ご飯とクローデル
▼今日のお昼、上の2人にはお弁当を準備。「グラタンいれてね」とまんなかの子がリクエストしてきたので、ゆで卵のグラタン風をいれ、「ウィンナーは4つあるといいなぁ」というので、こちらも希望をとりいれ、あとは、ほうれんそうのごまあえ、白菜の浅漬け、ハッシュドポテトをいれ、デザートは柿を切ったものをいれ、おにぎり2つとあったかい麦茶でお弁当のできあがり。
▼いいなぁ、いいなぁと言うちびちゃん。おみやげのパン3つが今日のお昼ご飯、飲み物は豆乳でデザートはみかんでした。大人は秘密の買い物をしなくてはいけないので、昼食はテキトー。
▼夕ご飯は、あなごの天ぷらをつれあいが揚げ、私がごはんを炊き、おみそ汁をつくりました。大根と大根葉のおみそ汁、わさび菜のツナサラダ、冷や奴。サラダわさび菜は初めて見た野菜で、ちりちりしていて春菊かと思ったくらいです、さっとゆでてマヨネーズであえたツナをかけて食べました。さっぱりおいしく、子どもたちもパクパク。
▼フィリップ・クローデルの『リンさんの小さな子』を読了。言葉を発することなく、静かにねむっているか食べているか、そのやわらかな体温をもつ赤ん坊がリンさんの生きるよすがである。リンさんと赤ん坊の生活に、友が加わり、そして……。各国ででている本書だが、表紙画を著者のクローデルが描いたのを用いているのは日本版のみらしい。原書を読んだ編集者が、そこに著者の描いた蝶に気づき、絵を描いてもらえるきっかけになったとのこと。読み終わって表紙の絵をふたたび見ると、リンさんの体温を感じるかのようだった。
コメント