harappa
雑誌という形がとても好きなので、いつもおもしろいのはないかなと思って探している。いまよく読んでいるのは、「harappa」。04号がでたので早速ゲット。執筆者の上野瞭という名前があり、えっと思う。あの上野瞭? そう、月刊「絵本」1975年11月号に書いた記事が掲載されていたのだ。「なぜ猫なのか…ということ」と題された文章はまさに上野氏のもので、愛猫家として猫が好きではないということも含めて、久しぶりに上野氏の文を読んだという満足感。最後に読んだ上野氏の文章は「みすず」2001年4月号の「越境の文学」と題した高見広春の小説について論じたものだった。
記事でもうひとつおもしろく読んだのは、「はらっぱハウスのつくりかた」。スタッフメンバーが3人続けて退会した痛いできごとを書きながら、場をつくっていくことのしんどさと楽しさが伝わってくる。好きなことを場にして、人を募り形にしていくのはむずかしい。でも楽しみがあればのりこえられるんだよね。次号も楽しみです。
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