3人の選ぶ絵本
▼昨晩は3人それぞれ1冊選び、じゃんけんで読む順番を決めた。
▼『ひとまねこざる』を選んだのはまんなかの子。1ページを読み始めたら、『サリーのこけももつみ』を選んだ上の子が「あ、やっぱりこっちにする」と同じくジョージシリーズに変更した。ジョージの行動ひとつひとつがおもしろく、大笑いしながら聞いていた。このくらいの長さだと飽きてしまうちびちゃんも、おもしろがっていた。
▼『ティッチ』を選んだのはちびちゃん。「ちぃちゃんマークがあるからね」とにっこり。3人きょうだいそれぞれ、自分に置き換えて聞いているようで、最後に葉っぱがぐんぐんのびるところはみなうれしそう。
▼『ひとまねこざる びょういんへいく』。「やっぱりこっちにしてよかった」と言っていた上の子。じょーじのすることなすことが、波紋をよぶところはまさに子どもの行動。でも、悪気はなくただおもしろいかなぁとか、だめと言われたことを忘れたりとか、これも小さい子どもなんだよなぁ。でもかわいいからゆるせてしまうのだ。
▼どの絵本も楽しく読んで、ふさぎ気味だった私も気持ちがゆるゆるした。つれあいも心配してビールを買って帰ってきてくれ、2人で晩酌して就寝しました。
ほんとだ。いま『絵本を抱えて部屋のすみへ』のその箇所を読み返しました。子どもの時は小心者で楽しめないのがしゃくにさわったとありますね。
私はじょーじだから笑っていられるんですね。
自分の子どもが目の前でこれをすると、笑ってはいられないでしょう(苦笑)。でも、子どもたちは懲りないというか、教訓を得ないというか、すぐさま忘れるんですよね。それは日々の忘れ物につながっていき、とこれは別の話になりますが。
江國さんは大人になって、じょーじをリラックスして読めるようになったと書かれてますが、きむらさんはどうですか。
投稿: さかな | 2005.12.07 09:37
江国香織さんが『絵本を抱えて部屋のすみへ』の中で、
「ひとまねこざる」が粗相をするのを、「ああ、大変な
ことになっちゃたよお、どうしよう、どうしよう」と
思って、安心して読んでいられなかったという、ことを
書かれていましたが、僕も同感でした。なんか心配で、
笑っていられないというか。ロケットに乗る、が好き
だったような気もいたします。
投稿: きむらともお | 2005.12.07 09:16