カレーソーセージ
『カレーソーセージをめぐる
レーナの物語』
ウーヴェ・ティム 浅井晶子 訳 河出書房新社
読んでみれば、確かにタイトル通りの物語。カレーソーセージを最初につくったと思われる女性はすでに老人ホームに入っている。そこまで訪ねて話を聞こうとする「僕」。核心のカレーソーセージの話題に近づきそうで、物語はいっかんしてブリュッカー婦人の秘めた過去が語られる。戦争、恋、そして偶然の産物によるカレーソーセージ。40の齢に近づいたブリュッカー婦人が若い青年に求めたものは恋? 愛? 非日常が日常である戦争という時の中、ひとりの女性が語る物語はねばつくようにおもしろかった。
▼ということで、今朝はチリソーセージにケチャップをからめカレー粉をまぶして焼いてみた。カレーの味よりはケチャップが勝っているのだけど、でもあたりまえだけどケチャップ一色の味ではなくおいしかった。子どもたちにも好評。ネットで"Currywurst"を検索するといろいろなカレーソーセージが見ることができた。ここのは写真がクリアでイメージしやすい。ここはドイツ語読めるとよりおもしろいだろうな。カレーソースも市販されているようで、いつか本場の味を食してみたいものだ。
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