« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »
▼来月はじめに公開される書評10本+αを送信完了。これで11回目が終わり、来月で任期も切れる。もう来月用本はあらかた届いており、残り数タイトルは明日届く予定だ。解放感がひたひたと(笑)。
▼終わったら、あれこれ、それこれ読んでまたいろいろ紹介したいなぁという気持ちが強くなってきているところ。今日とどいたのは4冊。
▼今日は子どもたちに読んだ絵本は1冊だけ。
カルサの絵本は、現在入手できないものが多く残念。この『いぬがほしいよ!』は、いつか犬を飼いたいと思っている上のお兄ちゃんたちが真剣に聞き入っていた。
▼夕ご飯は、五分つきごはん、いりことベーコンの入った野菜スープ、チーズカツレツ、水菜パリパリサラダ。とろけたチーズもなめて食べていた子どもたちは、もっとおかわりがあればいいなぁといいながらごちそうさましていた。
▼今日は子どもたち3人それぞれ好きな絵本を1冊もってくることにした。『マンヒのいえ』をもってきたのは上の子。この絵本をはじめて読んだ時はこの上の子だけが聞いていたのだ。まんなかの子は生まれたばかりで私は産休中だった。お風呂のページで、手をあわあわにして「かいじゅうだぞぉ!」と上の子どもとよく遊んだことを思い出した。何度も読んだ絵本なので、ぼろぼろでテープで補修してあるページもあった。「犬、かわいいなあ」「かめってなんだっけ?」「このおもちゃ知ってる」と3人にぎやかに聞いていた。
▼ちびちゃんのリクエストは『ティッチ』。彼女のマーク、三つ葉がよくでてくるのと、3人きょうだいの末っ子という自分と重なることが多く思えるらしい。表紙の子も「わたしみたいだねえ」といつも言っている。最後がなんともいえなくうれしくにっこりしていた。
▼まんなかの子が選んだのは、絶版の『どろぼうとおんどりこぞう』(ナニーホグロギアン ぶん/え はら しょう やく アリス館)。繰り返される「おんどりこぞうのしかえしさ またやるぜ」という文句は子どもたちが声をそろえて一緒に読む。ホグロギアンのあったかい絵が幸福感をさそってくれる、私も大好きな絵本だ。
▼夕ご飯は、五分つきごはん、すばらしくおいしくできたみそ汁(ほうれん草、しめじ、三つ葉、ふのり、いりこをこしみそで)、牛肉とレタスのオイスター炒め、長芋とベーコンのクリーム煮、昨日の残りのカリフラワーとポテトマッシュをあわせてあっためたサラダ。
▼つれあいが午前中、仕事へでかけたのでふつうの時間に起きる。不思議と子どもたちも、ほぼふつうに起きていた。週末はみな少し寝坊するのだけど。
▼朝ごはんは、親戚の年賀状づくりをしたご褒美にもらったお茶漬け。のり、梅、鮭の3種類あり、子どもたちは、のり茶漬けをたべて、梅茶漬けをおかわりに。私は鮭茶漬けを。「お茶漬けさらさらおいしいね」とあっというまに食べ終わる。デザートは愛媛みかん。
▼昼ご飯はつれあいが帰ってきてから、スーパーでラーメンを仕入れる。前につくって冷凍していたカレーを使ってカレーラーメンをつくる(byつれあい)。にらと豚肉も買ってきて、塩胡椒してそれも足す。寒い日はことさらラーメンうまい。「おとうちゃんはラーメンの天才だね」と子どもたちがほめていた。
▼夜ご飯は、五分つきごはん、みそ汁(春菊、人参)、カリフラワーがやっと安くなってきたので、タマネギ、にんにくをスライスしたものをあわせてオルチョで蒸し煮、「クウネル」の今月号にちらりと載っていて無性に食べたくなったので、適当につくってみたのだがおいしかった、るるん。スーパーで味見してうまかったつぼ鯛も焼く、脂がのっていて、ひじょうに美味。ほうれんそうの海苔あえ、ナツメグ入りミルクマッシュ、つれあいがお酒のつまみに作ったイカリングフライの残り少しと、なんだかもりだくさんでおなかいっぱい。
▼つれあいと子どもたちが一緒にお風呂に入り、髪の毛を乾かしている間に、湯たんぽをつくりお布団にセット。布団に入った子どもたちとつれあいに『みどりの小鳥』と『雪の夜に語りつぐ』からひとつずつ読む。布団の中から「いまの話は2つの昔話が合体しているみたいだね」とか「へこきあねさ」とおんなじだ」とか、感想を言っていた子どもたち、おやすみ。
▼寒くなってくるとことさらおいしくなるのが、鍋。今日は、昆布だしに、しょうゆ、塩、鶏ガラスープの素少々をベースに、寄せ豆腐、水菜、肉だんご、春雨、しいたけ、長ネギをいれました。スープもおいしくて、鍋には一滴の水分も残らず完食。はふはふしながら、ごはんと一緒に食べました。おいしかった!
