読む前に
ロシアは広くて美しい北の国です。
ロシア人は、むかしから歌や詩が大好きな国民でした。
けれどもロシア人は、けっして、むかしから、のどかな、楽な生活をしていたわけではありません。
いずれの国でも、詩人は、一般の人々の気づかないこと、あるいは、見過ごしていることに、深くきびしい注意の目を向けるものです。
これは、さ・え・ら書房から刊行された『世界の詩 ロシア・ソビエト』という、子ども向けにつくられたアンソロジーに掲載された「この本を読むまえに」の文章、おのおのの段落一文目を抜きだしたものです。このアンソロジーは子ども向けに編まれたなかでも、ことのほか好きで一番近くにおいて、よくとりだしています。
人々
〈レオニード・マルトゥイノフ〉
人々は
たいてい
ほんのすこし ほしがり、
しかも他人にやるのは とてもたくさん。
人々は
たくさんのことを がまんする。
やるとなれば 歩調もそろえて歩くし、
疲れても平気 ろくに食べもしない。
しかし もし炸裂に炸裂がつづけば、
この地獄には 嫌気がさしてしまう
いちばんがまんづよい人さえも。
ミアッカどんさん
お久しぶりです、書き込みうれしいです。
このアンソロジーはもう絶版状態ですが、とてもとても好きです。いろいろな国のが出ていますが、私はこのロシア・ソビエトが好きです。
クリスマスの詩集も美しい詩が入っているにおいが(^^)
美しい詩を読むと、深い充実感というか満足感を得られますよね。のどが乾くように詩を読みたくなる時があると、尊敬する方がいつも言われてます。私もそんな時があります。
投稿: さかな | 2005.10.09 18:32
さかなさん こんにちは
書き込みはひさしぶりですがHPいつも楽しく読んでいます。
それからカテゴリーの「詩」のところ大好きです。
静かで落ち着くから。
気に入った詩はうちの猫にも読んであげています。
いいね、この言葉と声かけると、みゃー・・と返事してくれます。
ご紹介のアンソロジー、とてもいいですね。
探して是非読みたいと思います。
最近私が買った詩集は
日本キリスト教団の「クリスマス詩集 この聖き夜に」です。
(図書館で見つけてほしくなって買いました。)
きょうは、トップのパステルカラーの絵にとても和みました。
投稿: ミアッカどん | 2005.10.09 10:35