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2005.05.26

すんだことはすんだこと

 上の子が小学校にあがった時は、なにごとにつけ余裕がなく、忘れ物の多い子どもに注意することも多く、大人がめげてました。すると本人から「おかあさん、すんだことはすんだこと」とかわりになぐさめられ、大笑いしたことをしばしば思い出します。まんなかの子が1年生になった時は、2人めということもあり、気持ちにも時間的にも余裕をもて、この本をあまり読んでいなかったかも。と、思い遠足で早く帰宅した子どもに『すんだことはすんだこと』を読もうと誘いました。以前読んだことをちゃんと覚えていて、赤ちゃんがどろどろになる本だねとすぐにわかり、おもしろそうな顔をして聞いています。おやじさんがドボンとなるところがおもしろかったと満足そう。おやじさんが自分の失敗をあっさりと「すんだことはすんだこと」と気持ちをさっさと切り替える様が清々しくて、読んでいるとついついこちらまで笑ってしまう本です。

すんだことはすんだこと
佐々木 マキ / Gag Wanda

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コメント

 えほんうるふさん、はじめまして。ブログ読ませていただきました。私の方もなるほど、現実の自分にひきつけて読むとこういう読み取りもあるのかと新鮮でした。

 私はちっともおおらかではないので、子どものおおらかさに助けてもらってます。おかげさまで、つれあいはとってもおおらかなので、子どもはつれあいに似たのだと安堵しています(^^; この本には、からっとした幸福感があるので、大好きな1冊。コメントいただけてうれしかったです、ありがとうございました。

初めまして、こんにちは。えほんうるふと申します。
先日こちらの絵本のレビューを書いたばかりで、異なる視点を探して辿り着きました。
私はこの絵本でおやじさんが例の台詞を繰り返すのを見て「開き直っちゃって、懲りないおやじだなぁ〜」なんて思っていたのですが、確かに気持ちの切り替えが上手という意味では見習うべき相手かも知れません。林さんがこの絵本のおかみさんのようにおおらかな心をお持ちだからこそ、お子さんにも「おかあさん、すんだことはすんだこと」と慰めてくれるような優しい心が育つのでしょうね。
うーん、私はまだまだ修行が足りない・・。

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