▼昨晩は柔道だったので、おにぎりとおみそ汁(切り干し大根、油揚げ)だけ。おみそ汁のバリエーションに困ると本でさがし、この日は初めての組み合わせでつくってみました。レシピでは、ゆずこしょうもついていて、大人用にはいれようと思っていたのにうっかり忘れてしまった、ちぇ。おいしかったので、またつくる時にはぜひいれてみようっと。みそも久しぶりに、北海道風に、こしみそをつかいました。東北は赤みそが多いようで、私もすっかり赤みそのみそ汁ばかりつくっているのですが、たまにつくる北海道みそ汁はなつかしく美味で、まんぞく、まんぞく。
▼昨晩はちびちゃんリクエストによりカレーとその前の日から決まっていた。つれあいがコトコトつくっていたのだが、食べる少し前に、左ひじをはずしてしまったちぃちゃん。夏にも同じひじがはずれて、そのときも休日で当番医のところに行った。はい、もうだいじょうぶという声と共にひじがきちんと入って、ちぃちゃんもびっくり。あれ、もう痛くないなぁ、と。で、今回も休日、そして夜。ネットで夜間病院に問い合わせると、外科は総合病院の当番医へと教えてもらい、2人で出かける。カレーは少しだけおあずけ。
▼つれあいと上2人は先に食べていて、帰宅した私たちだけで遅い夕食。でも痛みがとれたので、ちぃちゃんに笑顔がもどってほっとした。
▼今晩は、五分つきごはん、みそ汁(ほうれん草、ふのり)、スパゲティサラダのカレー味、冷や奴、大根とベーコンのソテー、飛び魚の揚げ天。スパゲティサラダには昨日のカレーを少しいれて味をかえてみた。大根は厚めに切って、圧力鍋で少しやわらかくしたあとに、ベーコン、大根葉、オルチョで炒める。クレイジーソルトと胡椒、醤油であじつけ。少し固めの方が歯ごたえがあっておいしい。子どもたちも「この大根は固いけどうまい」と食べていた。
▼ひきずっていた風邪っ気がようやく抜けた感。やはり1週間は快復にかかるみたい。肩胛骨あたりにサロンパス貼ったり、夜中も水分補給するために歌茶を常備し、湯たんぽ入れて時間の許すかぎり寝て、きちんとごはんを食べて、薬をのまずに1週間でした。
▼メンテナンスで書くことができず、夕方のぞいたらフリーココログが登場していた。広告付きだけれど、背景やバナーなど色合いがカスタムできるのがおもしろく、ついつい、こちらに書く前に登録していろいろさわってしまった。
▼リニューアルしたサイトを見るのは楽しい。boople が原色こってりなポップさから和製ポップに生まれかわっていた。色合いやちょっと角度がまっすぐになるだけでイメージって変わるのだなぁ。そこここに書かれている文章が好み。
