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2004.06.02

読みかけ読み飛ばし

午前中にひとだんらくついた事があり、読みかけだった『ニシノユキヒコの恋と冒険』を読了。『センセイの鞄』よりこちらの方がなじんだ。日常よりちょっと上等な空気と、下品にならない程度の粗野がいい具合にミックスされていた。よくある一人の人物を多面的にみている連作短篇集なのだけれど、その順番がよい。死後だったり、10代だったり、次は50代だったり、また若くなったりと。『13歳のハローワーク』をぱらぱら読む。作家の欄には、13歳に作家になりたいと問われたら「人に残された最後の職業で、本当になろうと思えばいつでもなれるので~」と答えるとあった。おもしろいのは、随所にはさまれた村上氏によるエッセイ。どれもぐぐっと「仕事」について考えさせられる。仕事といえば、ターケルの『仕事!』がまっさきに浮かぶ。名古屋に住んでいたころ、その時していた仕事はもう続けられないと思いこんで、転職雑誌を買いに書店へ行き、ターケルの『仕事!』を手にして、結局転職はしなかった。『死について!』がでた時は、まさかターケルの新刊がでるとはとびっくりし、非常にうれしかった。子どもたちに絵本『龍』『うさぎのおうち』『ボクのこときらい?』を読んだ。学校の図書室でみた図鑑でカエルがネズミを食べているのをみたとびっくりしていた息子は『ボクのこときらい?』を何度かくりかえし眺めていた。小島政二郎の『食いしん坊交友録』『食いしん坊 第2』を少しだけ読む。日本語がきっちり、食べ物をキーワードにするすると様々な話題に飛ぶ。交友録の最初に抹茶の事が書いてあった。京都のお寺で働いていた時、お抹茶を多い時、一日数百たてていたことがある。もちろん作法はならったことがない。お寺で覚えたのだ。こんなに簡単にいれられるのだと、それ以来、自分でも自分にいれるようになった。最近はたてていないない。『ブラフマンの埋葬』読了。『博士の愛した数式』の方がやっぱりいいと比較されてしまうのは、時期的にしかたないか。Mo Willemsのハト絵本第2弾を読む。今回のお題はホット・ドッグ。このセンスは非常に好みだ。ぼちぼち『邂逅の森』を読みたい。『あおいうま』と『オレンジいろのめうし』の絵本がとどく。明日のお楽しみ。

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