休日
▼つれあいが久しぶりに夕食をつくってくれた。親子丼とおみそ汁(だいこん、きくらげ、葱)。つれあいの丼ぶりものはいつ食べてもおいしい完成された味。いつものようにおいしかった。子どもたちも久しぶりのとーちゃん味を堪能していた。「おいしいね、おいしいね」と皆、ペロリとたいらげました。ごちそうさま。
▼近くでやっている、ものづくりの祭典に出かける。公開工房や、地産地消手作り工房、各種技能競技大会などもりだくさん。いちばんおもしろかったのは、工業高校のブースで行われた、3分間タイマーづくり。小学校1年生でもできるのでしょうかと聞いたら「できますよ」というお誘い。子どもが半田づけをしたり、ペンチで切ったり、思いがけないほど手が動き、びっくりした。完成品は持ち帰りでき、子どもも非常に満足。上のお兄ちゃんは、友だちと会っておしゃべりしたりで、このタイマーづくりではなく短時間でできるモーター作成をしたのだが、完成品はなぜか動かず、持ち帰りできなかった。それ以外では、拓本。龍という文字と夢という文字を上の子たちがそれぞれつくって、持ち帰りした。つれあいと額装したいねと話をしたが、近くにあるかな。最近、おじゃましたお宅で、こちらは絵画だがすてきに額装されたのを見たばかりなので、あこがれているのだ。
▼2冊読了。
『いたずら魔女のノシーとマーム』秘密の呪文(1)/謎の猫、メンダックス(2)
ケイト・ソーンダズ作 トニー・ロス絵 相良倫子・陶浪亜希共訳 小峰書店
ソフトカバーのつくりで手にとりやすい装幀。小学校低学年くらいから愉しめそうなシリーズが、書店でよく見かけるようになったことに、今さらながらに気づきました。本書は、仲良し魔女ノシーとマームが、魔女島から追放され、人間世界で暮らすことになる。魔女年齢でいくと150歳、人間界では小学校低学年くらいに思える2人は、ちっともかわいらしい雰囲気をまとってないのだけど、いたずら好きで、すぐにはめをはずす親しみやすいキャラクター。人間社会で出会った、ババーコーンという牧師見習いが大好きになり、ババーコーンに嫌われたくないゆえに、よい魔女でいようと思うのだけど、生来のいたずら好きの血がなかなかゆるさない。一話一話はそれぞれ完結しているので、1冊読んでも楽しく、2冊読むとさらに楽しくなる感じです。メリハリあるキャラクターがいろいろ出てくるおもしろさで、続きのシリーズも期待がもてそう。
みいなさん
拙文を読んでくださりありがとうございます。魔女シリーズはいくつもありますが、このノシーとマームは、先の三辺さん書評にもありましたが、子どもと等身大なところが魅力ですね。この魔女たちが、おもしろおかしく、それでいて筋が通っているところがいいんです。次はロマンスなんですか。うーん、またまた期待大です。それから、トニー・ロスの絵! 物語だけ読んでいると、やさしい顔を思い浮かべると、ロスの絵がうれしくそれを裏切ってくれるのがまたおもしろいんです。続刊を楽しみに楽しみに待っています。
みいなさんのサイトも先日から読ませていただいているんです。古典は、大人になってから再読すると、良さを自分の言葉で表現できる楽しみがありますね。赤毛のアンは、私も村岡花子さんの訳で子どもの頃から楽しんでいました(^^)
投稿: さかな | 2005.10.13 18:03
始めまして。
「ノシーとマーム」を翻訳したものです。
検索サイトで、貴女のブログを発見しました。
本の紹介をしていただき、ありがとうございます。
「続きのシリーズ」を期待してもらえるほど、翻訳家冥利に尽きることはありません。
現在第3巻を翻訳中ですが、あるロマンスが展開される予定ですので、お楽しみに!
投稿: みいな | 2005.10.13 12:04