ゆくとし くるとし
ゆびをもれるすなのように
くずれさっていったつきひよ
ときのくるまは
しずかにめぐり
くたかけのひとこえ
るびいのとさかふるわせて
とこしえにかわらぬ
しんねんの ごあいさつ
矢川澄子・詩「はる なつ あき ふゆ」(福音館書店)より
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ゆびをもれるすなのように
くずれさっていったつきひよ
ときのくるまは
しずかにめぐり
くたかけのひとこえ
るびいのとさかふるわせて
とこしえにかわらぬ
しんねんの ごあいさつ
矢川澄子・詩「はる なつ あき ふゆ」(福音館書店)より
▼なんとか今朝は起きられて朝ご飯も食べられた。つれあいがキャベツを炒め、ウィンナーを焼いて目玉焼きをつくってくれた。プラスごはんとわかめスープ(セロリと玉葱入り)。ありがとう。「ひとがつくったご飯はうまいべー」とつれあいが自慢気に言う。「そのとおりでございます」
▼でも病み上がりの体なので、ぼちぼちと動く。のどあめを3種類も買ってきてくれたので、交互になめながら、ちょっぴり年越し食材の買い出しや飲み物(ハートランド1ケースと日本酒1升)を求めた。
▼お昼はつれあいがラーメンをつくってくれ、それを食べて、今年最後の生活クラブの食材を受け取り、食費が予算を超していたので少しびっくりしつつ、せっせと冷凍庫や冷蔵庫にしまう。
▼昨日ほんの少しだけ書いた年賀状の続きを。つれあいの強力なプッシュでようやくというか、いまさらながらデータベースに住所をいれながら印刷をはじめた。当然、まだ終わらない。明日また出せるけれど、とうてい元旦につくのは無理そう。ごめんなさい、明日またがんばります。
▼合間にちょっぴり調べ物で"Angels and Wild Things"を読んでみる。センダックは深くておもしろい。
▼夜はいただきものかつおのお刺身(薬味のしょうがのすりおろしとにんにくスライスで食べておいしかった)、おみそ汁(ほうれん草となめこ)とかずのこのおかかあえ、五分つきごはんすべてをつれあいが準備。私はその合間にせっせと年賀状をつくる。
▼あとは明日。今日はこれでおやすみなさい。
▼まだ体調もどらず、今朝はつれあいがごはんを炊いてくれたものの、起きられなかったので、子どもたちが自分たちでホットケーキを焼いていた。昼はつれあいがうどんを作りに寄ってくれた、ありがとう。とろとろと一日眠る。
▼午後、ようやく少し起きられるようになり、ポストに入っていたうれしい郵便物の報告をしたあと、部屋中ひっくりかえった汚さに、子どもたちを叱咤激励して片づけしてもらう。茶碗洗いと洗濯をして、子どもが朝煎れてくれた珈琲をあっためて飲む。
▼まんなかの子と下のちびちゃんが交互に枕元で『ももたろう』を読んでくれた。ちびちゃんは、絵を見て自分の言葉で、まんなかの子はゆびで文字を追いながら読んでいて、長くなってくると、「ここは読まなくていい?」と省略しながら読んでくれた。絵を見てお話を聞けるのはいいなぁ。
▼風邪をひいてしまったので、年賀状つくりもままならず、子どもたちにごはんを食べさせる以外はなるべくやすんでいた一日。子どもたちは元気いっぱいで、雪合戦やそり遊びで外遊びを楽しみ、長靴も上着もびしょびしょにして帰ってきた。なんとか朝ご飯(納豆とごはんと海苔と梅干し)と昼ご飯(きつねうどん)を準備して、私は玉子豆腐おかゆを食す。
