« くんちゃんのはじめてのがっこう | トップページ | 4月号 »

2005.04.08

炒めなます

食べ物の話が書いてあれば満足したりうれしくなったり想像したりするものではなく、当たり前だが食べることが好きな人が書くからこそ、メニューを見ただけでおいしそうだとうっとりするとあらためて思う。某掲示板に書かれる食べ物話はどれも、あぁこんな味なのか、あんな味なのだろうかと想像してはうっとりし、時には試してみる。今回は炒めなます。なますを炒めてから酢をかけるとどんな感じだろうと、椎茸はなかったけれど、油あげと人参と大根でつくってみた。おいしーい。るるん。少し残ったものは今日の子どものおべんとうにアレンジしていれてみた。上にとろけるチーズとツナをかけてグラタン風に。「あれ、おいしかった」と帰宅してから言われた。るん。

『ねずの木 そのまわりにもグリムのお話いろいろ』(L・シーガル M・センダック選 モーリス・センダック画 矢川澄子訳 福音館書店)を古書で入手。今日は「まことのフェレナンドとよこしまフェレナンド」を子どもに読む。週末で柔道もあった日なので、聞いていたのは、まんなかの子だけ。上の子は公民館で借りてきた名球会選手の漫画本を熟読していた。矢川澄子さんの語り口はグリムの話にぴったりで、読んでいても心地良い。センダックがそれぞれの話にひとつだけすばらしい挿画を描いている。つきはなしたようなラストに子どもはあっけにとられていた。「子どもと本」27号でとりあげられている本書では、『センダックの世界』(岩波書店)の言葉をいくつか引用しながら紹介している。いずれも読み返しながら、あらためてセンダックにもグリムにもその深さにしみじみした。ようやく手元にきたので、いつでも読める幸福に感謝。

« くんちゃんのはじめてのがっこう | トップページ | 4月号 »

コメント

ぶなの木さん、おもしろすぎ~。北の国からの純の声で読んでしまいました。
ねずの木はラッキーでした。箱入りでほとんど新古書に近い本でした。やっぱり手元に置きたい本ですよね。こういう本の復刊は難しいのかしら。値段もありますしね。
アンデルセンはいかがですか~。私はしばらく家族の都合などで行かれず、うずうずしています。

さかなさん
お久しぶりです。
毎日覗いているのですが、コメント書かずに、北の国からの純みたいに、心の中でつぶやいていました。
ねずの木~いいなあ!ラッキーでしたね。めったにお目にかかれない掘り出し物ですよ、それは。そういうのを見つけて手に入れることが出来たとき、しみじみ嬉しいですよね。最近、無いなあ、そういう幸運、うらやましい!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 炒めなます:

« くんちゃんのはじめてのがっこう | トップページ | 4月号 »

2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