木曜日
マザーグースの本で木曜日生まれが遠くに旅する子と知ったのは、子どもの頃。自分はどこか遠くに行くかなとちょっとわくわくした。それを思い出しながら『木曜日に生まれた子ども』を再読。地霊のようになっていくティンに、前回読んだ時よりぞくっとした。最初に読んだのは数ヶ月前なのだが、共時性というか、その時、子どもたちがにわかに穴をほりはじめた。せっせ、せっせと庭に穴をほり、子ども2人がお風呂に入るくらいの穴ができて、気持ちいいなぁと穴の中に入るのを楽しんでいた。すぐにそこまで深く掘れたわけではなく、天気のいい週末にせっせと掘っていて、だんだん大きな穴になった。読了してすぐの時に、この様子を目の当たりにして、ちょっと怖く(?)なり、本の感想をどこにも書かなかった。いまや、寒くなり庭ですごす時間が減り、子どもたちも穴掘りに飽きた。雑草が穴からぼうぼう生えている。そのうち雪でみえなくなるだろう。夏の間、一番下のちぃが、この穴によく落っこちてわーんと泣いていた。しょっちゅう落ちるのだけど、かといって、埋めるのも2人にかわいそうな気がして、そのままに。そういえば、何曜日生まれなのかと、今日調べてみると、3人のうち、2人が木曜日生まれ。どこに旅するのかしらん。
それから、木曜日といえば、みなみストアー。リニューアル後からようやくいつものチラシが入りました。北海道のサンマが今日の特売。明日は秋かつお刺身。明後日ははまちなど。さといも、ねぎ、大根も安いです。今日はサンマにしようかな。
「やまねこ」、大変失礼しました。
「子どもの本だより」は選書が素晴らしいなと前から思っていました。本の説明も「ちょっと読んでみたいな」と思わせられるものが多いです。挙げられている本を次々に読んでいって、自分なりに考えたことをbk1のようなところへ上げていけると児童文学通になれそうだと考えたりはするのですが、最近なぜか児童ものからは離れつつあって…。『木曜日に生まれた子ども』は今度読んでみます。
投稿: 中村びわ | 2004.10.16 16:48
びわさん
今年のガーディアン賞受賞作もおもしろそうで、そういえばこの作品もガーディアン賞だったなぁと再読したのです。おもしろい雰囲気の本だと思います。
そうそう、やまねこ(←ひらがな)翻訳クラブに入っています。文学賞受賞リストなどは、別のスタッフが作成しているのですが、資料室全般に目配りされている方はとても緻密に作業して皆さんに重宝してもらっています。ありがとうございます。
「子どもの本だより」も読んでくださっているのですね。うわぁ、うれしいです。励みになります。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: さかな | 2004.10.15 20:28
これはタイトル&カバーはチェックしていましたが、オーストラリアの穴掘り少年のお話なんですか。地霊のようになってしまうという感じが面白そうですね。
ところで、さかなさん。さかなさんは「山猫翻訳クラブ」関係者だったのですね。きのういろいろ調べているときに知りました。資料室の文学賞受賞リストが便利なもので、よく使わせていただいています。あのようなデータバンクって本当に有難いです。
それにメルマガ「子どもの本だより」も発行していらっしゃるのですね。先日配信していただいたものを読んでいて、「あっれー」と思いました。いろいろお世話になり有難うございます。
投稿: 中村びわ | 2004.10.15 12:48