▼体調がよければ昨日読了したすごくおもしろいノンフィクションについて書きたかったけれど、今日は別のことを。
▼先月、小学校6年生の作家志望の子ども達3人と話をする機会があった。そこでどんな本を読んでいるかの話題ででたのが「スパイダーウィック家」シリーズ。シリーズ全部読んでいるという。トニー・ディテルリッジの絵は非常に惹かれるものがあり、作者名より画家名でこのシリーズは気になっていたのだけれど未読だった。手元でじっくりみるとやっぱりこの絵はおもしろい。物語の展開はゆっくりなのだけれど、惹きつけられる気持ちがわかる。お値段も手頃。子どもたちも、表紙絵にはずいぶんくいつき方に違いがでる。ということで、布団の中でゆっくり読んでいるシリーズです。これから3巻目を読むところ。
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▼おそらく今年最後になる新刊を今日読ませていただいた。とてもよかった。できれば明日感想を書きたい。
▼いそがしい日まで待っていてくれたかのように、体にするっと風邪菌が入ったようで、のどがはれてきてしまった。ちょっとスピードゆるむが、体力回復をプライオリティの1番にもってきて年を越さなくちゃ。
▼昨日はバテてしまったので、五分つきごはんとお鍋(肉だんご、春雨、しいたけ、小松菜をしいたけのもどし汁+鶏ガラスープの出汁)。今日は大根サラダとシチュー。少しだけ残っていた蕪やキャベツもいれて野菜もりだくさんにしてみました。
▼最後の書評を送信完了。いつもながら書き出すまでに時間がかかり、苦しみながらなんとか書き上げた、ほっ。
▼さぁ、明日は年賀状をつくって、明後日から掃除をしよう。部屋中ほこりだらけだ。うぅ。
▼雪はまた強くなってきている。除雪もぼちぼちがんばろう、おー。
▼子どもたちにとって楽しみ続きの3連休。つれあいの会社見学会でクリスマス・バイキング+プレゼント付きを楽しみ、次の日はお友達の家でクリスマス会をし、まんなかの子は学童でもクリスマス会が週末にあった。これで、一日一行日記に書くことに事欠かず。
▼親戚や祖母からのクリスマス・プレゼントも届き、サンタさんもやってきて、子どもたちは大興奮の今朝。プレゼントでひとしきり遊んだあと、最後にはまったのが「碁」。まずは、大人ふたりで説明書を読みながらぽつぽつと一局をうつ。すぐにはのみこめないので、たぶんいろいろ間違っているとは思うのだけど、なかなかおもしろい。
▼それをみていた上の子が興味を示しやりだした。案の定(?)私より上達が早そうで、つれあいともいい感じでやっていた。一局がどうしても長いので、まんなかの子も挑戦したけれど、途中で飽きてしまった。はまった上の子は「だれかー、碁をやろうよぉ」と相手探しをし、パソコンで碁のソフトもダウンロードしてみた。
▼でも、私もつれあいも(上の子も)陣地のとりかたなど、わからないことが多く、これから少し勉強してみなくちゃ、と思っているところ。
最後の読むべき本を読了。ふぅ。まだ書くことが残っているけれど、読めたことですごい安堵感がありました。本を読むことも、そして書くことも、1ページめを開き、物語に入り込むまでは読み終わるのだろうかと、説明のつかない緊張があるのですが、最後のページまで読むと、あぁこの本も読み終えられたとほっとします。同じように書くときも、まったく何もひらめかなかったらどうしようという、緊張と不安が押し寄せます、が、書くのは来週。しばし脳みその中で、物語を反芻します。
わぁい、でました! というかでます!
