最後の宝
『最後の宝』ジャネット・S・アンダーソン 光野多惠子訳 早川書房
ハリネズミの本箱シリーズはヴァラエティ豊かだと思う。創刊された頃から読んでいるが、読むたびに、学校図書館が似合いそうなラインナップだなぁと思っていた。この本も、小学校の図書館にあったらうれしいと思う。宝探しってそれだけで、わくわくする響きをもっている。愛情深いご先祖さまが、本物の財宝を3つ隠してくれ、一族がどうしても!というピンチの時に、子どもたちが活躍し宝をみつけだす。さて、今回は最後の宝探し。昔のように一族のつながりもなく、どの人との間も細い糸がかろうじてあるくらい。宝探しは、その一族のルーツを探すことにもなる。今回活躍する子どもたちは、どうやってしかけを見つけるか?! 身内ゆえにもつドロドロした感情が長年つもるとどうなるか、一族の悲しい物語が宝探しとどうからむかが最後までひっぱり、先が知りたくなる。実際は夏休み最後の追い込み(?)でバタバタわさわさしている家の中、目を離すと宿題からはなれていく子どもたちの喧噪の中、台所で夕ご飯をつくりながら、今日とどいた本をいっきに楽しんだ。あぁ、おもしろかった。
こんにちは! 出版翻訳ネットワークの英文カフェで書き込みをいつも楽しみに読んでいました。コメントうれしいです。
オススメの『デットフォードのネズミたち』3巻を本の山からひっぱりだしてきたので、次にこれを読もうと思います。a nanny mouseさんはやっぱり(?)、リーディングもされているのですね。このデットフォードは3冊ともかなりのボリュームなので、少し気合いをいれて読みますです。
投稿: さかな | 2005.08.24 12:19
こんにちは^^)
リンクありがとうございま~す。
『デットフォードのネズミたち』も読んで欲しいですね~
1巻目だけだとストレートなアクションものの印象なんですが、最後までいくとなかなかの拾いものですよ。
じつは珍しくわたしがリーディングしたんでした。ジャーヴィスはYAの作品で目をつけてたんですけど、こっちも気に入ったんで推しちゃいました。けど、まともどころで話題にならないのが悲しい^^;
投稿: a nanny mouse | 2005.08.24 00:17