▼読まねばならない本10タイトル13冊中、9タイトル11冊読了。明日2冊読む計画。これも年内で終わります。
きれいな表紙に惹かれて、ちらりとのぞくだけの予定がおもしろくって、ついつい読み始めてしまったのが『ポイズン』(上・下 クリス・ウッディング 渡辺庸子訳 東京創元社)。中も挿画というか、ふちどりの絵がすごくきれいで、物語に華をそえている。まだ途中なので、帯の紹介を引用すると、
ポイズンは、父と継母と妹の4人で〈黒の湿地帯〉で暮らしていた。ある日怪物スケアクロウが幼い妹をさらい、かわりに妖精の取り替え子が残された。ポイズンは妖精王から妹を取り戻すべく、住み慣れた村をあとにする。
ここ数年、たっぷりファンタジーを読んでいると、なじみのあるストーリー展開かと懸念してしまうが、いまのところおもしろく読み進めている。登場人物たちの会話に静かな含蓄があり、それが心地よい。この作者の作品には『魔物を狩る少年』があり、こちらも今年の8月に出ている。
『丘の上の人殺しの家』(別役実Xスズキコージ ブッキング)は、おだやかじゃないタイトルとは裏腹なハートウォーミング(?)絵本だった。 生業を看板に書く時はなぜかローマ字で「HITOGOROSHI」と書く彼らは3人暮らし。3人兄弟は、丘の上にある小さな石造りの家に暮らしていた。最後のお客が来たのはもう12年前。その時とて、仕事としては成り立たなかった。何がいけないのだろう。イロイロ工夫をこらす姿が笑いを誘う。そしてようやく技をいかすべく、ようやくやってきたお客様のハンネ婆さんが一筋縄では死にません。そして、笑いと涙をそそるエンディングがすてきです。 読後感がとってもほかほか。悪を語る善をスズキコージさんがほのぼのとブラックに描いてます。
さぶい、さぶい。今朝は雪かと見間違うくらい、外が霜でまっしろ。
▼子どもたちが借りてきたビデオですきやきを食べるシーンがあり、それに刺激を受けて、「よし週末はすきやきだ!」とつれあいがはりきってくれた。週末は子どもたちがそれぞれに絵日記や作文を書く宿題があり、題材にもなるということで、朝起きてから「今日はすきやきだなあ」とわくわくしていた。
▼必要なものをネットで調べ、オージー牛肉、しらたき、ねぎ、生しいたけ、麩、焼き豆腐を準備した。夕方、さぁ、すきやきの時間だと、材料をそろえるのを待ち、まず牛脂をとかし、肉を焼く。いいにおい。それから野菜を少しずついれて、卵をつけながら食べる。うまい、うまい。たっぷりジュージュー焼きながらおいしく食す。あぁ、おいしかった!