『どうぶつに
ふくを
きせてはいけません』
ジュディ・バレット文 ロン・バレット画 ふしみみさを訳 朔北社
ナンセンスたっぷりの大笑い絵本。
まじめにまじめに笑いを誘います。
タイトルにあるように、動物たちに服を着せてはいけないと主張します。
そして主張の根拠をしごくまじめて語るのです。
たとえば、
どうぶつにふくをきせてはいけません
ひつじは
あせだくになるし、ブタは
ひどく たべこぼすし、
なのです。
その根拠にもとづく絵がすごくいいんです。
ひつじは、舌をだして汗だくですし、
ブタなんて、食べ過ぎて食べ過ぎて目がどこかに飛んでます。
動物の表情と服装をみるとぷぷぷぷっと笑わずにはいられない。
作者コンビは『くもりときどきミートボール』(ほるぷ出版)をつくった2人。
それと、もうひとつ、この表紙画像にはうつっていませんが、絵本の帯のかわりにつけれらたオリジナルシールがすごくいいんです。タイトルをクリックすると出版社サイトに飛びますぜひチェックを。どこまでもノンセンスなのがとってもすてき。
▼今日は家族で温泉三昧。車で1時間ほどの山道をゆき、露天風呂を堪能してきました。雪景色をみながら熱いお湯にひたるのは至福でする。
▼夕ご飯は、根菜ささがき鍋。ごぼう、にんじんをささがきにしたものを醤油味の出汁で煮立て、豚しゃぶをいれて食べます。長ネギをちらして食べるのですが、おいしかったぁ。
▼温泉は休憩しながら2回ほど入ったのですが、そのあいだに「四季の味」をじっくり読みました。これを読むと鍋が食べたくなり、夕ご飯は鍋になったのでした。今江祥智さんの連載も終わったので本になるかな。この方は食べ物の描写がことのほかうまい。群馬のすっぽん鍋、食べに行きたい、泊まりたい。
▼今月はたのしみにしていた「四季の味」(43号)の新刊が出る月。るるん。
▼表紙の料理をみるのがまず楽しみ。今号は藤沢蕪の水キムチが色鮮やかに角皿にのっています。んー、おいしそう。
▼手作りの酒肴にのっていた「柚子大根」、色あいも美しくおいしそう。よしつくってみようっと。読者投稿では「イカと突き大根の鍋」、「ウィーンの思い出ポテトサラダ」をまねしてみたい。
▼連載小説や巻末の随筆はこれからのお楽しみ。
2002年度カーネギー賞ロングリスト作品、ジュリア・ジャーマンの『幽霊(ゴースト)からのメッセージ 9番教室のなぞ』(ふなとよし子訳 松柏社)を読みました。ディスレクシアの少年、フランキーが主人公。読み書き困難を伴うこの障害は、学校でもなかなか理解できず、母親はフランキーを守るためよりよい学校を求めて転校を繰り返します。新しい学校は、フランキーによい体制をつくり支援していきたいと母親に約束するのですが、理解のある先生が1週間ほど怪我で入院することになり、代わりの先生がフランキーのクラスにつくことに。案の定、フランキーはただの頭の悪い子、努力のしない子とその先生から冷たい仕打ちを受け……。
学校にはつきものの幽霊物語がこの話のもうひとつの伏線です。ディスレクシアだからこそ、幽霊物語の深層をつかむことができる。フランキーはどうやってその幽霊のなぞにたどりつけるのでしょう。
脳機能の中ででも聴覚障害や視覚記憶など、読み書きのための情報処理機能がうまく働かず、その結果として、読みや文字の形、スペリングなどの学習が難しくなると考えられています。今日、このディスレクシアは、学習障害(LD)の読字障害のひとつとして、LDの中心をなすものです。
解説・推薦を書かれた東京学芸大学の小池教授が、巻末にこのようにディスレクシアについて説明しています。
エイダン・チェインバーズがいうように、物語はメッセージのためにあるのではありません。フランキーの物語もまずフランキーありきです。ミステリ仕立ての緊張感がリアリティもって伝わってきて、読者をひっぱります。ジュリア・ジャーマンの作品で邦訳されたものに『ハングマンゲーム』(橋本 知香訳 偕成社)があり、こちらもいじめをテーマに物語そのものを読ませますが、この作者はほんとうに優れたリアリズムの紡ぎ手だと思います。
