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▼今年は保護者会関連でとても忙しくなることが年度初めからわかっていたので、少し楽しい企画をと思い、オルチョの講習会をたてていた。るるん。それが土曜日。メニューは
・トマトのトースト(ブルスケッタ)
・簡単オニオングラタン風スープ
・フレッシュトマトとツナ・バジルのスパゲティ
・シシリー風夏野菜の煮込み
・車麩のオリーブオイル揚げ焼き
・バニラアイスのエスプレッソがけ
・ガネッシュの紅茶
車麩はカツレツのような食感&見かけ。最初に麩をマリネ液にひたして味付けをしてからフライパンにオルチョをたっぷりいれて焼く。卵も使わず、小麦粉を少し固めにといて、パン粉をつけるだけ。カリッと焼けて、みな感動。ブルスケッタもおいしかった。今朝はさっそく、庭のミニトマトでつくってみた。同じ味にできて、これまた感動。オニオン風グラタンスープは家でもよく作っているが、やはりびしっと決まった味になる。冷製パスタも、ゆでたてパスタの小麦の味がいかにうまいかを味わう。シシリー風夏野菜の煮込みはラタトゥユと違い、最後を酢でしめること。きりっとしまった味になりとってもおいしかった。デザートのバニラアイスのエスプレットがけがめちゃくちゃ簡単なのに美味しくて、一同またまた感動。最後にガネッシュの紅茶を飲んでおひらきに。しあわせにおいしかった。
▼肌寒い今日、子どもたちの体育ではプールでみなタオルを着てぶるぶるっとしてたよと帰ってから教えてくれた。ほんと寒かったと思う、きょうは。
▼庭に出ると、すぐに蚊にさされるので収穫するのを躊躇していたら、すぐさまニョキニョキ育つ。今日はししとう、大きく育ちすぎたきゅうり、なす、しそ、ミニトマトを収穫。夕ご飯は、それらを使って、なすとしそとネギのおみそ汁、五分つきごはん、鶏肉のオルチョホイル焼き。(塩、オルチョ、オレガノ、ミニトマト、ししとう、なすを輪切りにしたもの+鶏肉)。きゅうりの浅漬け、トマトと豆のサラダ。オルチョホイル焼きでは、最後に残った汁がまるでスープのように美味でずずっと最後の一滴まで飲み干しました。
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次に読もうと思っている本。a nanny mouse さんからオススメされたので楽しみ~。marginalia というすばらしく情報豊かな blog も持ってる方です。
▼夜がぐっと涼しくなっている。どんどん夏が終わっていく、夏休みも。終わらないのは宿題。ふぅ。もう自分のことじゃないからいいやと思うことにしました。
▼朝ご飯も昼ご飯も夕ご飯もワンプレートにしてみたのが昨日。朝食は、小さい子ども用の仕切りあるプレートを使うと、なんとなく豪華で子どもたちが気に入っている。お昼は焼きうどん。夕ご飯は、小林カツ代さんレシピ、主食もおかずも一緒鍋で「マカロニチーズの野菜ポット」。レシピでは春野菜ポットなのだけど、家にソラマメはなかったので、冷凍のグリーンピースで代用。ホワイトソースを別につくらず、とろーりできる。涼しくなってきたので、夕ご飯にあったかいマカロニチーズは大好評だった。お鍋も1つ、お皿も1つなので、洗い物も楽です。でも、毎晩ワンプレートではと思い、今日は純(?)和食。ごま油とお酒と梅干しをいれて炊いたごはんにシラスと小ネギを散らす。おみそ汁は具だくさんで、オクラ、豆腐、海苔、もずく。ししゃも。ゆで卵。ししゃもはふかふかして、卵もたっぷり入っていて、子どもたちも「これ、頭もしっぽも食べられるんだよねぇ」とばくりばくり食べていた。
▼今月読む本をさっきすべて読了。原稿読みが終わったので、今回は関連本も読めたのが収穫だった。
