晴天
気温変化の激しさよ。
昨日は茶碗洗いや洗濯ものをたたむことをさぼったので、午前中は最低限の家事を消化。子どもたちが外遊びしている間に、「バベットの晩餐会」を観る。スクリーンで観たのは京都で、当時一緒に仕事をしていた60代の女性と行った。見終わって、その方が「私はこの歳までなにしてたんやろ」という言葉をもらしたのを、いまでも覚えている。というか、その感想がずっと残っていたので、もう一度観ようと思っていた。おいしい食事で人を幸福にできるということにまったく異論はなく、バベットのつくる料理がかたくなな心をとかしていく様はぞくぞくする。映画のラストは本のそれより凝縮されていてすてきだった。
コメントで紹介いただいた「砂と霧の家」も観た。米国に暮らす亡命イラン人家族の生きる姿勢に、母国を出たからこそより大事にしていくものを見たような気がする。ピンとのばした背筋、家族を守ろうとする意志、子どもを慈しむ心。生活が壊れてしまっている米国人女性の痛々しさもせつなく。
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