さて、この本よかった!と別の場所で書いたところ、すぐさま本読みの友人が「『タトゥーママ』(ジャクリーン・ウィルソン作 小竹由美子訳 偕成社)の主人公もディレクシアだったよね」とコメントをくれました。昨晩読み返してみると、確かに。なるほど、この主人公ドルフィンは絵を描く才能に秀でているのですが、『9番教室のなぞ』を読んでとても納得できました。上述の小池教授も「ディスレクシアの子どもには並外れた才能が隠れている場合が多いようです」と書かれています。ウィルソンもうまくすくいとって物語を紡いでいて、思いがけない楽しい再読でした。
そしてそして昨日発表されたネスレ子どもの本賞でも、9歳から11歳のカテゴリーで金賞をとった作品 "I, Coriander" の作者、Sally Gardner もディスレクシアです。自分の名前もどうしても綴ることができず、いまのSallyに改名したという Gardner。舞台芸術の仕事をしながら、絵本も描いてきた彼女がはじめて挿画も文章もひとりでつくった物語で、今回金賞を受賞したのです。現在53歳の Gardner は子ども時代、やはり上で紹介した物語のフランキーのように、いやな思いをたくさんしたそうです。しかし、Guardian 誌の記事によるとこの物語もまた、作者ならではの視点で世界をみせてくれるおもしろいものになっているようで、読んでみたくなりました。marginalia さんのブログでポストされている記事もおすすめ。
ネスレ子どもの本賞の受賞作リストはやまねこ翻訳クラブサイト(海外児童文学賞の速報)からどうぞ。
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▼昨日は、白菜のミルク煮、お好み焼き、豚汁、かぶの浅漬け、五分つきごはん。白菜をとろっと煮込んでからだがあったまりました。かぶもこの季節は甘くてほんとうにおいしい。
▼今晩は、ひじきとごぼうのきんぴら、野菜たっぷり(タマネギ、わさび菜、にんじん)マカロニサラダ、豚こまの生姜焼き、昨日の残りの白菜ミルク煮、おみそ汁(じゃがいも、せり)、五分つきごはん。おかずたっぷりで、みんなおなかいっぱい。食後は柿とみかん、番茶。外は寒いけれど、家の中はぽかぽかです。
▼今日は課題本2冊読了。どちらもすごくよくていい時間を過ごせました。
▼クリスマスカードをせめて妹には送らなくてはと思うのだけど、心ひかれるカードに出会えずいまにいたっているが、いいかげん見つけて送ろうというのが明日の第一目標。
▼第二目標は、保護者会関係の今年最後の仕事があがってくるので、なんとか明日それもまとめて発送すること。
▼クリスマスに向けての絵本紹介を少しすすめることが第三目標、たとえ数冊でも。
▼この週末にシュトレーンがとどき、大きなリースも届いた。どちらも大好きな人からの贈り物。リースを飾るのは久しぶりですごくうれしい。
▼今日のお昼、上の2人にはお弁当を準備。「グラタンいれてね」とまんなかの子がリクエストしてきたので、ゆで卵のグラタン風をいれ、「ウィンナーは4つあるといいなぁ」というので、こちらも希望をとりいれ、あとは、ほうれんそうのごまあえ、白菜の浅漬け、ハッシュドポテトをいれ、デザートは柿を切ったものをいれ、おにぎり2つとあったかい麦茶でお弁当のできあがり。
▼いいなぁ、いいなぁと言うちびちゃん。おみやげのパン3つが今日のお昼ご飯、飲み物は豆乳でデザートはみかんでした。大人は秘密の買い物をしなくてはいけないので、昼食はテキトー。