『最後の宝』ジャネット・S・アンダーソン 光野多惠子訳 早川書房
ハリネズミの本箱シリーズはヴァラエティ豊かだと思う。創刊された頃から読んでいるが、読むたびに、学校図書館が似合いそうなラインナップだなぁと思っていた。この本も、小学校の図書館にあったらうれしいと思う。宝探しってそれだけで、わくわくする響きをもっている。愛情深いご先祖さまが、本物の財宝を3つ隠してくれ、一族がどうしても!というピンチの時に、子どもたちが活躍し宝をみつけだす。さて、今回は最後の宝探し。昔のように一族のつながりもなく、どの人との間も細い糸がかろうじてあるくらい。宝探しは、その一族のルーツを探すことにもなる。今回活躍する子どもたちは、どうやってしかけを見つけるか?! 身内ゆえにもつドロドロした感情が長年つもるとどうなるか、一族の悲しい物語が宝探しとどうからむかが最後までひっぱり、先が知りたくなる。実際は夏休み最後の追い込み(?)でバタバタわさわさしている家の中、目を離すと宿題からはなれていく子どもたちの喧噪の中、台所で夕ご飯をつくりながら、今日とどいた本をいっきに楽しんだ。あぁ、おもしろかった。
▼ちびちゃんが、とつぜん「わたし、さくらんぼなの」と言う。あれ、このフレーズは、と思い本棚から取り出したるは、クーニーの絵本。『ちいちゃな女の子のうた わたしは生きてるさくらんぼ』、読み始めたら、ちびちゃんがびっくりしていた。いま自分が口に出した言葉が絵本の中からも聞こえてくる! そんな表情をして聞いていた。ただ、そのフレーズ以外、この絵本はちょっぴり大人向けだと感じる。ちびちゃん、さくらんぼのところだけ、何回かリクエストして見入っていた。
▼チャーハンとコーンスープ、たたききゅうり(にんにく、しょうがのすりおろし、酢、しょうゆ)。チャーハンがわが家ベストといっていい味にしあがり大満足。忘れないうちにレシピをば。
・ごはん 3合
・ネギ 2本
・ベーコン 160g
・にんにく 1片
・ピーマン 3個
・卵 2個
味付けは塩、こしょう、鶏ガラスープの素少々。
ベーコンで出た油で、みじん切りにしたネギとにんにくをじっくり炒め(上の子ども担当)、ピーマン、卵をいれ、最後にごはんをいれて塩、こしょう、スープの素。仕上げの炒めをつれあいがやってくれた。あぁ、おいしかった。しあわせ。
▼昨日は午後すごい雨、雷。そんななか、子どもたちと一緒に博物館に行った。夏の収蔵資料品展を見たかったのだが、久しぶりに行った博物館は、観察バッグや子ども用の探検のしおりなども準備されていて、子どもたちもさっそく「探検だ!」と気分をもりあげる。静かな館内をめぐり、備え付けのビデオを見たり、博物館の人に質問したり、子どもたちも楽しかったよう。あっというまに2時間ほどたち、さすがにちびちゃんは「もういい」と疲れた様子を見せたので、駆け足でお目当ての夏の収蔵資料品展をみる。この地でもっとも古い寺院のひとつをとりあげ、中世の当時の寺と仏教の姿をみていくもので、非常におもしろかった。仏画はどれも古びているが美しく、もっとじっくり見たかった。涅槃図と如意輪観音像の2つが特に印象に残った。
▼帰宅したら上の子がだるいと言いだし、知恵熱?なんてふざけていたら、夕食後ぐんぐん発熱。夏の疲れがでているのだろう。毎日、友だちと遊びまくり、妹と弟の目配りもしていたのだから。氷まくらをして寝かせる。昨晩は久しぶりに添い寝して、布団をかけなおしたり、背中をとんとんしたりした。すると、久しぶりにちびちゃんも夜泣きして、あやしているとずいぶん明るいなぁと外をみると、大きなお月様! お月さんをみながら子どもをあやしながら眠った。
