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2005.02.11

フウの眼はきれいだつた。
リオ。
おまえの眼もきれいだ。
Nile-blue のなかに光るblue-black。

オレはもう一杯。
オールドパアに。
雪を沈める。

註:フウ(カラス猫)
リオ(シャム猫)

草野心平は好きな詩人のひとりで、この詩はつれあいから教えてもらった、いまでは私も好きな詩。

いま、読んでいるのは、この草野氏の『酒味酒菜』(ゆまにて出版)。
彼が居酒屋もやっていたことを、この本で知る。とはいえ、このことは、家の本棚にある詩集にも書かれていることで、単に私が気づいていなかっただけ。好きな肴やゲテモノの話が延々とつらねてあるこの本は、「栄養と愛と実験、それらはやはり料理というものを進展させる要素だから」というような、しびれてしまう文章もたくさんあって、ゆっくりゆっくり読んでいる。たけの子について、「塩ゆでしてフレンチドレッシングなんかをかけたのもいただける」というくだりがあったので、さっそくまねしてみた。先日料理に使って冷蔵庫に残っていた、たけの子、芹、油あげをオルチョと塩でさっと炒め、フレンチドレッシングをかけて食べる。これがなかなかいけて、子どもにも好評。ほかは五分つきごはん、かぶと油あげのおみそ汁、鮭の糀づけを焼いたもの。

今日は子どもの柔道の大会で、我が家も2人出場した。寒いこの時期に行われる大会は、今年で49回めを迎えるそうだが、私たちには初めて。一番下のクラスは4人しかでていないので、負けはしたものの3位の賞状をもらえた。上の子もやっぱり負けてしまい、賞状をもらえず。そして、負けたその時ではなく、弟の賞状を見て、ぼろぼろ泣いていた。小学校低学年の子、特に男の子は負けると、ぼろぼろ泣いている。判定負けした子は、その旗があげられた瞬間、嗚咽が聞こえてくるほどだった。個人戦で幼児から高校生まであったのだが、高校生クラスになると、体も大きくなり試合も迫力を増す。最後の男子2試合はすごい気合いで、練習中からオーラを出していた2人が勝った。とてもいい試合で、私もつれあいも、「すごいなぁ」と興奮を分かち合った。

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