▼夕ご飯は、あなごの天ぷらをつれあいが揚げ、私がごはんを炊き、おみそ汁をつくりました。大根と大根葉のおみそ汁、わさび菜のツナサラダ、冷や奴。サラダわさび菜は初めて見た野菜で、ちりちりしていて春菊かと思ったくらいです、さっとゆでてマヨネーズであえたツナをかけて食べました。さっぱりおいしく、子どもたちもパクパク。
▼フィリップ・クローデルの『リンさんの小さな子』を読了。言葉を発することなく、静かにねむっているか食べているか、そのやわらかな体温をもつ赤ん坊がリンさんの生きるよすがである。リンさんと赤ん坊の生活に、友が加わり、そして……。各国ででている本書だが、表紙画を著者のクローデルが描いたのを用いているのは日本版のみらしい。原書を読んだ編集者が、そこに著者の描いた蝶に気づき、絵を描いてもらえるきっかけになったとのこと。読み終わって表紙の絵をふたたび見ると、リンさんの体温を感じるかのようだった。
▼届きました! 農文協らしさをもち、そこにオシャレ度が加わってやさしい雰囲気の雑誌です。
▼スローな生活を心がけようという生活雑誌が複数でていますが、この「うかたま」は広告ページも少なく、載っている広告も富士山のふもとでお茶を作っている人の手書き文字広告だったり、国産無農薬の三尺バナナだったりと、他ではあまりみない、でもおもしろそうでおいしそうな広告が載っています。
▼特集のおもちはおいしそう。ここ会津のおそばやさんも、おもちがメニューに入っているところもあり、私もこちらに来てからよく食べるようになったと思います。また、物産展など地域の食材が出展するところでは、常連の農家の方たちがきねとうすでつきたてもちを食べさせてくれます。うちの子どもたちは、そのおもちつきをいつもじーーーっと観察して「あー、おもしろかった!」と言っているのを思い出しました。
▼四季の食べ物づくりでも、簡単ではないけれど知っていたらうれしいなぁと思う「いずし」が載っていました。道産子の私はなつかしく、こうやってつくるのかと新鮮にも思え、いつかつくってみたいと思っているところ。
▼操体法も紹介されていました。京都の友人はこの道のプロなので、最近は数年に一度しか会えないけれど、会うといつも体をほぐしてもらってました。知っている体操がのっていてうれしい。
▼つくってみたいなと思っているのは、根菜類のおいしい食べ方として「ごぼうのサムゲタン風おかゆスープ」。なるほど、鶏一羽まるごと入手するのは、なかなかむずかしいけれど、手羽先なら簡単に手に入ります。これはつくってみなくては。
▼江島雅歌さんのおやつも滋味な感じ。きせつの道具紹介の湯たんぽ、いま毎日これのお世話になっているので、親しみをこめて見入ってしまいます。
▼朝ごはんの話をいろいろな方から聞いたものも読みごたえがあり、「あまり神経質に無農薬や有機野菜にこだわってきゅうきゅうとするよりも、食の原体験を子どもにさせてあげるのが大事では」という話には納得。
▼ということで、あー楽しい。また読もうっと。
▼一昨日の夕ご飯は、白菜スープ、麻婆豆腐、五分つきごはん、大根ツナサラダ。白菜も大根も今の季節はみずみずしくて、まな板でトントンと切ったあと、生のまま少し味見してしまう。しゃきしゃきしておいしい、しあわせ。麻婆豆腐をつくろうと思ったら、挽肉がなかったので、スライス豚肉をフードプロセッサーで挽肉にした。こうするといつもの挽肉よりおいしく思える。
▼昨晩は柔道の日なので軽めに丼ものを。舞茸、エリンギ、豚肉を塩こしょうで炒めて、みりんを少しいれる。子どもたち用に、この日は大人もちぃちゃんもみな軽めの夕食。
▼いま、「うかたま」創刊号が届くのをまっているのですが、それに関してうれしいことがありました。このブログを読まれた方が興味をもってくださり、定期購読を決められたそうです。わぁい。ありがとうございます。