昨晩は、沖ギスをオルチョとクレイジーソルトでホイル焼き。なかにエリンギといんげんもいれて。ほかは焼きなす。これはあまり子どもに好評ではないのだけど、大人には好評な一品。グリルで焼いて、ポン酢で食す。うまい。五分付きごはんと、おみそ汁(豆腐と小ネギ)。
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『なつのいなかのおとのほん』 マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 レナード・ワイズガード 絵 江國香織 訳 |
夜はバテテしまいなかなか子どもと本を楽しめていない。なので、今日は午前中に一緒に読んだ。マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本は現在の作家により絵をつけられたり、古いものが発掘されたり、いろいろ出ているが、やはり当時の作家たちとの絵本が抜群にいい。この音が魅力の絵本シリーズは江國さんの訳でより魅力が引き出されている。子どもたちは、マーガレット・ワイズ・ブラウン作とか文という私の声が聞こえると、だだっと寄ってきた。最初はちびちゃんだけに読んでいたのだけど、結局、3人が集まってきて、「ぼちゃばちゃ ぼちゃばちゃ ぼちゃばちゃ いったいなんでしょう!」「かえる! かえる!」とにぎやかに聞いていた。たくさんの音がいろいろに書き分けられ、それらを声に出して読んでいる私も心地よい絵本。
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▼その他に読んだもの。 『でておいで、ねずみくん』(ロバート・クラウスぶん ホセ・アルエゴとアリアンヌ・デューイえ まさきるりこ やく アリス館)は、ちびちゃんが、「ねずみさん、ねずみさん、でておいで」と自分の言葉に置き換えて読んでくれる。絵本ではねずみくんだけど、ちびちゃんの頭の中ではさんづけらしい。絵をみて、私の読んだ言葉を思い出しながらちびちゃん言葉で読んでいてめごい。 |
▼『かぜっぴきのドラゴンたち』(S・M・トーマスぶん J・プレスえ 灰島かり やく 評論社)は、はじけた訳文で子どもたちが大笑いしていた。げげげのげ。最後のオチがあったかい。まほうつかいでもかけられないまほうとは? フランソワーズの絵本2冊も読む。『ねずみのちょびちょび サーカスのスターになる』『コレットちゃんはおかあさん』(どちらもないとうりえこ やく 徳間書店)。フランソワーズの絵本は長らく岩波の子どもの本のまりーちゃんがあるが、原書の大きさは今回刊行されているものらしい。この2冊はまりーちゃんシリーズとは別の作品。この絵本を訳された方の『イギリス童謡の星座』(内藤里永子著 吉田暎子訳詩 大日本図書)は10年以上前からわが家の本棚にあり、ときどき眺めて読んでいる1冊。徳間書店子どもの本のホームページにて「子どもの本だより」コーナーの著者と話そうでないとうさんのインタビュー記事が読める。
▼一昨日のお昼はカレーうどん。とってもおいしくて、ばくばく食べたあと、子どもたちが「もっともっとカレーが食べたい」というので昨晩はカレー。いずれもお盆休みのつれあいがつくってくれた。今日は出社していくつれあいをみなで「いってらっしゃーい」と送り出し、夏休みも終わりに近づいているのを感じる今朝。
▼オルチョが一昨日届いたので、今朝は冷やしトマトにオレガノ、塩、オルチョたっぷりで食べる。そのほかはハムエッグに、ハッシュドポテト。子どもたちはごはんにふりかけもかけて食す。あぁ、冷やしトマトが美味だった。数日間、オルチョを切らしていて、そういう時だからこそ冷やしトマトが食べたくてしかたなかったのだ。そういえば、昨日のお昼はオルチョでにんにくをローストして、庭のしそをきざんで塩で味つけしたスパゲティをつれあいがつくってくれて、オルチョの実力を感じた。もちろん、つれあいの腕も。おいしかったなぁ。
