ロレンス・イェップ
読もうと思っていた本の山からではなく、今朝郵便受けに入っていた本。
『ワニてんやわんや』
ロレンス・イェップの読後がほくほくする物語。
いい子の弟ボビーに、ななめの気持ちを持ってしまう兄テディ。
兄弟とはまた不思議な関係なり。我が家の子どもたちもこうなるのかしらとちらりと思いながら、チャイナタウンのテディ一家の物語にひたった一日。ペットにどうしてワニがというところから、母さん、父さん、そして親戚たち。だれもが、ワニを気になってしまう。ワタナベユーコさんの挿し絵が物語にぴったりでとてもよかった。本のつくりも、少しだけ大きめで、文字の大きさや余白のとりかたなど、丁寧につくられ低学年の子どもにすすめたくなる1冊。この訳者さんの本はどれもおすすめ。『宇宙人が来た!』も、物語の楽しさと挿し絵が絶妙! 『ぼく、もうなかないよ』は、ぐぐっと。『アビーと光の魔法使い』は、かろやかなでも心に何か残るファンタジー。私はこの本でコウルリッジの「老水夫行」を知りました。
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