前作の『フランチェスカ』も楽しかったのだけど、今回もいいです。短い文章がきりっとページごとにひきしまっていて、最後は爆笑が待っています。『うんちっち』はほんの少しですが、センダックの『ピエールとライオン』(「ちいさなちいさなえほんばこ」のをお薦め)にリズムが似ていました。ずっと本の画像はいれてこなかったのですが、楽しくて絵をみてほしくなったのでお初の書影です。ふしみさんは読みがすっごく魅力的で、『フランチェスカ』を読んでもらった時は、私と某出版社の編集者の2人で聞いて、大笑いしながら楽しみました。その編集者の方が「いやぁ、もうレトロはいいや、いまの絵本つくろう!」と言ったのでまた爆笑。その頃、某出版社でも少し前の絵本を発掘してイロイロ出していた時期だったのでそういう感想が思わず出たんですね。『フランチェスカ』はとっても「今」的のインパクトがあったんです。今年もふしみ訳絵本はたくさん出るので楽しみ!
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