▼友人家族と恒例のキャンプに行ってきました。近場で温泉も歩いて数分のところにあり、毎年そこを2サイト借りてテントをはります。今年は雨がふったりやんだりの天気だったのですが、タイミングはよくて、焼き肉して生ビール飲んで、持ち寄った日本酒やワインも飲みながら、大人はおしゃべりを楽しみました。長い時間のお酒を飲むのに体力つけねばと、ふだんは飲まないウコンサプリメント(ファンケル)をコンビニで購入。みんなで分け合ったのですが、いつもより元気に飲めたという感想。
▼今日の地震は家族で買い物に出ていた先でのこと。みんな一緒だったので心強かったです。これがふだんだと子どもたちは学校や園、つれあいも会社でやきもき度がアップしていたと思うのです。家の本も落ちずにとりあえず一安心。被害や怪我をされる人が増えませんように。無印良品の防災セットを予約しようかなと思っているのだけど、いまだクリックしていなかったのですが、近々購入したいと思っているところ、つれあいにひと言伝えなくちゃ。
▼午後から陽射しが強くなり、庭にプールを出せばよかったねぇとつれあいと話す。それでも日陰はぐっと涼しく感じるようになり夕方は久しぶりに肌寒さを感じた。そろそろ夏も終わり。
▼お墓参り。とはいえ、つれあいの父親はお墓には入っていないのであずかって(?)いただいているお寺さんにお線香をたて手をあわせる。子どもは「今日はご先祖さんに会う日なんだねぇ」と言っていた。家でも、お盆提灯をだした。ちびちゃん、「どうしてここを明るくするの?」とながめている。
▼昨晩、レンタルビデオで借りてみた「ソードフィッシュ」がおもしろかった。満足。つれあいと好みをすりあわせて選ぶのにいつもとてつもなく時間がかかるが、選んでみるとたいていハズレはない。
▼白ワインをソーダで割って冷たくして飲んでからお昼寝。夕ご飯はつれあいが、かつおの煮付け、焼きなす、焼きししとう、浅漬け、冷や奴をつくってくれた。おみそ汁はなめこといんげん、五分付きごはん。ごちそうさまでした。焼きなすがとくにおいしかった。
▼今月の読まねばならない本は順調に6タイトル読了。外壁工事の騒音や子どもたちのにぎやかさの中では健闘していると自己満足。原稿読みが終わるとかなりピッチがあがっている気がした。今年は最終に残った作品も読ませていただけることになり、今日届いた。リラックスして読めるのがうれしい。
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『オリーブを摘む夕暮れ』(渡辺怜子著 晶文社/ハルキ文庫)
知らない食材がいっぱいでてきて、少し疎外感。やっぱり田舎では手に入れにくいんだなぁ、外国の料理だからなぁとへんてこりんな劣等感を最初にもったのだが、読み進めていくうちに、なんだ、イタリアという土地の国の郷土料理なんだと納得できて、それからはぐーんと深く楽しめた。日本国内においてすら郷土料理の食材は耳慣れないもの、写真がないおかげで、より想像しながら、こんな味なのかな、あんな味なのだろうかともっている食経験で補いながら読んでいった。素材の良さをいかしてシンプルにおいしい料理の数々を読んでいると、著者も書いているが、日本の料理にも通じるところがある。こんなおいしい料理を食べた、こういう素材の料理を食べた、などというカタログ的な内容ではなく、じっくり食べ物に向き合い、イタリアという国に向き合って書いている言葉は真摯。滋味ですてきな料理本でした。
そういえば、シューヘー通信で以前イタリア料理本の紹介があったと、さっそく今日注文してみた。オリーブオイルといえば、私的にはもちろんオルチョ。オルチョとこの本で何かつくってみようと、わくわくしているところ。
