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2004.01.15

歳の神

15日は部落の歳の神
家の近くのいつもの田んぼで、歳の神の準備を先週行い、火がつけられた。
6時半からはじまるので、たくさん着込んで、ちぃちゃんは背中におぶって家をでた。
どこの家からも、長い木のぼうをかついだ人がでてくる。
このぼうに、網のようなものをつけて、そこにお餅やらするめやらをはさんで来る。
そう、歳の神の火で焼いて食べるのだ。
去年も、それをみて、今年は自作しようと言っていたのだが、忘れてしまった。
それでも、つれあいは、するめをわりばしにはさんで、あち、あち! といいながらあぶっていた。美味。
けむりを身体にあてると、風邪をひきにくいなどいわれがあり、大人たちは、子どもらに、ほら火のそば来いと呼んでいる。御神酒をいただきすすりながら、火にあたる。子どもたちは、それぞれおやつをもらう。
「火なんてこんな時くらいだよなぁ。ぽかぽかしていいもんだ。」と言っていた人がいた。
ほんとに火はきれいだ。そして歳の神はお年寄りがわさわさ集まる。
「おめでとう、今年もよろしく、まぁ、飲め」と御神酒がふるまわれる。ビールも。
ちぃちゃんは、背中から「すごい! すごい!」と言っている。
しめ縄がもえ、風車がもえ、大きなだるまも燃えていた。起きあがり小坊師もこの時に燃やす。
さぁ、元気な一年になるぞ。

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