▼今日は柔道の日なのであっさりと。江島雅歌さんレシピで、にんじんすりおろしスパゲティ。にんじんをたっぷりすりおろし、オルチョできざんだハムと一緒に炒め、塩とケチャップで味付け。それをスパゲティにからめる。皮をむいたにんじんがいいにおい! とっても美味にできました。
▼昨晩は、冷やご飯があったのでレタスチャーハン。シンプルに味付けしたチャーハンに千切りにしたレタスをちらし、甘酢あんをかけて食べる。クリームコーンスープとツナポテサラダを添えて。予想以上に家族に好評なチャーハンだった。
▼その前の晩は柔道の日でやっぱりあっさりと、山菜おろしそばをつくる。家ではもうざるそばは食べない寒さになってきました。この日も熱々をはふはふして食べました。
![]() ▼やまねこ翻訳クラブの賞速報で、2005年カナダ総督文学賞の受賞作を知る。公式サイトでの発表はこちら→■ ▼絵の部門(Children's Illustration)での受賞作〈英語〉は"Imagine a Day" by Rob Gonsalves (text by Sarah L.Thomson) ▼ちょうど、同じコンビ作家による『終わらない夜』(ほるぷ出版)を子どもたちに読んでいたので、今晩また読んでみた。まんなかの子が絵の雰囲気を気に入ったらしく、小学校で習い覚えたひらがなばかりの文字をたどたどしくひとりでも読んでいた。 ▼今日またこれを読むよと持ち出すと「あ、知ってるよ。夜の絵本だ」と3人がじっくり聞いている。少し声を小さめにひそやかに読むとより絵と詩の空気が出るようで、「なんだかドキドキするね」と言っていた子どもたち。この絵本は物語ではなく、一枚一枚の絵にインスピレーションされた詩が組み合わされている。絵と詩、それぞれが魅力をひきたていて、独特の雰囲気。子どもたちも何かわからないけど、ひかれているようだ。 |
スキャンダルという言葉にはどうも人の耳をピンとたてさせる力がある。なになに? なにがあったの? 下世話なことと思いつつ、聞いてみるとやっぱり聞かなくてもよかったなと勝手なことも思うのだが。
書名『あるスキャンダルについての覚え書き』(ゾーイ・ヘラー 栗原百代訳 ランダムハウス講談社)も、好奇心をそそる響きがあり、帯がまたその好奇心を後押ししてくれる。
物語を語るのは教師生活を21年送ったあと退職したバーバラ、覚え書きの主人公はシバ、42歳の陶芸教師。教え子の少年との“不適切な関係”により、シバは家族から離れ、バーバラと避難生活をおくる。バーバラはシバに、なぜそんなことになったのかと、聞き出したことを書き留め「これは私の物語ではない」とことわりをつけ、語りはじめた……。
何が書かれているのかという好奇心は、しだいにゾクッとする怖いに変わった。バーバラはシバの事を書きつつ、書かれることで見えてくるのはバーバラの深層だ。バーバラが自分自身であらんがための、意識的であり無意識である支配力を行使する姿は怖い。その怖さは身に覚えのある怖さだ。この支配力が時に蜜の味だということを、少なくない人たちが知っている。
▼鉄砲汁をつくろうと、花咲き蟹を買って冷凍庫にいれておいた。大根と人参をせんぎりにし、一番だしで煮立たせ、そこに蟹をいれる。赤みそと白みそをあわせてできあがり。しあげに冷蔵庫にあった三つ葉をちらす。んまーい。コクのある味、海の味、こういう汁は大好物なのです。子どもたち、蟹の身をこそげおとすように食べて肝心の汁をなかなか飲まない。こそげおとした身をちゅーちゅーすっている。はやくのんでみてよーと思わずせかしてしまう。
▼帰宅してつれあいも喜ぶかなぁとわくわくしたのだが、彼は冷凍庫にカニを見た時から鉄砲汁になるんだと予想していたので、あぁ今日だったんだと淡々と食す。
▼それが前の晩。次の日にささみで青椒牛肉絲をつくったら、こちらは「おいしい!」と感動してくれた。子どもたちは、久しぶりに買ったきゅうりでつくった酢の物に夢中。みなさん、私の予想とちょっとはずれた反応でおもしろかった。