『カレーソーセージをめぐる
レーナの物語』
ウーヴェ・ティム 浅井晶子 訳 河出書房新社
読んでみれば、確かにタイトル通りの物語。カレーソーセージを最初につくったと思われる女性はすでに老人ホームに入っている。そこまで訪ねて話を聞こうとする「僕」。核心のカレーソーセージの話題に近づきそうで、物語はいっかんしてブリュッカー婦人の秘めた過去が語られる。戦争、恋、そして偶然の産物によるカレーソーセージ。40の齢に近づいたブリュッカー婦人が若い青年に求めたものは恋? 愛? 非日常が日常である戦争という時の中、ひとりの女性が語る物語はねばつくようにおもしろかった。
▼ということで、今朝はチリソーセージにケチャップをからめカレー粉をまぶして焼いてみた。カレーの味よりはケチャップが勝っているのだけど、でもあたりまえだけどケチャップ一色の味ではなくおいしかった。子どもたちにも好評。ネットで"Currywurst"を検索するといろいろなカレーソーセージが見ることができた。ここのは写真がクリアでイメージしやすい。ここはドイツ語読めるとよりおもしろいだろうな。カレーソースも市販されているようで、いつか本場の味を食してみたいものだ。
▼昨日は大雨で涼しかった。夜は少しむしたが、いままでのように気温がさがらない状態ではないので、久しぶりに細切れ睡眠ではなく、まとまって眠れた。
夕ご飯は、冷蔵庫残り物うどん。うどんをゆでて冷やして、ちくわ、にんじん、ズッキーニ、小ネギ、じゃこをごま油でいためて、酒、しょうゆ、塩、こしょうで味付け。それをうどんにかけて食べる、けっこうおいしくて、子どもたちも「これ、うまーい、またつくって」と言ってくれた。一昨日は、親戚が送ってきてくれたかつおの刺身。しょうがのすりおろし、にんにくのすりおろし、大葉、わさびなど好みでつけてばくばく食す。さて、今晩はなににしようかな。今朝はいまのところ雨はふっていない。
▼ということで、今晩はオクラドライカレー。いつもつくっているドライカレーに塩もみしたオクラもいれてみたら、ねばねばしてさっぱりした食感があった。ターメリックがなかったので、クミンシードをいれてみた。美味にできて満足。オクラといえば、先日生活クラブの夏祭りに出店していた八丈島オクラは大きくて甘くておいしかったのでまた食べたいな。
▼シューへー通信最新号(41号)に掲載されていた外食考をおもしろく読んだ。食の話とともに「ごはんをおいしくつくって、掃除洗濯もちゃんとして、心を込めるってこと」が大事だというくだりには、罪の意識を感じた。どうしても掃除を手抜きしてしまう。わが家もダイドコロまわりぐちゃぐちゃなので、涼しくなったら今度こそきれいにしよう。読了したニール・ケアリーシリーズでも、グレアムがニールに身の回りの整頓を教え込んでいて、私も反省したところなのだ。長谷川集平さんが最後の方に言われていたことを引用。
徹底的に栄養管理した時に知った新しいボディビルの考え方では、1週間に1ぺんくらいはハンバーガーやジャンクフードを食べないとストレスが溜まってくるという。(中略) 悪いものを全部排除してそれで人間は満足なのかというと違う。ピューリタンになっちゃいけない。人間の中には毒を欲しがる部分もあるんで、ある程度満足させてやらないと爆発するおそれがある。
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今現在は『高く孤独な道を行け』をもっか半分まで読んでいるところ。日中は、外壁リニューアル工事で人の出入りや音、知らない人がしょっちゅうくるためか、ストレス性蕁麻疹もでるわ、頭痛も定期的にやってくるなか、時間をみつけては立ったり座ったり、庭プールに足だけいれて読んだりしています。
