バーニンガム
ジョン・バーニンガムの「ちいさいえほん」シリーズは、文字通りすりきれるほど子どもと読んだ。
特に『いぬ』は、短い絵本なのですっかり暗記し、夜ふとんのなかで、絵をみないで子どもに聞かせていた。
谷川俊太郎訳のこの絵本を何度も読んだ子どもたちはすっかりバーニンガムさく、シュンタローやくと、絵本の表紙をみるとすぐ口にしている。まんなかの子どもは、その絵本に落書きしたので、どんどんボロボロになっていくちいさいえほん。落書きするほど、彼はこの絵本が大好き。末っ子は、ぼろぼろでも、にこにこ楽しそうに聞いている。そして、いちばん上の子は、「この絵本は、短いんだけどとびっきり楽しいんだよなぁ」といまも、7年前と同じように横で聞いている。
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