▼玄関がぐちゃぐちゃになっていたのをようやく片づけました。ふぅ。子どもたちが帰ってきて「わぁ、きれいになった。2階も?」と2人が聞くのだけど、2階はいまそれほどきたなくないと思うのだけど。
▼ちぃちゃんも帰ってきて、玄関がきれいなのに感動してくれて、つれあいが帰ってきた時に、「びっくりした?」と何度も聞き、家に入ったつれあいにもう一度玄関を見せていた。うー、よろこんでくれるのはうれしいが、やっぱりそこまでぐちゃぐちゃだったのか。
▼一番の変化は箱買いしているじゃがいもやタマネギを、野菜棚にしまったことだと思います。それだけで玄関が広くなりました、もっと早くそうしようと思っていても、なかなかできず、天気がよかったので気持ちをひきたたせて行動にふみきった(おおげさ)のです。あー、よかった。
▼昨晩は3人それぞれ1冊選び、じゃんけんで読む順番を決めた。
▼『ひとまねこざる』を選んだのはまんなかの子。1ページを読み始めたら、『サリーのこけももつみ』を選んだ上の子が「あ、やっぱりこっちにする」と同じくジョージシリーズに変更した。ジョージの行動ひとつひとつがおもしろく、大笑いしながら聞いていた。このくらいの長さだと飽きてしまうちびちゃんも、おもしろがっていた。
▼『ティッチ』を選んだのはちびちゃん。「ちぃちゃんマークがあるからね」とにっこり。3人きょうだいそれぞれ、自分に置き換えて聞いているようで、最後に葉っぱがぐんぐんのびるところはみなうれしそう。
▼『ひとまねこざる びょういんへいく』。「やっぱりこっちにしてよかった」と言っていた上の子。じょーじのすることなすことが、波紋をよぶところはまさに子どもの行動。でも、悪気はなくただおもしろいかなぁとか、だめと言われたことを忘れたりとか、これも小さい子どもなんだよなぁ。でもかわいいからゆるせてしまうのだ。
▼どの絵本も楽しく読んで、ふさぎ気味だった私も気持ちがゆるゆるした。つれあいも心配してビールを買って帰ってきてくれ、2人で晩酌して就寝しました。
▼気の滅入る事件がつづき、今日は先生の付き添いで子どもたちは集団下校。不安な気持ちは子どもにうつるから、ほがらかにねと呪文のようにつれあいが私に言う、が。
▼せめておいしいごはんをつくろう。楽しい昔話でも読もう。歌でも歌おう。
▼今日のごはんは、五分つきごはん、おみそ汁(セロリ、人参)、はんぺんのチーズ焼き、れんこんつくね、モツ煮すこし、サラダ。れんこんのしゃきしゃき感が美味。子どもたちは、はんぺん焼きも気に入っていた。おなかがあったかくなると、少し気持ちもおちつく。
▼子どもたちは、ちゃんばらごっこでにぎやかに遊んでいる。
▼モツ煮は大好物で、つれあいがいつもおいしくつくってくれる。数週間前にもつくってくれたのをお昼ひとりでばくばく食べてしあわせだった。という話を何度もしたおかげか、スーパーでモツを買い物籠にいれてもらい、夕食に。私は水菜胡麻サラダと大根の浅漬けと野菜スープをつくり、つれあいはモツ煮のほか、せりの卵とじ、イカフライ、鶏の唐揚げをつくった。おかずいっぱいで、にぎやかな食卓。寒くなると、これらがすべて体にくっついて離れないんだろうな。
▼月末月初は「PR誌」がぽつぽつ届く。「未来」の神保町対談をおもしろく読んだ。PR誌ではないけれど、「やかまし村通信」も届く。そうそう「とぶ船」が少年文庫になるのだ。もうハードカバーでもっているので買わなくてもいいのだけど。
▼ホームページビルダーV10届く。うぅ、ついつい惰性(?)でバージョンアップを欠かさずしてしまった。今回はブログ(ココログ、goo、So-net、アメーバ、Livedoor、Autopage、Movable Type)記事の編集や投稿もできるというので、ひとつ試してみたがいまの更新方法が使い慣れているせいか利点を見つけられなかった。
