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2005.10.26

おちばたき

おきなは ちいさなは
ってくるふってくる
らばらとまたひとしきり
ちのぼるけむりのかなた
ぎのこずえにすけるそら

           矢川澄子『はる なつ あき ふゆ』(福音館書店)より

福音館版は入手できませんが、現在は『矢川澄子作品集成』で読めるようです。
ひらやまえいぞうさんの絵もついているのかしら。(追記:ついていないと教えていただきました)

オンライン書店ビーケーワン:矢川澄子作品集成
簡潔なひらがなの四季を読みたくなるとこの詩集をひらきます。

お隣のクーちゃんが覚めない眠りについた。早朝だったらしい。白いシーツをかけて犬小屋の近くで、そして桜の木の下で横になっていた。少し明るいお花をおくり、クーちゃんの近くに置いてもらった。高齢だったが昨夜までふつうに食事もすべて食べ、まったく兆候はなかったという。子どもらと一緒に手をあわせた。

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コメント

ミアッカどんさん

こんにちは

 こちらは初雪はあったものの、まだ雪はふりません。北海道の方は積もっているようですね。昨日、帯広の友人から届いたFAXに雪景色がきれいだと書いてありました。

 ギャリコ、いいですよね。今年はブッキングからハリスおばさんシリーズも復刊され、来年の楽しみにとってあります。矢川澄子さんの翻訳は『雪のひとひら』の雰囲気にぴったりですよね。装幀も大好きです。センダックの「ねずの木~」もグリムの翻訳を華やかに訳しているなぁといつも思います。

 岡井隆さんは、不勉強なため私もはじめて知りました。歌はあまり読んでいないのですが、ときどき読むとはっとするものがあります。連詩、すてきな方々ばかりですね。詩だけがある空気、あぁ、うらやましい。私もいつかそういう時間を探し出したいです。単独で書く詩と違って、連詩は書いている本人にとっても思いがけないものを引き出してくれるんですよね。

 ボヤンヒシグさんの『懐情の原形』も最近増刷りされて入手できるようになっていますが、おすすめの詩集です。モンゴルの方が日本語で詩を書いています。すごくいいです。

 

さかなさん  
そちらは雪?
私の居るところは2月頃に1回雪の破片が舞い散る程度なんですよ。それでもさすがに風が冷たくなりました。きょうも快晴。

書店で見つけて、ポール・ギャリコの「雪のひとひら」読んだところです。ほんとは猫のジェニィの話を読むつもりでしたが、一緒に買った薄い方を先に読んでしまいました。矢川澄子の翻訳は美しいですね。詩も書いていたのですか。今度探してみます。

日曜日に、抽選にあたって、念願の連詩の会を聴きにいきました。大岡信、平田俊子、井上輝夫、谷川俊太郎の4氏、歌人の岡井隆氏が、3行・5行の詩を前の人の作品を受けて、次を創作し、3日にわたり40篇をつむいだものを本人の朗読で聞くという、実験的な試みです。

すでにプリントされたものを目で追いながら、本人の声で朗読されたものが聞こえてくる、なんて楽しい時間。それぞれの1篇がどのように生まれたか、ユーモアを交えてのコメントつきでした。

ただ、詩だけがあって、他の余分なものが何もなかった。こんなこともできるんだと驚きました。400人くらいの小さな会場、それもよかった。

岡井隆は初めて知りました。とても印象的でした。

ジェルさん

 こんばんは
 こちらは晩秋という感じです。日本の寒暖の差がいまがよく出るのかもしれませんねと、メールを知人からもらいました。本当にそうですね。

 集成のこと教えてくださりありがとうございます。やはり絵はないのですか。この細長い形の詩集だいすきなんです。

 あたらしい本の小部屋の暮らしぶりはいかがですか。ココログの再開うれしいです。

 コメントひとつ整理しておきました。

こんにちは、さかなさん
 もうそちらは落ち葉の季節ですか。当地はまだ気配さえありません。矢川さんの集成には平山さんの絵はないんです、残念ですね。
 わたしのコメントときどき二重投稿になってしまいます。そのときは削除をお願いしますね。

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