文。石井桃子さんと安達まみさんが対談している。石井さんが、これから昔話について勉強したいといわれていた。「これからは、子どもの本を好きな友達数人と一緒に、いったい子どもの本って何なのかなってこと、考えていきたいと思ってるんですけど。略。私はもっとね、子どもの本は楽しく、「全体」として味わいたいと思うんですよ。まるで、まな板の上へ乗っけて「ここが急所なんだよ」と指摘するみたいなのでない楽しみ方。」と石井さんが語っている。
この雑誌はほかにも別の人たちの対談も収録され、いかにも雑誌で、雑多でおもしろい。
プーさんといえばディズニーのプーさんも欠かせない。ディズニープーが黄色なのは、風水で黄色がお金のもうかる色から??。この人たちの対談ではディズニープーはずっと「風水プー」とよんでいて笑ってしまう。
そういえば、10年以上も前に買った『クリストファー・ロビンの本屋』が積ん読だった。読まねば。
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