ポップアップ
松井るり子さんの講演をはじめて拝聴したのは、ちびちゃんを授かる前だったので、4年以上前だろうか。ロバート・サブダさんのポップアップ絵本を紹介されながら、こういう繊細な絵本を楽しむのは、壊すのが心配な年頃でもある小さな子どもたちです。壊すのが心配ないくらい大きくなった子どもの感動より、小さな子どもの方がより深く紙でつくりあげたこの絵本の美しさをとらえるでしょうと言われたのが心に残り、とはいえ、それでもやはり注意しながら、子どもと共にサブダさんの絵本を楽しんできた。松井るり子さんは、おおらかでのびやかに子どもの本の楽しさを実用的に語られる。だからこそ、ちびちゃんを授かった時の恩恵にもあずかったのだ。
そのサブダさんの新刊"Dinosaurs! Encyclopedia Prehistorica" by Robert Sabuda and Matthew Reinhartが刊行された。こちらを見ていたので、届いて色がついていてびっくり。鮮やかでダイナミックなつくりの恐竜たちに子どもたちが「おー!」と喜んでいた。『 ウォーターハウス・ホーキンズの恐竜』のエピソードもポップアップに一役かっている。明日は、いつか買おうと思っていた『ティラノサウルス』(小田隆作・絵 真鍋真監修 金の星社)が届く予定。中村びわさんのブログで知ってから本棚にいれなくちゃと計画していた。『最新恐竜学』は明日リアル書店で探してみようと思っている。楽しみ!
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コメント
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Incisorさん、松井るり子さんの日記も毎日の楽しみです。コンパクトにおもしろくてためになり、ご家族の愛情たっぷりであこがれです。Incisorさんの日記も、そうですが、愛ある文章は読み手をしあわせにしてくれますよね。
サブダさん絵本、たしかに小さい子ほど熱中して楽しんでいるのがわかります。こわされたりやぶられるのと紙一重ではありますが、見てもらうと本にとっても幸福ですね。
投稿: さかな | 2005.07.17 08:29
きゃん、トモコさんもサブダファンだったのですね。"Winter's Tale"もでることを最近知りました。ポップアップ絵本はなるべくすみっこの目立たないところにおいたつもりでも、ちびちゃんたちには見つかり、気づいた時には、アリスも足がもげてました(;_;)でも、楽しんでいるんだからと心に呪文をかけて立ち直るよう努力して……。心を広くもつのも難しいです(^^;
書評も楽しみにしています。そろそろ終盤なのですね。
投稿: さかな | 2005.07.17 08:27
さかなさん、こんにちは。
松井るり子さんのサイトを教えてくださり、ありがとうございます!思えば最初に松井るり子さんのことを知ったのもさかなさんを通してだったと感謝しています。サブダさんの新刊のご紹介うれしく拝読しました。娘は昨クリスマスから楽しんでいるので、世界が広がりそうでわくわくします。ちょっとヒヤヒヤしながらも、やはり娘が全身で楽しんでいる様子が本の美しさと一緒に心にやきついています。
投稿: Incisor | 2005.07.16 15:19
さかなさん、こんにちは~♪
しばしばお邪魔しながら、話題についていけずこっそり失礼していました(笑)でも今日はSabuda!!大ファンなので細々集めています。Dinosaurs~は沖縄出身なのに今春札幌に転勤になった友人の小1の息子に贈る予定ですし、自分の為にはWinter’s TaleとX’mas Cardsの予約をしました。でも本当、注意しながらじゃないと心配な本ですよね。ウチの娘は母の監視のもとで見たオズの竜巻や気球に歓声を上げていました。よく似た話では、ひな人形、ざんばら髪で胸元乱れたお雛様を見ると、存分に遊ばれてるなぁ(笑)と感心しますが、私は心の狭い母親なのでなかなかそうはいきません。
投稿: トモコ | 2005.07.16 11:03