おとのほん
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『なつのいなかのおとのほん』 マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 レナード・ワイズガード 絵 江國香織 訳 |
夜はバテテしまいなかなか子どもと本を楽しめていない。なので、今日は午前中に一緒に読んだ。マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本は現在の作家により絵をつけられたり、古いものが発掘されたり、いろいろ出ているが、やはり当時の作家たちとの絵本が抜群にいい。この音が魅力の絵本シリーズは江國さんの訳でより魅力が引き出されている。子どもたちは、マーガレット・ワイズ・ブラウン作とか文という私の声が聞こえると、だだっと寄ってきた。最初はちびちゃんだけに読んでいたのだけど、結局、3人が集まってきて、「ぼちゃばちゃ ぼちゃばちゃ ぼちゃばちゃ いったいなんでしょう!」「かえる! かえる!」とにぎやかに聞いていた。たくさんの音がいろいろに書き分けられ、それらを声に出して読んでいる私も心地よい絵本。
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▼その他に読んだもの。 『でておいで、ねずみくん』(ロバート・クラウスぶん ホセ・アルエゴとアリアンヌ・デューイえ まさきるりこ やく アリス館)は、ちびちゃんが、「ねずみさん、ねずみさん、でておいで」と自分の言葉に置き換えて読んでくれる。絵本ではねずみくんだけど、ちびちゃんの頭の中ではさんづけらしい。絵をみて、私の読んだ言葉を思い出しながらちびちゃん言葉で読んでいてめごい。 |
▼『かぜっぴきのドラゴンたち』(S・M・トーマスぶん J・プレスえ 灰島かり やく 評論社)は、はじけた訳文で子どもたちが大笑いしていた。げげげのげ。最後のオチがあったかい。まほうつかいでもかけられないまほうとは? フランソワーズの絵本2冊も読む。『ねずみのちょびちょび サーカスのスターになる』『コレットちゃんはおかあさん』(どちらもないとうりえこ やく 徳間書店)。フランソワーズの絵本は長らく岩波の子どもの本のまりーちゃんがあるが、原書の大きさは今回刊行されているものらしい。この2冊はまりーちゃんシリーズとは別の作品。この絵本を訳された方の『イギリス童謡の星座』(内藤里永子著 吉田暎子訳詩 大日本図書)は10年以上前からわが家の本棚にあり、ときどき眺めて読んでいる1冊。徳間書店子どもの本のホームページにて「子どもの本だより」コーナーの著者と話そうでないとうさんのインタビュー記事が読める。
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