▼昨夜はちぃちゃんの少しだけ早い誕生日パーティ。つれあいは、その前夜に飲み会が入っていて、日曜日はなかなか起きられず午前中ずっと寝ていた。おーい、お昼になるよと起こして、ようやく買い物へ。おもちゃやさんで、ちぃちゃんに選んでもらうが、なかなか決まらず、音の出るペンタッチで字を書ける手帳もどきとポケットつきのポシェット(ちぃちゃんはポケットをトケッポと発音するので、トケッポついてる、やったぁと喜んでいた)を。お兄ちゃんたちは便乗しておねだりして、カードを買うことに。ちぃちゃんも欲しがり、結局3人にカードを買うことになった。
▼いちごののっているホールケーキを買ってから、夕食の買い出しを。つれあいはオードブル風につくりたいと考え、チラシのオードブルで何がもりつけられているか研究(大げさ)し、イカリングのフライ、ウィンナー、鶏のからあげをレタスにしいて、スパゲティサラダをつくり、ミニトマト、ゆで卵のスライスで彩りを添える。私はお豆ごはんを炊いた。はまぐりをお汁に。一番だして丁寧にだしをとり三つ葉をちらす。子どもたちはノンアルコールの色つき炭酸水、大人はビールで乾杯。ちぃちゃんはずっとうれしそうにハッピー・バースデー♪とうたっていた。
▼今朝、ちぃちゃんに「きのうはごちそうだったね、おとうさんいっぱいつくったね」と私が言うと「うん、おさかなおいしかった!」 なぜか昨日の朝に食べた、その前の日に子どもたちが焼いてきた秋刀魚の残り(とはいえ、ちぃちゃん一尾まるまる食べたけれど)のこと。なぜ魚の印象が強いのだろう。つれあいに話したら笑っていた。
▼今日は月に一度ある子どもたちのどよう自遊広場の日。10時から3時まで、ファミリーファームという自然いっぱいのところで遊んでくるのだ。お昼ご飯もスタッフの大人と子どもたちでつくるので、家から持っていくのは、お箸やお椀、お皿、スプーンにフォーク、コップ。あとは着替え、お茶をいれた水筒など。
▼家からは離れているので、現地までは保護者が送迎する。迎えに行く時とまっさきに、お昼ご飯のメニューを聞く。今日はキノコ汁、キノコご飯、秋刀魚、さつまいもをふかしたもの。おいしかったよ!といつもおいしそうに教えてくれる。薪を使ったようで、子どもたちから、薪をいぶしたよいにおいがしていた。これは家の庭で石釜料理した時にもみんなの体につくにおい。
▼この広場に参加しない私とつれあい、そしてちぃちゃんはラーメンやさんでラーメンとチャーハンを食べた。お兄ちゃんについていきたくてぐずったちぃちゃんも、「ラーメン好き!」と機嫌がなおる。もうすぐお誕生日のちぃちゃんは、顔見知りのラーメンやさんご夫妻からも「楽しい誕生日をね」と言ってもらえて、しきりに照れていたけれど、しっかり指を4本にして見せていた。
▼くだもの好きの子どもたちが、帰宅したら玄関においしい蜜柑の箱を発見して「わーい!」と大喜びしていた。そう、今日は甘くておいしい蜜柑が愛媛から届けられたのだ。大人もわーい、わーいとぱくりぱくりと堪能。玄関に行くと、みな蜜柑をもって部屋にもどっている。
![]() |
▼『サイレントボーイ』を刊行しているアンドリュース・プレスが先月末、コンシャス プレスに社名変更。社名と同じ雑誌も創刊している。創刊号コンテンツの記事を書いているキヨズ・キッチンにはいつか行ってみたいなと思っていた所なので、雑誌にも興味が。週末、書店で探してみてなかったらオンラインで注文してみよう。 ▼雑誌といえば、農文協も来月に新雑誌「うかたま」が刊行される。農文協ファンで田舎の本屋さん会員でもあるので定期購読してみようかな。(*追記:うかたま届く) ▼「飛ぶ教室」も3号が出ている。 ▼講談社の「群像」12月号、高橋源一郎+山田詠美+車谷長吉インタビューは一読の価値あり。オススメ。思わずふきだしてしまうでせう。 |