▼野球っぽく遊ぶのがプチブームな子どもたち。風船を小さくふくらませてボールにして、本当は音を出すミュージック・チューブをバットにみたてて家の中で遊んでいた。しかし、このミュージック・チューブは本来の遊びで遊ばれたことがほとんどなく、たいていは剣かバットもどきだ。
▼今日は一日、ぼうぼうと雪が降っていた。ちょうど子どもの送迎で少し小高いところを走ったら、山の木々が真っ白できれい。こんな余裕もまだ除雪が本格的ではないから。
▼「ウィスキー」をDVDレンタルしてみる。アキ・カウリスマキの映画のようだった。淡々としてときどきおかしい。
▼夜はずわい蟹鍋。白菜や大根、にんじん、しめじ、ねぎ、豆腐たっぷりいれて、おいしかった。子どもたちは、蟹に夢中で最後までちゅーちゅすうように食べていた。残った汁でうどんを食べる、こちらも美味。
『うたの心に生きた人々』は1967年にさ・え・ら書房で刊行されたあと、1994年にちくま文庫に収録。1999年に童話屋から分冊で刊行されています。最初の形では、与謝野晶子、高村光太郎、山之口貘、金子光晴の詩人像が描かれているので、分冊ではなく1冊の形で読みたいと、ちくま文庫版を古書で入手し読みました。詩人である茨木のり子さんにとって、初めての書き下ろし作品だったとあとがきで書かれています。書かれた当時、存命だったのは金子光晴氏のみ。私は氏の『若葉のうた』がとても好きなのですが、ここに書かれている詩人のなんと破天荒なこと!
若いころはヨーロッパ・東南アジアをさまよい歩き、太平洋戦争中は、信念をつらぬきとおしてすぐれた反戦詩を書きつづけた詩人。
茨木さんは上のように金子氏を紹介しています。莫大な遺産を相続したあと、惜しげもなく鉱山にかけて大損したり、親族の借金に使われたりとさんざんなのですが、骨董商に誘われてヨーロッパへ行き、ベルギーに滞在して原書で詩集を読破してゆくさまが後の詩人に大きな影響を与えていること、結婚後の貧乏海外旅行の様子など、たくましさとスケールの大きさに感嘆しました。
山之口貘氏の生涯もすごい。これを読むと山之口貘の詩をむしょうに読みたくなります。ちくま文庫で刊行される時には、学生時代にこのさ・え・ら書房版を愛読された方が編集を担当されたそうで、これを読んで山之口貘と金子光晴の詩を好きになったそうです。その気持ちがよくわかります。
生涯、貧乏神をふりはらうことができず、借金にせめたてられながらも心はいつも王さまのようにゆうゆうと生きぬいた愛すべき詩人。
博学と無学
あれを読んだか
これを読んだかと
さんざん無学にされてしまった揚句
ぼくはその人にいった
しかしヴァレリーさんでも
ぼくのなんぞ
読んでない筈だ
詩人の伝記では『我が愛する詩人の伝記』(室生犀星著・中公文庫)もおもしろいです。こちらは北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、堀辰雄ほか11名の詩人について書かれています。
▼朝からドキドキするような緊張が続いていたのが夕方にゆるむ。ほっ。うまくいきますように。
▼夕ご飯は、五分つきごはん、マカロニチーズの野菜ポット、キャベツとゆで卵のゴマサラダ。マカロニチーズはひとつの鍋で煮込むだけでつくれるので、お手軽です。小林カツ代さんレシピで、サラダは息子さんレシピ。子どもたちは、お皿をぴかぴかになめるように完食、サラダは大人の私が一番よく食べました。おいしいドレッシングです。
▼子どもはなにせ、マカロニチーズが気に入って、まんなかの子がおかわりはないよという私にこう言いました。「おかあちゃん、今度からつくっている時に味見したら。そしておいしいなと思ったらいまよりたくさんつくって。そうしたらおかわりできるでしょ。わかった?」 決してすくなくない量をつくっているんですけど。
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