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『狂気』を読了。天安門事件がでてくると聞き、『待ち暮らし』の作者がどう書くのか興味をもっていた1冊だった。淡々とした描写の中にも、皮肉があったりして笑えたところもあったのだが、後半は話をひっぱる重みがずしりときた。教授が病気で伏せって、錯乱しさまざまな言葉を真剣に聞いている、看護者である若者の気持ちの波にひきずられながらページを繰った。後半の描写、そしてラストへ。次の作品は朝鮮戦争について書くそうだ。
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