![]() |
![]() |
![]() |
|
▼『みみずくと3びきのこねこ』は現在は入手できるようになって、すりすりしたくなる絵本。3人の子どもたちが全員一致で楽しむ絵本です。『アメリカの高校生が学ぶ経済学』出たばかりで、現在取り扱いできないのは重版中なのかしら。読みたい。『吸血鬼の花よめ』、ブルガリアの昔話が文庫になった。『かなしき女王』、おぉ出た! | ||
![]() |
![]() |
![]() |
ちぃちゃんがここのところ、ずっと「かっぱ かっぱ かっぱ」と言っているので、「これのこと?」と本を渡すと「あ、うちにもあるんだ! そうこれこれ」と、「かっぱ かっぱ かっぱ」と言っている。まだ字が読めないので、耳に聞いた(おそらく園で)ものを、それらしく読んでいる。
そうかと思えば、居間からきれいに見える月をみて「あ、おつきさまだー」といつものように「おつきさま えらいの かがみのようになったり~」と歌い出した。もうすぐ誕生日を迎えるちぃちゃん、言葉がどんどん増えている。
今日の夕ご飯は、ひじき寿司ごはん、おみそ汁(芋と芹)、生湯葉を刺身風に、塩ぱらっといれてふっくら焼いた卵焼きに玄蕃蔵をたらりとかけて。
▼子どもの本だよりで紹介した絵本2冊を、昨晩読んだ。リーセ・マニケの『運命の王子』とA・ラマチャンドランの『ヒマラヤのふえ』。昔話を読むと、上の子が必ず「これ、ほんとうにあったこと? ほんとうにあったって言ってるよ」と聞いてくる。「そうだね、話の中でそう言ってるね」と答えになっているようななっていないようなことを私は言うだけなのだけど、この不思議な話が本当にあったことなのかどうか、いつも深く関心があるようだ。
▼ちびちゃんは『なんでもふたつ』という中国の昔話を再話した絵本を気に入っている。借りてきた新刊絵本を数冊読んで、この絵本を読むとほかのをぜーんぶ「これもおもしろくない、これもおもしろくない」と言い「これだけおもしろかった」と言っていた。お兄ちゃんたちは「ひどいなあ。こっちもおもしろいよ。ちぃちゃんにはまだわかんないんだよ」と絵本をかばっていました。
▼揚げ物を2日つづけてすることは滅多にしないのだけど、昨晩たくさんマッシュポテトをつくり、今日はコロッケにした。タマネギと挽肉をオルチョで炒め、塩胡椒とナツメグ少々。それをポテトと一緒にして小さいコロッケをいくつもつくりました。子どもはコロッケだいすき。それだけで「今日はごちそうだなぁ」とよろこんでくれます。
▼つけあわせは、鮭ときのこの炒め煮。しいたけとしめじを炒めたのですが、まんなかの子が「このきのこはおいしいね」とにこにこして食べていました。ほかは、キャベツとニンジンの千切り。コロッケにはレタスをしき、あとは、ごはんとおみそ汁(小松菜)。
▼ひとつつくったものが次の日に、少し変化をつけて別の料理に展開していけると、なんとなく料理上手になった気持ちになれます。でも、たいてい家族みんなで食べきってしまうので、なかなかしないのですけれど。
竜とわれらの時代
川端裕人 徳間書店
少し前に読了。読むきっかけは『ティラノサウルス』を描かれた方が表紙を担当されていると知って興味をもったことだ。
出だしはのんびりゆったりと、しかしその出だし以外はスピードがあがり様々な展開がいっせいに起こる。ギアをいっきに五速にして読み出す。第一印象で兄弟のどちらが恐竜をきっかけに世界に出て行くのだろうと予想し、こちらの方かなと想像したのははずれ。なるほど、こちらだったのかと余韻にひたることもなく、とにかく物語はぐいぐい前進していく。兄弟だけの物語ではなく、兄弟の親、祖母と何世代かに渡って語られる物語、彼らが住んでいた小さな村でのまち起こしにつながる恐竜、そして研究していく世界でのまた別の物語。複数のストーリーが重なり合い、緊張感の続く読みが続く。なるほど、ラストはこうか。
