くんちゃんのはじめてのがっこう
『くんちゃんのはじめてのがっこう』(ドロシー・マリノ作 まさきるりこ訳 ペンギン社)は1年生になったくまのくんちゃんが、学校ですごした初日が描かれている絵本。今日はなんだかいつもより、ずっと絵本の世界に入り込んで読み、そして子どもたちは聞き入っていました。字も書けないし、読めない、計算もできない、だからくんちゃんは、先生にあてられたくなくて、ずっと小さくなっています。でも、すてきな授業は、そんなくんちゃんの気持ちもほぐしていき、読んでいる大人もうれしくなりました。もちろん、子どもはもっと自分にひきつけて聞いていたようです。自分の名前ではじまるものの名前をいいましょう、という先生の質問は、字が書けなくても読めなくてもできます。読み終わったあと、私たちもそれぞれ言いあっこしました。「けいじどうしゃ!」「しるし、シュート、ショート」ちびちゃんは「ちのじ!」これは、わらべうたです。やはり名前のはじめの音でうたえる唄で、「ちのじ ちっさいこく ちんじゅうじ ちららんが ちっさいこく ちっさい だるまのだるまのこ ちっさら まっさら ちのじが ちんぎりまめ じゅうさんだいじ」 この「ち」を「け」にしたり「し」に置き換えてうたいます。お風呂に入り髪の毛を乾かしながらこの唄をひとしきりうたってから、おやすみなさいをしました。
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