▼暑さで頭痛やら貧血やら、ふぅ。日中、庭プールで子どもたちと遊びまくった疲れが夕方どどっとおそう。つれあいが冷えピタはってくれた。氷枕して、足の裏にもサロンパスはって、少し寝る。ふぅ、いまはだいぶまし。
▼子どもたちがプールから出たあと、ひとり残ってターケルの『希望―行動する人々』を読む。文庫でターケルが読めるなんてと入手したのだが、やはり原書からかなりけずっているようだ。そうだろうな、ターケルの本がこんなに薄いのも、ターケルっぽくないのだ。インタビューは2002年当時のもので、いままでのターケルの本のように具体的(戦争、仕事など)ではなく、少しばくぜんとした「希望」について。まだ1/3くらいなのだが、20代のインタビューがすごくいい。読んだらまたあらためてここに書きます。
▼ちくま文庫で復刊リクエストをしている。リストをみていると、あぁこれも、え!これも品切れなんだと20冊までチェックできるため、いろいろ迷う。8月末まで悩んでリクエストしなくちゃ。
仕事がひとだんらくして夏休みモードに入りつつある今日。子どもたちは午前中、プールに行き、もどってきて、ごはんを食べてすぐ遊びモード。宿題ひとつもせずに、友達が集まりはじめ、あっというまに「いまから公園にいってくるー」「いってらっしゃーい」とものの数分もたたないうちに「おかーさん、ケースケおちた!」と、田んぼに自転車ごと落ちた報告をば。幸い、稲には被害なく、田んぼのふちのどろんこに落ちたよう。どろどろの子どもと自転車を家に引き取り、水でじゃーじゃーどちらも洗い、ふたたび公園へ。すると30分したら別の友達がやってくる。外壁工事の付随としてきていたガスやさんが、「行ったと思ったら落っこちてるなー」と笑っている。麦茶、一日8リットルつくってるが追いつかず。煮出しているので、あったかいのになってしまうと「しゃーないなぁ」と生意気なことを言う子どもたちに、業者さんが笑っていた。ひとあし早くもどってきた子どもたちが「おばちゃん、虹色のへびやるべ」と。子どもたち、このカードゲームが一番気に入っているみたい。やっているうちに、私も熱中しつつ、さて、解散。「今日も一日たのしかったぞー」とシューへー@一番上が友達とバイバイ。帰宅したつれあいに一日あったことを話すと「いいなぁ、夏だなぁ、子育てだなぁ」と本気でうらやましがっていた。いいだろー>つれあい。しかしバテる。週末はのんびりできるかな。
『しぐさでバレる 男のホンネ、女の本心』
(オードリー・ネルソン/スーザン・K.ゴラント著 栗原百代訳 草思社)
本日の読了本。
私たちはふだん言葉によるコミュニケーションをはかっているつもりだけれど、実際は言葉以外のしぐさや、目つき、表情による非言語によるコミュニケーションを無意識のうちにしている。そういわれてみると、その通り!なのだけど、「実際には部屋のなかにゾウがいるかのような、とてつもなく大きな要素なのである」と言い切られてしまう冒頭で、「なるほど」と目からうろこが落ちる快感。無意識にしていたしぐさを意識するのって、なんだかいいことありそうと欲をだしながら読み進め、この非言語を磨くと人とのコミュニケーションがもっと楽しくなるかもと、すごくいい気持ちでページを閉じた。ぐちゃぐちゃしていた心を整理してもらった爽快感で、だれかにこの非言語習得のよさを伝えたい気分~。
▼というよい気持ちで、ごはんをつくる。大豆ハンバーグ、小松菜のおひたし、エリンギとピーマンのオルチョ炒め、冷やしトマト、ごはん、おみそ汁(おいも+小ネギ)。あぁ、おいしかった。
▼梅雨明けしたとたんの猛暑。あついー。外壁リニューアル工事が入り、子どもたちは職人さんの手さばきを感心してみているが、音のうるささと、暑さで私はバテ気味。。。