ひとつのことを掘り下げるのではなく、もちろん世の中は複数の事柄が同時進行するのだから、そういう意味ではごく自然に、兄弟それぞれの生活を軸に、恐竜の発掘、学会社会、小さな村社会では必須(?)項目の村おこしまでもりこまれている。そのふんだんさに、ちょっと肩に力が入って読みきった。ラストもその先がみえるような、まだまだ続くような、含みのある終わりになっている。読んでいる間は、さまざまなアクシデントにふりまわされるように読み、あちこちにふりまわされたその感覚を楽しんだ。そし読了したいまは、彼らのその後を知りたくなっている。あの夫婦はどんな風に年をとっていくのだろうとか、あの子どもはどんな成長をとげるのだろうとかと。
▼生活クラブの注文票からはじめて「長崎炒麺」を購入したのが届き、この週末は冷凍庫にあるエビやイカをつかってつくろうとわくわくしていた。あたらしもの好きのつれあいも、この「炒麺」の箱をみつけて具材をじっと見つめている。「もやしもいるぞ」とのりきになってきたので、ここはお願いしようと箱を渡す。家になかった豚肉、もやしを買い足してお昼につくってもらう。パリパリの揚げ麺にとろーりスープをかける。おいしいなぁ。家で揚げ麺をつくることがほとんどないので、子どもたちもパリパリしてるけど、とけてきて(?)やわらかくなるねぇと、おいしそうだった。
▼週末はたいていつれあいがお昼をつくり、時には夕ご飯もなのだけど、この日はつれあいご所望の市販のマツタケご飯の素をつかってご飯を炊き、おみそ汁(めかぶ、豆腐)、大根の浅漬け(栗城さんの大根はやっぱりおいしい)、水菜とレタスとミニトマト(庭の)サラダ、ブロッコリーのナムル風を添えて私が準備した。ものすごい勢いでごはんを食べ終わり、毎日満腹。
marginaliaサイトで教えていただいた絵本。今年のネスレ児童書賞、5歳以下のショートリストされているという書き込みと表紙のインパクトから注文してみたら大ヒット。入れ子のような構造に遊び心をつめているエンターテインメントブックに仕上げられてます。入れ子のひとつに読み手も入っている仕組みは、絵本との距離をぐぐっと縮めてくれる、その遊びがツボ。最後のオチのオチは、大きな寄り道でありこういうのもアリだなぁと思わせてくれるのです。来年でる絵本も教えていただき、刊行がとっても待ち遠しくなってます。 | |
▼たっぷり餃子を食べたい時はやはり家でつくるのが一番、なので久しぶりに夕方の早い時間からせっせと仕込む。スーパーで安売りのイナダを刺身にしてもらったので、それと餃子が夕ご飯。
▼イナダのアラも持ち帰り、こちらはつれあいがアラ汁をつくってくれた。うまい汁にしあがり、子どもたちはアラの身もこそげとるように食べていた。美味!
▼食欲の秋とはいえ、たっぷり餃子も食べ、アラ汁も飲み、イナダの刺身も食べたので、またもおなかポンポン状態。今週と来週は学校に行こうというフリーデー週間なので、せめてもの運動をと往路を徒歩にしているが、運動がかえってまた食欲をうながしているような。。。
▼8月にポストしたちくま文庫復刊リクエストの結果が公開されている。→■
▼リクエストしたもので入っているのは、
・『妖精詩集』(W.デ・ラ・メア 荒俣宏訳)
・『骨董屋』(C.ディケンズ 北川悌二訳)
・『
短篇集 妖精族のむすめ』(ダンセイニ 荒俣宏編訳)
今月には出るのかな、楽しみ。
▼そしてこのちくま文庫を購入すると、解説をセレクトした『限定版ちくま文庫』がもらえるようで、これもおもしろそう。
▼11月は岩波文庫の秋の重版もあります。目がとまったのはこの2冊。
・『わらべうた―― 日本の伝承童謡』(町田 嘉章,浅野 建二編)
・『朝鮮童謡選』(金 素 雲 訳編)
どちらもすでに持っているけれど、『朝鮮童謡選』は待ちきれなくて古書で入手したもの。ついまた買ってしまおうかと思ってしまうなぁ。
最近のコメント