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2004.07.20

ティッチ

ティッチ』を子どもたちと読む。いちばんのちびちゃんが今くりかえし読んでいるのがこの絵本。見開きに余分な背景を一切なくして、3人の子どもたちが登場する。言葉も必要なことだけ。お兄ちゃんが何をもって、お姉ちゃんは何をもって、そして末っ子ティッチの持っているものが簡潔に紹介されていく。自転車ではなく、三輪車。シャベルではなく釘。そんなこんなは今うちのちびちゃんにもそっくりあてはまる。「これ、ちぃちゃんだ、これもちぃちゃんだ」とうれしそうに聞いている。そして「まって!」といってそうっとページを戻したりする。自分があちこちにいるようで、それをもう一度確かめるように。

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コメント

コメントうれしいです。『ティッチ』の反応が一番いいのが末娘なんです。子どもたちはそれぞれに楽しんではいるようですが。絵本は子どもと読むと、よりその深みを案内してもらえますね。

とても遅いコメントでごめんなさい。

娘と初めてこの絵本を読んだとき、
ひとりっ子の娘は、お兄ちゃんとお姉ちゃんを
「パパ」「ママ」と指さしていました。
きょうだいというのが、その頃はぴんとこなかったんだろうと
思います。今ではお友達のうちのお姉ちゃんや赤ちゃんの話を
楽しそうにしていますが。
子どもと絵本をよんでいると、子どもが自分の世界にあてはめて
絵本を味わい、その自分の世界もどんどん広がっていくのが
じわじわ伝わってきて、本当に楽しいです。

ハッチンス、ハッチンスの絵本をきょうだいに読む、いいですね。それより、また赤ちゃんを抱っこできる未来があるのは何より素敵です。私も赤ちゃんをみるたびに、ふと迷いが(^^; いえいえ、もうさすがに無理なのですが。私は3人目ではじめてこんなに何度も『ティッチ』を読んでいるんですよ。

『ティッチ』いいですよね。ハッチンス大好きです。

わたしは長女で、小さい頃、
随分と弟のことで我慢した覚えがあるので
(独占欲がつよかったからだろうなぁ)、
同じ兄弟絵本でも、上の子の立場で描かれたものが好きなのですが、
『ティッチ』だけは例外で、これを読んで初めて、
下の子の気持ちというものがわかったのですよね。

こどもに兄弟ができたら、
下の子には『ティッチ』を、
上の子には『せかい一わるいかいじゅう』を
読んであげようと、以前から心に決めています :-)

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