▼4月から読んでいた原稿読みが終了。昨日はすばらしい解放感があってしあわせ。今日は疲れがでたのか朝から貧血でダウン気味。冷えピタはって、氷枕で横になって本を読む。
▼『いつかパラソルの下で』を読了。『永遠の出口』よりすっと入ってきた。パラソルの下でビールのんでのんびりしたくなります。当人ならではの血のこだわりが、納得できる筋だてで描かれよかった。『ベルカ、吠えないのか?』 犬が濃い。やくざのお嬢ちゃんと犬のからみがキモです。『花まんま』を少し。まとめて借りたので、まとめて読んでいるところ。
▼絵本『水たまりおじさん』、ブリッグズの絵本を読んだのは久しぶり。不思議なおじさんと水たまりの組み合わせがおもしろかった。『うさぎのララ・ローズ』。市川さんが描くのは、もう日本が舞台よりフランスがぴったりきている。最後の安心は絵本ならではのはこび。『森の娘 マリア・シャプドレーヌ』、こってりした凹凸をあまり感じさせない絵と物語は、子どもというより大人向け、かな。『ぼくとくまさん』、余白が効果的なユリ・シュルヴィッツのデビュー作。訳者によるあとがきのような文章はあるとうれしい? 『ミスターランチ ひこうきにのる』目がちかちかする感じのにぎにぎしいカタログのような絵本。
▼午後、貧血がようやくおさまってきたので、遊びにきていた子どもたちとゲーム遊び。ハリガリは簡単ルールで、同じマークが出たらチン! 1年生から4年生までけっこう熱くなります。虹色のへびは1年生でも4年生に勝てるので人気ゲーム。私までへびをゲットできるか燃えまする。3歳のちびちゃんも仲間になれて楽しめるナイスなゲームがこれです。列車ラリーも運も手伝うので小さい子でも勝てる確率あり。最後はかるたを2種類。はやくちことばかるたと、江戸いろはかるた。1年生もけっこうとれて白熱しました。おもしろかった。
昨晩はさすがの会津も気温がさがらず、子どもたちはあつい、あつい!と連呼していた。扇風機をゆるくまわして、いつもより早くみなで布団に横になる。『ユダヤのむかし話』の中の「ソロモンのちえ」を読み、ちびちゃんように、先日配信した子どもの本だよりで紹介した『ひよことあひるのこ』を読んだ。
子どもたちが寝静まったあと、ひとり起きて私の読書タイム。ジャクリーン・ウィルソン新作『シークレッツ』(小竹由美子訳 偕成社)を読んだ。この作家の出だしはいつもぐぐっとひきこまれる。冒頭は義父にベルトでたたかれ、額から血を流すトレジャーという名前の少女がでてくる。ベルト! 血! ニック・シャラットがいつもどおりの安心できるタッチでさらりとそれを描き、さていったいどうなるのと、ぐんぐんページを繰っていった。正反対の生活環境に育つインディアとの出会い、インディアが傾倒している「アンネ・フランク」。そのアンネが物語にひねりをもたらせラストへと一気にすすむ。ウィルソン作品には、子どもを守る守護天使のような大人がよくでてくるが、今回はトレジャーのおばあちゃんがそう。冷静にだれを守らなくてはいけないかを見極め、トレジャーに愛情をたっぷりそそぐ。おばあちゃんは信頼できるという言葉は、何よりその深い愛があるからだ。おばあちゃんがトレジャーを守るために決断するものもなかなか重く、しかしこの決断がなければ次のステップはないんだなと納得させられる。簡単ではないのだけどね。
同じく英国作家のエイダン・チェインバーズの作品『二つの旅の終わりに』でも、アンネ・フランクは重要なキーワードになっていますが、たくさんでている「アンネの日記」を今度こそ再読せねば。
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